
「自分のサイトはいくら売れるのだろうか?」と、考えていませんか?
サイト売買では、高く売れるサイトはあります。しかし、残念ながら、安くでしか売れないサイトもあります。
さらに!
実は、私たちが運営しているサイト売買仲介サイト『サイトマ』では、無料査定の70%は「売却できません」とお伝えしています。
また、他のサイト売買仲介サイトを見ても、案件として掲載されているおよそ10%ほどしか売却できていません。
実は、安く売れないどころか、『そもそも売れないサイトが大半』、という驚愕の事実をあなたはご存知でしょうか?
しかし、「せっかくだから、高く売りたい」と思うのが本年ですよね。
そこで、サイト売買仲介サイトを9年運営し、成約数408件、累計売買金額は約15.6億円(2025年6月時点)に達している私たちが、
・サイト売却の相場価格
・売却できるサイト、売却できないサイト
・高値でサイト売却するためのコツ
・サイト売却の成功事例
について、解説してきます。
ぜひとも、参考して、少しでも高く売れるようにしましょう。
【関連記事】「サイト売買おすすめ」と検索している時点で売却は95%失敗します
目次
サイト売却とは
運営中のサイトを商品として売却して運営権を譲渡することを指し、サイトM&Aとも呼ばれます。
アフィリサイトだけでなくポータルサイトやECサイトなどジャンル問わず売買されており、ニーズに刺さればどのようなサイトでも売却できる可能性があります。
また厳密にはサイトではありませんが、ECアカウントの売却事例も増加傾向にあります。
売り手はまとまった資金を、買い手は売上が安定している完成した事業をそれぞれ得られる点から注目を集めています。
サイト売却のメリット・デメリット
サイトを売却のメリットとして一番大きいのは、何と言ってもまとまった資金を得られる点でしょう。
生活費に充てるのはもちろん、次の事業のために利用したり、自身の夢のために使ったりと様々な使い道があります。
また、運営に回していた時間を他のことに費やせるのも大きなメリットです。
これまでサイトマで売却に成功された方々は本業に集中する、新規事業の立ち上げに注力する、はたまたプライベートの時間を充実させるなど多種多様な時間の使い方を叶えられてきました。
気持ちの面でのメリットもあります。
家庭や仕事の都合で運営時間が捻出できないなど、やむを得ない理由で売却を決断される方は決して少なくありません。
まだまだ成績を伸ばせる余地や運営プランがあるので活かして欲しい、1から作り上げたサイトのため愛着があり誰かに引き継いでほしい、といった方は無事に譲渡が完了するとやはりどこかホッとした表情を浮かべています。
金銭的なもの、時間的なもの、メンタル面のものと大きく3つのメリットがサイト売却で得られるものです。
残念ながらデメリットも存在します。
どんなサイトでもニーズさえあれば売れる可能性はありますが、やはりフックが弱い、魅力が伝わりづらいサイトですとなかなか成約に至らないことがあります。
これまでサイトマで扱ってきた案件でも成約まで431日かかった事例もあり、成約まで非常に長い時間を要する覚悟で臨んでいただく場合もあります。
またすぐに売れたとしても、売却後の競業禁止規定で同ジャンルサイトを新規で運営できない可能性もあります。
こちらに関しては契約内容によるため一律というわけではありませんが、注意いただく必要があります。
サイト売却の相場価格
サイトは売却できるもの、とご理解いただいた上で、それではどれくらいの額で売買されるものなのか?といった話になります。
実は、サイト売買は相対(あいたい)取引と呼ばれるものです。
簡単に説明すると、売り手と買い手が合意すれば何でもOK、基準もルールも何もありません、ということです。
つまり、
- 売り手「あなた良い人ですね。5年育ててきた僕のサイトは10円でいいです」
- 買い手「あ、はい。わかりました」
これで、サイト売買成立してしまう訳です。
これって、どう思いますか?
