サイト売買の相場は?売却と買収の際、気をつけたい4つのこと
「webサイト(ブログ)って、どれくらいの値段で取引されるのだろう?」
きっと、あなたはこのように思って、このページに来られたのではないでしょうか?
なかには、すでにサイトM&Aを検討されている方もいるかもしれませんね。
そんな方に、この記事ではサイト売買の相場について解説していきます。
・・・ですが。
実は、実際の取引では、相場よりもさらに重要なことがあることをご存知でしょうか?
記事内に記載しておりますので、ぜひ情報をお持ち帰りください。
サイトを売りたい方、買いたい方向けに記事を書きました。ぜひ、該当する部分をお読み頂ければと思います。
この記事があなたのサイト売買に少しでもお役に立てれば幸いです。
(動画ですと、約4分でご覧いただけます)
目次
1、そもそもサイト売買の相場は?
結論から申しますと、相場というものは存在しません。
アフィリエイトサイトだから100万円だとか、ポータルサイトだから1000万円、という基準はありません。
そうではなく、月間の売上を基準に売買取引されることがほとんどです。
こちらの記事でもご紹介しておりますが、サイトを売却する際の値段を算出する方程式があります。
【関連記事】1年半で約1億円分のサイトを売却した私達が教えるサイト売却のコツ
ただし、2019年9月現在、売却金額は上がってきております。
よって、今後は以下の式にシフトしていくのではないかと想定しております。
すでに、他の仲介サイトでは48か月を乗ずることで市場へ公開していることもあります。
「月間営業利益」という言葉がわからない、という方はこちらをご覧ください。
【関連記事】サイト売買の案件を閲覧した際によく見る「月間営業利益」の重要性
また、こちらのセミナーでも解説しましたが、2023~2024年あたりがサイト売買の2回目のピークに達するのではないか?と予想しています。
そうなると、今度は買い手市場に転ずる可能性もありますので、以下のようになることも予想できます。
重要なポイント
それは、あなたのビジネスから毎月キャッシュフローがあるか?ということです。
つまり、売上から経費を引いたとき、毎月手元にお金が残っているビジネスであれば、売却の可能性があるということです。
ですから、アフィリエイトサイトでも2000万円で取引されることもありますし、ポータルサイトでも50万円ということだってありえるのです。
しかも、「月間営業利益×18〜24か月くらい」という、曖昧な基準しか存在しておりません。
つまり、あなたが月の営業利益で50万円をコンスタントに出しているサイトを保有しているのであれば、「850万円〜1200万円」で取引されることが多い、ということです。
ただし、月に50万円のサイトでも2000万円で取引されることもありますので、今後も市場の売買平均は上がっていくと思います。
しかしながら、サイト売買の値付けに関しては曖昧だからこそ交渉もしやすいのですが、初心者の方にはかえって難易度が上がってしまっているように思います。
【関連記事】サイト売却の価格交渉のやり方とコツ!失敗しない考え方7選
【関連記事】サイト売買の交渉(買収)のコツや失敗しないための4つの価格交渉
2、売却したい人必見!いったいいくらで売ればいいの?
上記したとおり、
(サイトの営業利益/月)×(18〜24か月)=サイト売買の値段
という方程式は、サイト売買の市場はここ数年変わっておりません。
(※上記したとおり、今後は24〜36か月へシフトすると予想しています)
てっとり早くすぐに売却したい場合は、(サイトの営業利益/月)×(18か月以下)で値付けをすると、サクッと売れる可能性が高いです。
具体的には、1か月以内に事業譲渡契約書を交わすことを目標に進めていくといいでしょう。
(やってみないと分からないことも多いので確実に1か月以内に売却できるとは限りませんので、早めに行動されることをオススメします)
しかしながら、せっかくつくったサイトですから、より高く売りたい!と思うのが人間です。
とくに急いでいない場合は、上記の方程式とおりに値付けをされるといいかと思います。
【関連記事】サイト売買でサイト売却を迷っているあなたへ
【関連記事】サイト売買のリスクとは?売却したいあなたが知っておくべき3つのリスク
ですが、この値段で必ず売れる!という保証もないのが、サイト売買の厄介なところです。
より高く売りたい場合は、少しずつ様子を見ながら交渉を進めていくべきです。
オススメの方法としては、「まずは高値で市場に出してみる」ということです。
なぜなら、後から値上げするほど印象が悪いことはないからです。
逆に、値下げをすると、勘のいい買い手が交渉をしてくることが多くなります。
ですが、注意点としては、値下げは何度もやりすぎると「あれ?このサイト微妙なんだなぁ」と、価値が低く思われてしまうことです。
高値で勝負するのであれば、最終的に値下げする額(つまり、この値段だったら売れる!)という基準を持って、市場に出すべきです。
(※ここは残念ながら、慣れていない方にとっては、むずかしい作業になります。)
【関連記事】サイト売却をする前に知っておくべきサイト売買のトラブル事例5つ
3、買収したいあなたは必見!ずばり買う基準は?
