稼いでいるアフィリエイトサイトの見分け方と特徴!仲介のプロが解説-4つのポイントで見抜けます

「サイトを購入したいけど、このサイト本当に稼いでいるのかな?」、と疑問に思ったことありませんか?

実際に何百万円も出してサイトを購入するのであれば、検討しているサイトのポテンシャルが気になるはずです。

実は、売り手からの開示情報だけを鵜呑みにはできません。というかしてはいけません。

仲介サイトでは「直接プラン」という、売り手と買い手が直接売買を進めるプランがあります。

【関連記事】【サイト売買の流れ】失敗しないサイト買収の10ステップ

残念ながら、売り手からのアクセスや売上の水増しでウソのデータを渡されることもあります。

ここまできたら、もはや詐欺同然です。

しかし、購入金額が30万円とか50万円になると、逆に訴訟する方が時間とコストがかかり泣き寝入りのケースが大半なのです。

そこで、今回の記事では、買い手が自らの力で稼いでいるアフィリエイト(購入したいサイト)を、自分なりに査定できる視点をご提供したいと思います。

これが分かれば泣き寝入りするケースの大半は防げるはずです。

ちなみに、今回の記事は、サイトM&A仲介を約4年一筋でやってきた私中島が執筆しています。

現場の生の声も盛り込まれている内容ですので、ぜひブックマークなどされておいてください。

もちろん、これからサイトを作ってみたい、いずれはサイトを売ってみたいという方にも参考になるはずです。

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1:高単価&特別単価を扱っている

【失敗しないサイト購入】本当に稼いでいるアフィリサイトの見分け方と特徴!仲介のプロが解説-4つのポイントで見抜けます1

稼いでいるアフィリエイトの大半は、高単価の案件だったり、特別単価をもらっています。

アフィリエイトは、紹介したサービスや商品に応じて報酬がもらえるビジネスモデルです。

よって、以下の方程式が成り立ちます。

売上=アクセス数×成約率×報酬単価

この中で、アフィリエイターがほとんど労力がなく数字を上げられるのは「報酬単価」です。

なぜなら、

・脱毛サロンA店=アフィリエイト報酬5,000円

・脱毛サロンB店=アフィリエイト報酬10,000円

という報酬だったと仮定すると、扱う案件AをBに変えるだけで、理論上は売上が2倍になります。

×アクセスを2倍にする→相当大変です

×成約率を2倍にする→専門スキルが必要で大変です

よって稼いでいるアフィリエイトは、高単価の案件を扱っていることが多いのです。

もし購入したいアフィリエイトサイトがあれば、高単価かどうか?をチェックしてみてください。

また、元々は高単価でなくとも、成果を出していたり、オフライン活動などによって特別単価をもらっていることもあります。

特別単価とは、先程の脱毛サロンでいうと、

・脱毛サロンA店=アフィリエイト報酬5,000円→特別単価15,000円

というようなケースです。

これであれば、「脱毛サロンB店=アフィリエイト報酬10,000円」に案件を変える必要はありません。

なぜなら、「脱毛サロンA店=アフィリエイト報酬5,000円→特別単価15,000円」になっているので、次はアクセス数、成約率をアップさせればいいからです。

よって、稼いでいそうなアフィリエイトサイトを見つけ購入したいと考えたら、

①報酬単価を調べ高いのか安いのか判断する

②特別単価をもらっているのではないか、売り手にヒアリングしてみる

という順番で見ていくと良いです。

もちろん、サイトを購入する際は、この特別単価も譲渡してもらう必要がありますので注意してください。

そうでないと、サイトを購入した代金の回収期間が2倍になるということも容易に想定できます。

特別単価の譲渡がなければ、購入はやめておきましょう。

2:圧倒的なコンテンツがある

【失敗しないサイト購入】本当に稼いでいるアフィリサイトの見分け方と特徴!仲介のプロが解説-4つのポイントで見抜けます1

稼いでいるアフィリエイトサイトには圧倒的なコンテンツがあります。

大半がseoによって売上を上げています。つまり、グーグルに認められた検索されやすいサイトが稼げます。

では、圧倒的なコンテンツとは何でしょうか?