相当、曖昧な取引ですよね。そうなんです。サイト売買は曖昧な取引なのです。
しかし、10年以上も市場として存在していますから、ある程度の相場があります。
その相場についての計算方法を、WebサイトとECサイトの二種類に分けてご紹介します。
Webサイトの売買相場
まず、一般的なWebサイト(コンテンツサイト、アフィリエイトサイトなど)の売買相場は、以下の計算式で表されるものです。
ざっと説明します。
例えば、月に30万円を売り上げるサイトがあり、経費が10万円だったとします。
すると、毎月手元には『30万ー10万円=20万円』が残ります。
これが、式でいう『月間営業利益』です。
サイト売買の相場は、6か月の月間営業利益平均に24~36をかけた数字になります。
上の例で言うと、
20万円×24=480万円
20万円×36=720万円
よって、480万円〜720万円、ということになります。
これが、サイト売買で一般的な”サイト売買の相場”と言われているものです。
しかし、相場とは言えど、相対(あいたい)取引には変わりがありません。
上記の480万円〜720万円と算出されても、
・なかなか売れなければ100万円に値下げしてでも売ってしまう
・思った以上に買い手からのオファーが多ければ1000万で売れる
ということは、良くあることです。
ポイントは、あまり相場に左右されずに、
- 売りたい金額で売る
- 売りたい時に売る
この「お金」と「時間」を天秤にかけて、都度優先すべき方を優先することです。
金額にこだわりすぎて、結局タイミングを逃して売れなかった人も何人も見てきました。
また、もっと待てば高く売れるのに、焦って安く売ってしまった人も何人も見てきました。
相場と一言で言っても、サイト売買ではあくまで「基準となる数字」ということだけは覚えておいてください。
ECサイトの売買相場
対して、ECサイトの売買は、一般的なWebサイトとはまた一味異なる要素が関わってきます。
なぜなら、ECサイトの場合、在庫や取引先との関係性、物流システムなども含めた事業全体の譲渡となるためです。
ECサイトの平均的な相場としては、下記の計算式で算出されます。
ECサイトの場合は、Webサイトよりも比較的幅が広くなりやすいことがお分かりになるかと思います。
これは、ECサイトの場合、単純な営業利益だけでは、そのサイトの価値が見えにくいためです。
とういうのも、ECサイトであれば、抱えている在庫の価値や顧客リスト、ブランド価値なども非常に大きな魅力の一つです。
AmazonやeBayなどのECモールアカウントであれば、評価やレビューの蓄積、商品ランキングの実績なども価値に含まれます。
Amazon FBAを活用した自動化されたビジネスモデルなども、強い人気を持ち続けています。
もちろん、こちらもケースバイケースで、一概に決められるものではありません。
ですが、一般的には、Webサイトよりも高い倍率で取引されることが多いのも事実です。
売却できるサイトと売却できないサイトの特徴
結論からお伝えします。
売れるサイトは、月間営業利益があるサイトです。
もっというと、赤字ではなく利益が出ているサイトが売れます。
なぜか?
それは、買い手はビジネスが欲しいからです。
もっと言うと、「サイトの立ち上げ〜利益が出た」という、もっとも労力と時間がかかるこの時間を買いたいのです。
例えば、アフィリエイトサイトで言うと、結果が出るまで半年、しっかり利益が出るまで1年弱が普通だと思います。
サイトを購入するということは、これらの労力と時間をショートカットできるということです。
つまり、売り手としては、”立ち上がったビジネス”という『商品』を売ることになります。
買い手としては、”立ち上がったビジネス”という『商品』を購入することになります。
ここを理解していれば、どんなサイトであるべきか?を売却前に考えることができるはずです。
さらに深堀して、サイト売買市場では、どんなサイトが人気なのか?需要があるのか?を書いた記事を紹介します。
事前に読んでおけば、逆算して売れるサイトを設計することもできます。
【関連記事】サイト売買の需要は?サイトを売却する視点で徹底解説
【関連記事】【2023年最新版】今売れているサイトジャンルとは?個人でも売却にトライできる?
