アフィリエイトサイトを売るための流れや相場は?辞めるなら売却もあり

「アフィリエイトサイトって本当に売れるのかな?」と、思ってこのページをご覧になっていると思います。

無理もありません。私自身も売れるなんて思っていませんでしたから。

しかし、数年前に2つのアフィリエイト(1つはブログ)を売却し、今ではサイト売買仲介サイトを運営しています。

仲介サイトは2019年12月で運営が約3年半となり、累計売買金額も約3億円になりました。また毎月、40サイト以上もの査定をしています。

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そんな私たちの仲介実績は、実は大半をアフィリエイトサイトが占めます。

つまり、アフィリエイトサイトは売却できます。会社や個人の方にアフィリエイトサイトを売れるのです。

私たちが何度も仲介してきたので、保証済みです。

しかし、どんなアフィリエイトサイトでも売れるか?というと、答えはNOです。売れないアフィリエイトの方がほとんどです。

では、どのようなアフィリエイトサイトが売れるのでしょうか?

また、どのように売却の流れや売却金額の相場はどのようになっているのでしょうか?

1つずつ解説していきます。

アフィリエイトサイトを売るときの相場

アフィリエイトであっても、ネットショップであっても、相対(あいたい)取引と言われるものになります。

つまり、サイトを欲しいと思う人とお互いが納得する値段で自由に売買するのです。

極端な話、1円でも問題がなければ売買が成立します。

しかし、サイト売買市場では金額を決める上で基準となる式が存在します。

こちらです。

売却金額計算式
直近半年の営業利益平均×17〜23か月=譲渡金額(2019年12月現在)

 

ざっと説明します。

例えば、月に30万円を売り上げるアフィリエイトサイトがあり、ライターなどの経費が10万円だったとします。

すると、手元には『30万ー10万円=20万円』が残ります。これが、式でいう『月間営業利益』です。

ブログの相場は、6か月の月間営業利益平均に17~24をかけた数字になります。

上の例で言うと、

20万円×17=340万円

20万円×24=480万円

よって、340万円〜480万円が相場、ということになります。

もちろん、あくまで基準です。アフィリエイトサイトの売買(サイト売買)は相対取引になります。

買い手との交渉ではいくらでも変動してきます。

売れないアフィリエイトサイトとは?

残念ながら、売却ができないアフィリエイトサイトもあります。

大きな特徴は、上の式で言う月間営業利益がないサイトです。売上があっても、ライターやサーバー費用が大きいと売却は難しくなります。

また、月間営業利益が10万円を下回るサイトは交渉数が最大で73%ダウンすることが分かっています。

つまり、サイト売買市場では、「購入するサイトは最低でも月に10万円の利益は出ていて欲しい」という、買い手の希望が反映されている結果と言えるでしょう。

 

また、月間営業利益が10万円のアフィリエイトサイトは、法人からの問い合わせも極端に減る傾向にあります。

反対に、個人(サラリーマン、個人事業主)からの問い合わせは増えます。

よって、あなたのサイトの営業利益がいくらあるかだけで、概ねどのような方に買収してもらえそうかが分かる指標にもなります。

Point1
月間の営業利益が平均して10万円以上 法人が交渉&買収してくれることが多い
月間の営業利益が平均して10万円以下 個人が交渉&買収してくれることが多い
Point2
個人(副業) 50万円〜100万円
個人(将来的に独立を志望) 100万円〜300万円
個人事業主〜小規模法人(合同会社) 200万円〜500万円
小規模法人(合同会社)〜中規模法人 500万円〜1000万円

(表:サイト買収初心者が初めて買収したサイト金額の平均値(サイトマ調べ))

 

アフィリエイトサイト売却の流れ①プランを選ぶ

どのようにアフィリエイトサイトを売却していけば良いのでしょうか?

大きく分けて方法は2つあります。

1つ目は、サイト売買ができるプラットフォームに自分で売却案件として登録し、買い手と交渉していく方法です。

これを直接プランといいます。

サイト売買と調べると、会員登録してしまえば、すぐに売りたいブログを掲載できるサイトがいくつも出てきます。

そこに売りたいブログを掲載しておくと、買い手からメールが届きます。

そして、買い手と直接やりとりをして、売買金額を決定し、売買契約をします。

そのあとは、入金やサーバー移転などを経てブログを買い手に引渡すことになります。

 

もう1つ目は、サイト売買仲介のプロに丸ごと任せてしまうということです。

これを仲介プランと言います。

先ほどの直接プランでは、ほとんどを自分でやらなければなりません。

しかし、仲介プランは、案件登録、買い手との交渉、契約書作成、サーバー移管なども全てお任せできてしまいます。

どちらを選ぶも自由ですが、手数料や自分の作業負担なども天秤にかけてしっかりと吟味していきましょう。

 

直接プランは、自分の作業負担が大きいため手数料は安いです。

仲介プランは、自分の作業負担が少ない(ほとんどない)め手数料は高いです。

要するに、どちらが自分に合っているか?ということになりますので、手数料だけで安易に選ぶと後悔することになります。

しっかり選択していきましょう。

アフィリエイトサイト売却の流れ②どこで売却するのか?

直接プランか仲介プランにするか、おおよそ決まったら次に仲介サイトを選びましょう。

サイト売買に存在する仲介サイトは、

・直接プランに強い

・直接プランしかやっていない

・仲介プランのみに特化している

など、それぞれの仲介サイトの特徴があります。

しっかりと比較をして、自分に合ったサイトを選びましょう。

 

プラスして忘れてはいけないのが、担当者と肌が合うか?という点です。

特に仲介プランの場合、担当者と気が合わないと、交渉がうまくいかないことも多々あります。

頼りになる担当者を選ぶ、場合によっては変えてもらうこともしてください。

アフィリエイトサイト売却の流れ③だれに売却するのか?

アフィリエイトサイトの売却には、最後の大仕事があります。

それは、だれに売却をするのか?ということです。この選ぶ、という作業はとても大変です。

個人に売却、あるいは会社に売却する場合でも、たった1人しか売却相手を選ぶことができません。

ぜひとも、慎重に選んでいただきたいのですが、売却相手を選ぶ際に参考になる指標をお伝えします。

それは、「お金」を取るのか?「時間」を取るのか?

です。

 

アフィリエイトサイトの売却で得られる「お金」が目的なのであれば、企業などキャッシュがある相手を積極的に選ぶべきです。

また、多少は時間がかかっても、高い金額を提示してくれる買い手を探していきましょう。

 

それに対して、「どうしても早く売却したい…」、ということであれば、すぐに買収してくれる相手を選びましょう。

この時、金額を気にし過ぎてはいけません。ここで、だらだらと他の相手に目移りしていると、貴重な売却チャンスを逃すことになります。

実は、このケースはよくある話なのです。

せっかく売却できそうだったのに、「本当は早く売りたかったけど、もっと高く買ってくれる買い手がいるかも」と、探している間に購入しようと思った買い手の気持ちが冷めてしまうのです。

結局、高く買ってくれる買い手が見つからないので、購入してくれようとした買い手と交渉しても「いや、もういいです」と、相手にされません。

ぜひ、「お金」を取るのか?「時間」を取るのか?

ここは、しっかりと1つだけを選ぶようにしましょう。

 

いずれにせよ、後悔のない選択をしてください。

ご覧いただきまして、ありがとうございました。