すでに、サイト値付けの算出方法はご存知だと思いますので、その範疇で値付けされていれば良心的だと言えます。
しかし、すでにそのサイトで「膨大な費用をかけてプログラミングしてある」「デザイナーにオリジナルヘッダーをつくってもらった」など、リリース前にかかったコストも加味して値付けされていることもあります。
その場合、それらのコストも含めた額として、妥当なのか?を見極める必要があります。
プログラミングなどは、0からつくると想像以上のコストがかかることがあります。
それを考慮しても安い!となれば、まずは交渉のメールをしてもいいでしょう。
ちなみに、いいサイトほど当然ながら、入札がたくさん入ります。
ですが、あまり入札が入っていないサイトでも、案外掘り出しものが見つかることも多々あります。
「現在は収益ないけど、将来性があるな」と感じれば、まずは検討枠に入れてもいいでしょう。
【関連記事】サイト売買のリスクとは?知らないと大損をする買収前の2つのリスクヘッジ
重要なことは、たくさんのサイトを見ておくことです。
なかには、本当にユニークなサイトもありますから、本業とは別に取り組むという考えもありです。
どんどん交渉をしてみて、1つでも多くのサイトを見ておく。
買収に関する視野を広げることが失敗を防ぐコツになります。
【関連記事】サイト買収をする前に知っておきたいサイト売買のトラブル事例5つ
4、注意!値段以上に大切なこと
以上が、サイト売買における、売り手と買い手の視点でした。
しかし、それ以上に大切なことがあるのです。
それは、仲介者の存在です。つまり、第三者の視点が必要だということです。
サイト売買で、もっともやってはいけないのが、売り手と買い手”だけ”で取引を進めるということです。
公平な視点を持った仲介者がいないと、どちらかに不利な交渉になりがちです。
お互い人間ですから、きちんと見張っている番人がいないと、悪魔の声がささやくのです。これは、冗談抜きで本当の話です。
【関連記事】サイト売買は仲介業者を使わないといけないのか?
実は私たちサイトマの創業者が、まさにこのパターンで失敗しているのです。
例えば、
・契約書に書いてあることは、売る方にとって有利な内容だったと後から気が付いた
・口約束だけで済ませてしまったことが複数あり、思い通りにサイト運営できなかった
・譲渡完了後、連絡が取れなくなった
などなど。
思い出しただけで、「くやしい気持ちになる」と語っています。
当然、経験もなく無知であった本人が悪いのです。
しかし、サイト売買市場では明るみになっていないだけで、同じように泣き寝入りする人も多いと思います。
自分は大丈夫!なんて思っている人ほど、本当に危険です。
サイト売買の相場も気になるとは思いますが、それよりも必ず仲介を挟んで売買をしましょう。その方が確実です。
【関連記事】サイト売買で仲介者を通さないメリットとデメリットとは?
現実には問題がたくさんあります
サイト売買は非常に魅力的な選択肢ですが、少しでも誤ると、取り返しのつかないことがたくさんあります!
・真っ当な契約書の作成
→司法書士や弁護士による作成が望ましいです。
【関連記事】サイト売買には法律がない?!法律よりも大事な契約書5つのポイント
・入金管理などをしっかりやる
→持ち逃げされるなどを防ぎましょう。
【関連記事】エスクローサービスとは?サイト売買で失敗リスクを防ぐ方法
・そもそも売るためには時間がかかる
→1人でやると長期戦であることを、あらかじめ知っておきましょう
・買収しようとするサイトの情報に虚偽がないか?
→やろうと思えば、いくらでも情報を誤魔化すことはできますので注意です。
などなど。
売り手と買い手だけで成立させるには、相当な労力と経験が必要だということを知っておいてください。
日本には、まだまだ真っ当なサイト売買の仲介業者が少ないことも懸念事項です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
サイト売買における相場はとくにありませんが、値付けの目安は存在します。
【関連記事】1年半で約1億円分のサイトを売却した私達が教えるサイト売却のコツ
ただし、2019年12月現在、売却金額は上がってきております。
よって、今後は以下の式にシフトしていくのではないかと想定しております。
すでに、他の仲介サイトでは48か月を乗ずることで市場へ公開しております。
売る時も、買う時も、まずはこの基準で判断していきましょう。
また、それ以上に仲介者の存在が重要です。
仲介者はしっかりと取引や交渉を見守るだけではありません。
私たちサイトマのように「契約書の代行作成」「購入金額の一時お預かり」、さらには「サイトPRから価格交渉」までやっており、非常にスムーズな売買が可能となっております。
もし、サイト売りたい、買いたい、ということであれば、こちらからクリックして詳細を見てみてください。
サイト売買を検討中であれば、きっとお役に立てると思います。
お読みくださり、ありがとうございました。