…ちなみに、赤字のサイトが売れない訳ではありません。過去には赤字のサイトも仲介したことがあります。
しかし、利益が出ていない分、それ以上に魅力的な”何か”が必要です。
例えば、
・PV数、UU数
・滞在時間
・直帰率
・メルマガ会員数
・ドメインエイジ、ドメイン名
・尖ったサイトコンセプト
・優れた運営環境(自動化運営や外注ライター多数等)
加えて将来性があることもプラスされます。
つまり、将来伸びるであろう業界やジャンルのサイトであれば、より高く売れます。
例えば、
・金融(融資、クレジットカード、投資、など)
・高齢化社会(介護、看護、など)
・美容(脱毛、整形、サプリメント、など)
などです。
例えば、「赤字のサイトなのに、月間で10万PV」と、言われると、思わず買い手は興味を持ってしまいます。
赤字だからと言って落胆せずに、まずは数字を棚卸ししてみて、強みを探してみましょう。
営業利益があまり出ていない上に利益以外でアピールできる特徴がない、となると、長期戦を覚悟した方が良いでしょう。
ただ、主観だけで「アピールポイントがない」と結論づけてしまうのは早計です。
自分にとってはなんてことない要素でも、買う側のニーズに刺さることは非常に多いです。
売却するかどうか、できるのか迷ったらお気軽にサイトマにお問い合わせください。
【関連記事】個人のブログは売却できるのか?サイト売買で気を付けるべきこと3選
高値でサイト売却するためのコツ
そもそも、売却する方法は大きく分けて2つあります。
こちらの記事で詳しく書いてあります。
【関連記事】サイト売買(ブログ売買)でブログを売却する相場や流れ
ざっくりお伝えすると、高く売るためには「交渉力」がカギを握りますので、
・交渉力に自信がある人は自分で試行錯誤してみる
・交渉力に自信がない人は仲介のプロに任せる
ということです。
私自身、はじめてのサイト売却では、やったことがないのに自分自身で全てやってしまいました。
すると、後でもっと高く売れたということ気がついてしまったのです。
すでに、買い手とは契約を結んでいたので、後戻りできませんでした…。
さきほどの例ではありませんが、売却額は少なくとも2倍にはなっただろうと思います。
高く売るには交渉に慣れておく必要があるのです。
ぜひとも、ここは忘れない欲しいと思います。
またそれだけでなく、サイトに付加価値があると高く売れます。
こちらに関しては、この記事で詳しく解説してありますので、ご覧ください。
【関連記事】サイト売買では「あなたのサイトは高く売れます!」弱気になってはいけない
サイトマの仲介を利用した売却主からは、
「自分の想像より高い価格でサイトが売れて驚いた」
というコメントを多くいただいています。
多数の販売実績に基づいて価格を判断できること、交渉に長けていること、この2つの条件が揃うだけで相場以上の価格でも売買交渉を進められます。
サイト売買の手順
サイト売買を成功させるためには、適切な手順を踏むことが何よりも大切です。
ここでは、売り手の視点から具体的な流れをご紹介してみます。
1.サイトの現状把握と資料準備
まず最初に、自分のサイトの詳細なデータを整理しましょう。
下記のポイントを特にチェックしておくと、後々スムーズに話が進みます。
・収益データ:直近12ヶ月の月別売上・営業利益
・アクセスデータ:PV数、UU数、検索流入数の推移
・運営データ:更新頻度、記事数、外注スタッフの有無
・技術データ:使用CMS、プラグイン、サーバー情報
・契約関係:ASP契約、広告契約、その他の契約内容
これらの情報を整理しておくと、買い手に対して説得力のある資料を提示できます。
2.売却価格の設定
上でご説明した相場を参考にしつつ、希望売却価格を設定しましょう。
この際、最低限受け入れ可能な最低価格も決めておくことも有効です。
また、ブランド力や市場の成長性、自動化の程度といった、サイトの独自価値も加味して価格を検討しましょう。
3.売却方法の選択
サイト売買には主に以下の3つの方法があります。
・直接交渉:知り合いや SNS などで直接買い手を見つける
・マッチングサイト利用:サイト売買プラットフォームに掲載する
・仲介業者利用:専門業者に売却を委託する
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自身の状況に合わせて選択してください。
初めての売却の方は、仲介業者のサポートを受けながら進めることを強くおすすめします。
4.案件の掲載・営業活動
選択した方法に応じて、サイトの魅力を伝える資料を作成し、買い手候補にアプローチします。
この際、サイトの強みや成長性を具体的なデータとともに説明できるように準備しましょう。
5.買い手との交渉
いよいよ、興味を示した買い手と具体的な条件交渉を行うフェーズになります。
価格だけでなく、引き継ぎ内容、支払い条件、競業避止義務なども含めて話し合います。
6.契約締結
条件が合意に達したら、正式な売買契約を締結します。
契約書には、サイトの詳細情報、売却価格、支払い方法、引き継ぎ内容、保証事項などを明記します。
7.代金決済
契約書締結が完了したことを確認後、代金の決済を行います。