それは、

①圧倒的なコンテンツの

②圧倒的なコンテンツの

この2つのうちどちらか、あるいは両方があれば稼いでいると考えて良いでしょう。

例えば以下のようなサイトです。

①圧倒的なコンテンツの

・とある業界の商品を全て試して徹底的にレビュー&解説している

・特殊な経歴からオリジナルの価値観を提供している

・専門職という立場から、業界の裏側をわかりやすく解説している

②圧倒的なコンテンツの

・たった半年間で500記事以上も執筆されている

・運営3年で1000記事以上も執筆されている

このような特徴があれば、稼いでいるサイトであると客観的に判断する材料になります。

こちらの記事で詳細は書いております。

【関連記事】アフィリエイトサイトで法人化できる人の2大特徴!M&Aは向いてる?

ここで重要なことは、購入した後にどちらが運営できそうか?という視点です。

「①圧倒的なコンテンツの質」であれば、購入後に同等レベルのコンテンツを執筆する必要があります。

よって、ある程度のライティングの練習が必要になるかもしれません。

しかし、ライターが所属していれば話は別です。

つまり、あなたが書かなくても優秀なライターに報酬を払っていれば、稼げるアフィリエイトサイトとして機能するということです。

「②圧倒的なコンテンツの数」も同様です。

購入後は、引き続きコンテンツを投稿していく必要がありますし、その執筆量を続けていかないと成り立たないサイトもあります。

しかし、こういったアフィリエイトサイトは、複数人のライターが所属している可能性がありますので、彼らも譲渡してもらうことをオススメします。

3:ツールを使って判断する

世の中は便利になってきました。

他人のサイトであっても、ツールを使えばある程度は中身がわかってしまいます!

弊社でも査定で重宝しているものも含めて、購入前にサイトを判断できるツールをご紹介します。

無料ツール①SEOチェキ

古いツールですが、まずはこちらのツールを使ってみてください。

サイト売買で購入前に使えるツール

>SEOチェキ

購入してみたいサイトURLを入力すると、このような画面が出ていきます。

サイト売買で購入する前のサイトをseoチェキでチェック

このツールで確認したいのは、このドメイン取得日です。

おおよそのサイト運営時期がわかります。

上記画像では、「ドメイン取得:2012年4月26日」とありますので、2020年4月現在ですと、ざっと7~8年くらいは運営していると考えてみても良さそうです。

このサイト運営期間の判断は人によって様々ですが、せっかく購入するのであれば最低でも1~3年が良いでしょう。

なぜなら、サイト購入の本質は「時間を買うこと」だからです。

サイト購入の本質

もちろん、売上や利益の”額”も重要です。

しかし、たった数ヶ月しか運営していないのに売上がどん!と伸びているサイトは、すぐに売上がしぼんでしまう可能性があります。

また、急激に売上が伸びている場合、時代のトレンドワードにたまたま乗れただけの可能性もあります。

この場合、同じような売上を出すためには、常に時代のトレンドを追う必要があり、人によっては運営が大変だったりします。

しかし、1~3年ほど運営しているアフィリエイトサイトであれば、ある程度の方向性やアフィリエイト商材の軸も固まっており、比較的アクセスも安定していることがあります。

そこに到達するまでに、1~3年もかかっているわけですから、購入する価値があるのです。

よって、あとは「テコ入れ(成約率アップの施策など)」「アフィリエイト商材のラインナップ増」などをすれば良いのです。

できれば、1~3年の運営実績があるサイトを選びましょう。

無料ツール②WayBack Machine

このツールを使えば、過去のサイトをデザインを閲覧することができます。

しかし、このツールでは過去のデザインを見たいことでは使いません。

そうではなく、中古ドメインかどうか?を見ておきたいのです。

どういうことでしょうか?

