「サイトやブログを購入しても違法にならない?」と不安ではありませんか?
結論から申しあげますと、違法ではありません。理由は後ほど説明しますが、サイトの購入そのものは違法ではありません。
しかし、購入の過程で何かしら違法になったりするのではないか?と不安になる方もいると思います。
今回は、サイトを買うということに関して違法という視点から解説していきます。
そもそもサイト売買とは?
サイト売買(ブログ売買)は、相対(あいたい)取引と呼ばれるものです。
ざっくりと説明すると、買い手と売り手が取引内容を決めて自由に取引していくことを相対取引と言います。
つまり、買い手と売り手が合意した内容であれば、取引した内容そのものは違法ではありません。
しかし、違法ではないとしても、しっかりと計画を立てて買収を進めていかないと、大失敗する可能性もあります。注意してください。
【関連記事】サイト買収で絶対に買ってはいけないサイトとは?
また、そもそも良いサイトを安く買収することが肝要です。
しかし、売り手は高く売りたいという矛盾からスタートする取引になります。
事前にこちらをお読み頂けると、値下げ交渉も有利になると思います。
【関連記事】サイト売買で購入するコツ!良いサイトを安く手に入れるための流れ
初心者がサイト売買でトラブルに合う事例
サイトの購入そのものは違法ではないということはお分かりいただけたと思います。
しかし、初心者はトラブルに巻き込まれやすいこともサイト売買の特徴です。
今回は3つ解説していきます。
①購入するサイトを精査しなかった
よくあるトラブルです。
売買するサイトには、買い手がいわゆる「デューデリジェンス」と呼ばれる買収案件の精査をすることが必要です。
これは買い手の責務になります。
ですから、しっかりと精査しなかったということが理由で、サイトの返却はほとんどできません。
ちなみに、一般的な売買契約書には『買い手はしっかりサイトを確認した』というような条項を入れます。
これは会社の売買(一般的なM&A)と同じで、売り手としては売却後に運用されはじめたサイトに責任を持てないためです。
よって、しっかりと精査しないと「変なサイトを買ってしまった」と、後悔してしまうことになりかねません。
そして、返却もできないため、サイトを閉鎖せざるを得ないという事実も多々あります。
これを避けるためには、いろいろな視点と考え方が必要ですが、まずは最低でも以下2つは実施してください。
①サイトのデータ(売上、アクセス数など)のエビデンスを売り手から提出してもらい照合する
②過去にあったクレームや訴訟など買収後に発生しそうな事由、あるいは現状も進行中の事由
他にも確認すべきことはありますが、まずは最低限確認しておくべきことです。
②契約書作成で失敗にトラブルに
契約書作成で買い手がとくに注意すべきは、競業禁止事項でしょう。
ざっくり説明すると「売り手は売却後に同じようなサイトを作らない」という内容です。
しかし、売り手によっては関連するようなサイトを作成したい、というニーズがある方もいます。
そういった場合、
1、数カ月〜数年間は作成を禁止する
2、関連サイトについてのみ作成を了承する
ということで、話の折り合いをつけていくと良いでしょう。
しかし、「購入したサイトの売り手が、いずれはライバルになる可能性があるのは危険だ…」ということであれば、思い切って購入はやめましょう。
購入する際は、勇気を持って買収しないという決断も必要です。
焦って買収してしまうと、取り返しのつかないことになる可能性もありますので注意してください。
③購入後にサイト引越しでトラブル
よくある話が、サイトの引越しを素人である売り手か買い手がやってしまいサイトが表示されなくなってしまう、ということです。
せっかく数百万、数千万円で購入したサイトが一夜にしてパソコン上で真っ白になってしまった…笑えない話です。
こういった場合、売り手の熟練度は期待しないことです。いくらスキルがあるとは言え、売り手に任せてしまうのは危険です。
また自分にサイト引越しスキルがない場合も、当然ながらサイト引越ししない方が良いです。
解決策はサイト引越しのプロにお任せしてしまう、ということです。
ちなみに、私が運営しているサイトマでは、サイトの引越しも代行会社と連携して行っております。
この作業負担は、買い手にも売り手にも相当なものです。
思い切って自分たちでやることを諦めることがトラブル回避の重要ポイントです。
まとめ
いかがでしたか?
サイト売買は購入(買収)することに関しては違法でありません。
しかし、初心者はトラブルに巻き込まれがちですので、むしろそちらを注意しましょう。
今回は3つ紹介していきました。
①購入するサイトを精査しなかった
②契約書作成で失敗にトラブルに
③購入後にサイト引越しでトラブルる
ご覧いただきまして、ありがとうございました。