この際、エスクローサービスを利用することで、安全に取引を完了できます。
8.サイト引継ぎ
契約に基づいて、サイトの運営権を買い手に引き継ぎます。
ドメインの移管、サーバーの引き継ぎ、アカウント情報の移譲、運営ノウハウの共有などを行います。
ここまでが、大まかなサイト売買手順の流れとなります。
サイト売買に必要な合計費用
サイト売買を行う際にかかる費用について、売り手と買い手それぞれの視点から簡単にご紹介します。
ここではわかりやすいように一覧にしてみました。
なお、サイト売買に必要な費用も、案件やサイトの規模などで大きく異なります。
よって、あくまで参考としていただければ幸いです。
売り手(サイトを売る側)の費用
まずは、売り手側の費用の概要から見ていきましょう。
仲介手数料
・仲介業者を利用する場合:売却価格の10〜20%程度
※こちらは成功報酬型が一般的で、売却が成立しなければ費用は発生しません
当然ですが、業者によって料率や最低手数料が異なります
着手金が数万~数十万円かかる場合もあります
マッチングサイト利用料
・プラットフォーム利用の場合:売却価格の3〜5%程度
※掲載料として月額数千円〜数万円かかる場合もあります
必要書類作成費用
・契約書作成:〜20万円程度(専門家に依頼する場合)
・収益証明書類の準備:基本的には無料
その他の費用
・エスクローサービス利用料:売却価格の1〜3%程度
・税務申告費用:数万円〜(税理士に依頼する場合)
以上を合計すると、比較的小規模のサイトであれば、売却に関わるコストは、10万円程度を見込んでおけばいいでしょう。
買い手(サイトを買う側)の費用
続いて、買い手側で必要な費用は下記の通りです。
サイト購入代金
・メインとなるサイト買収費用
※一括払いが一般的ですが、分割払いも交渉次第で可能なケースもあります
仲介手数料
・仲介業者を利用する場合:購入価格の5〜10%程度
※着手金が数万~数十万円かかる場合もあります
移管・引き継ぎ費用
・ドメイン移管費用:数千円~数万円程度
・サーバー移転費用:数千円〜数万円程度
・システム移行費用:案件により大きく変動
運営開始準備費用
・サーバーやドメイン更新費用:年間数千円〜数万円
・追加ツールやソフトウェア購入費用:案件により変動
買い手側としては、当然ですがどんなサイトを買収するかによって大きく異なってきます。
ですが、実際に移管する際のコストや運営を開始してからのコストは、一般的にはそこまで大きくなることはないでしょう。
サイト売却の成功事例
直近半年の営業利益平均×24〜36か月=譲渡金額(2025年6月時点)
繰り返しになりますが、これがサイト売却価格の相場となります。
が、サイトマではこの相場価格を遥かに超える価格での売買を多数成立させてきました。
簡単ではありますが一例を記載しますのでご参照ください。
1.カラオケ情報サイト
譲渡金額180万円 営業利益42,225円 約43ヶ月分
2.ペット情報アフィリサイト
譲渡金額130万円 営業利益26,426円 約49ヶ月分
3.高校受験情報サイト
譲渡金額130万円 営業利益25,474円 約51ヶ月分
4.ママ向け商品・ベビーグッズアフィリサイト
譲渡金額285万円 営業利益47,061円 約61ヶ月分
5.ガジェット情報特化サイト
譲渡金額140万円 営業利益22,360円 約63ヶ月分
6.北海道特化メディアサイト
譲渡金額1200万円 営業利益165,257円 約73ヶ月分
7.投資特化3メディア
譲渡金額290万円 営業利益23,717円 約122ヶ月分
8.SE•プログラミング情報ブログ
譲渡金額150万円 営業利益2,581円 約581ヶ月分
9.せどりビジネスモデルのAmazonアカウント
譲渡金額150万円 営業利益35,552円 約42ヵ月分
10.Amazonと楽天で展開するEC事業
譲渡金額920万円 営業利益257,271円 約35ヵ月分
営業利益が特別高くなくても、売却金額を引き上げるのは可能ということがお分かりいただけたかと思います。
いずれのサイトもコンテンツの質が良いことに加えて広告以外の収入源がある、外注スタッフが多数いる、ニッチなニーズに刺さった、など様々な要因で相場以上の価格で売却することができました。
営業利益以外の面も加味してより高い金額で売却ができる、これがサイトマの仲介サービスの大きな強みと言えます。
サイトマでは売買成功事例売買成功事例を随時更新していますので、こちらも併せてご確認いただければと思います。
まとめ
サイト売却の相場や、サイト売買で高く取引されるサイトの特徴とコツについて解説してきました。
正直、サイトの数だけ答えがありますので、概要程度の記事となってしまっています。
もし、個別にご相談したいということであれば、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
もしくは、私たちが運営しているサイトマの問い合わせフォームに直接ご連絡頂いても構いません。
フリーダイヤルもありますので、お気軽にお問い合わせください。
ご覧いただきまして、ありがとうございました。
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