操作方法も含めて、ご説明します。

>WayBack Machine

サイト売買で購入前に使えるツール2

ヤフーのURLを入力してみました。

サイト売買で購入前に使えるツール2-1

このような感じで、1997~2020年までの当時のサイトが見られます。

試しに2000年を見てみます。

サイト売買で購入前に使えるツール2-2

当時はこのようなサイトTOPでした。今とは全くちがいますね。

今のヤフーはこちらです。

サイト売買で購入前に使えるツール2-3

さて、このように、サイトURLを入れて、何年か前のサイトを閲覧した際に同じサイトであればOKです。

しかし、稀にですが、このようなことがあります。

調べてみると、数年前には全く違うサイトであったというパターンです。

サイト売買で購入前に使えるツール2-3

こういった場合、中古ドメインを買い取って運営して売却に出されている可能性があります。

中古ドメインサイトは、過去のドメインパワーをそのまま利用できる可能性があり、腕のあるアフィリエイター達には重宝されています。

一方で、過去のサイトとは関連性のないサイトとしてしばらく運営されると、グーグルからペナルティをもらってしまう可能性も高いのです。

つまり、諸刃の剣であるため、初心者にはオススメできない案件です。

よって、あまりサイト購入になれていないのであれば、過去に運営されていたサイトが同じかどうか?をしっかり見ておきましょう。

有料ツール①Majestic

他人のサイトであっても被リンクをチェックすることができてしまうツールです。

こちらで確認したいのは、いわゆるブラックハットアフィリエイトかどうかを見極めることです。

つまり、意図的にリンクを貼ってグーグルを騙しているようはサイトかどうか?を、しっかり目視で確認しましょう。

健全なサイトであれば、レビューや有名ブロガーからオススメされていたりします。

ブラックハットであれば、あきらかに異常な数の被リンクがあり、被リンク先を見てみると中古ドメインだったりします。

このあたりも、買い手がしっかりと確認すべきところですので、できれば購入する間は使ってみても良いでしょう。

また、ドメインの強さもわかってしまいますので、ライバルサイトとの比較にもなるため大変便利です。

サイト売買で購入前に使えるツール2-4

>Majestic

有料ツール② Ahrefs(エイチレフス)

サイトへの流入キーワードや、ある程度のアクセスなどもわかってしまいます。

サイト売買で購入前に使えるツール2-5

ただし、こちらのツールは有料ということもありますが、上記のMajesticよりかは優先度は低いです。

なぜなら、流入キーワードや、アクセス数などは最終的に売り手からデータとしてもらうことができるからです。

グーグルアナリティクスを導入しているサイトであれば、閲覧権限をもらってしっかりとサイトをチェックしましょう。

もちろん、余裕があれば購入しても良いと思います。

>Ahrefs

4:売却理由から判断する

こちらはサイトそのものというよりかは交渉中に判断するスキルになります。

案外、数字だけを見てしまい、売り手の売却理由を見落としがちです。

この理由で稼いでいるサイトなのかどうか?の最終チェックができます。

また、実はこの売却理由を知っておくだけで、値下げ交渉もやりやすくなることも多いのです。

ぜひ知っておきましょう。

また当然、値下げ交渉をしてはいけない理由もありますので、そういった場合は提示額で検討しましょう。

①新しいサイトを作りたい、他の仕事をしたい

こういう売り手のサイトは、まずまず稼いでいる可能性が高いです。

なぜなら、他の仕事に手を出せるくらいのスキルやポテンシャルがある売り手です。

よって、売却したい売り手のサイトはしっかりと実績がある可能性があります。

また、産休中にサイトをつくって復職するので売りたいという女性もこのタイプです。

そういった方々は早期に売却したいので価格交渉はしやすい傾向にあります。

②モチベーション低下、病気など

こういう売り手のサイトも、まずまず稼いでいる可能性が高いです。

モチベーションと数字は必ずしも比例することはありません。

外注スタッフや社員が優秀である場合、売り手の意思に関わらずサイトが伸びることは多々あります。

また、病気や怪我などの売り手のサイトは、狙い目だったりします。

体の調子が良ければ本当は継続したかったというケースが大半でしたので、サイトは健全であることが多かったです。

③グーグルアップデート、社員がやめてしまった、など

残念ながら直近は稼いでいないでしょう。

ただし、しっかりと正直に話してくれる売り手であれば誠実な方ですので、価格交渉もやりやすいケースが多いです。

また、アップデートなどの場合、しっかりとテコ入れをすればサイトが改善されるケースもあります。

あえて、そういったアップデートされたサイトを安く買っていく買い手も何人もいました。

ただし、よほど腕に自信がある方だけができる技です。

④お金が欲しい

売却して運転資金にまわしたい、あたらしい事業の資金にしたい、というタイプです。

こういったタイプのサイトは、「とても稼いでいる」「まったく稼いでいない」の二極化になりがちです。

前者であれば購入に値するサイトですので問題ありません。

しかし、後者のように何も分からず全く稼いでいないのに言い値で売りに出しているサイトもあります。

こういったサイトは要注意です。

また、このタイプの売り手には価格交渉はしないでください。まず買えないことが多いです。

なぜなら、売却理由が「お金」なので、値切られた時点であなたの優先順位が下がってしまいます。

重要なことは売りに出ている案件をたくさん見て目を養うこと

サイト購入のコツは案件に問い合わせること

最も重要なことは机上の空論で終わらせずに、まずはどんどん売りに出ている案件に問い合わせしてみてください。

重要なことは売りに出ている案件をたくさん見て目を養うことです。

最低でも100件くらいは見ておくべきでしょう。

問い合わせすること自体はタダですので、遠慮することはありません。

私たちが運営しているサイトM&A仲介サイト「サイトマ」でも案件を見ることができます。

>サイトマの案件一覧

ただし、ビジネスマナーがなければ売り手から嫌われてしまい、そもそもデータすらもらないことは多々あります。

しっかりとビジネスマンとしての配慮をもって売り手とコミュニケーションしましょう。

アフィリエイトの参考になるサイト

以上が稼いでいるアフィリサイトの特徴と見分け方の解説となります。

併せて参考までに、具体的にはどういったサイトが上記の条件を満たしているのか、どんなサイトがアフィリエイターたちに有名なのかを紹介いたします。

・クレジットカードの読み物

・マイベスト

・ミズコム

以上の3サイトは、特にお手本にすべきサイトとしてアフィリエイターの中でも有名なサイトです。

運営者の体験ベースのコンテンツや商材の魅力が伝わりやすいデザインや記事、ユーザーが快適に操作しやすいレイアウトなど様々なポイントで参考にできる要素が光っています。

他にも

・〇〇 おすすめ などの検索で上位表示されるサイト

・ジャンル特化サイト

・オリジナルの文章や画像を多数使用しているサイト

以上の条件に該当するアフィリサイトは稼いでいる可能性が非常に高いです。

いずれのサイトも広告が自然な流れで配置されていたり、過去記事のメンテナンスが定期的にされています。

参考ブログを見たらやるべき2ステップ

参考ブログを見た上で、まずは「サイト構成の分析」が一番大事な作業と言えます

集客コンテンツの内容や収益記事までの導線、広告配置はどのようになっているのか、ユーザーを獲得しやすいデザイン設計など、細かいポイントまで緻密に計算されているからこそ売れるアフィリサイトとなっています。

内容を丸々コピーするのは当然NGですが、構成を参考にして自身のサイトに活かすのは売れるための近道です。

そして二番目の作業として、買収を検討しているサイトや自身のライフスタイルと照らし合わせて「無理なく運営できるかどうかの想定」も必要となります。

記事コンテンツの質が優れているサイトを参考に運営するのであれば、稼いでるサイトと比較して遜色ない良質な記事コンテンツを作れるかどうか。

量が優れたサイトを参考にする際は、稼いでいるサイトと同じような投稿ペースで記事を量産できるかどうか。

サイトは生き物なので、定期的に更新されているか、常に最新の情報を届けられるかといった点が重要となります。

ライフスタイルに合わない運営方法を選んでしまうとせっかくのサイトも無駄になってしまいます。

自身のみでの運営や家族やパートナーと連携しての運営、外注化してほぼ丸投げなど多種多様な運営方法があります。

無理のない運営スタイルを検討し尽くすことをオススメいたします。

まとめ

今回は、稼いでいるアフィリエイトサイトの見分け方と特徴を5つのポイントで解説してきました。

おさらいすると以下の通りでした。

1:高単価&特別単価を扱っている

2:圧倒的なコンテンツがある

3:ツールを使って判断する

4:売却理由から判断する

そして、最も重要なことは机上の空論で終わらせないこと。

まずはどんどん売りに出ている案件に問い合わせしてみてください。

最低でも100件くらいは見ておくべきでしょう。

問い合わせすること自体はタダですので、遠慮することはありません。

>サイトマの案件一覧

ただし、ビジネスマナーがなければ売り手から嫌われてしまい、そもそもデータすらもらないことは多々あります。

ここはしっかりと大人の対応をしてみてください。

ご覧頂きありがとうございました。