サイト売買の交渉(買収)のコツや失敗しないための4つの価格交渉
「そろそろサイトを買収してみようかな」と、思っていませんか?
法人のM&Aが盛んになっている影響もあり、ウェブサイトの買収を検討する経営者も増えています。
本記事では、サイトを買収するにあたり、「どのように進めていくべきか?」「交渉や価格交渉のコツ」などを解説していきます。
目次
そもそもどのように進めていくべきか?
サイトを買収するための大まかな方法としては、以下の2つがあります。
1、サイト売買ができるサイトで案件を探す
2、知人から買収する、売り手を知人に紹介してもらう
買収する案件は、ネットで探すか、リアルの場で探すかの2つに分類されます。
現在、サイト売買のほとんどは、「1、サイト売買ができるサイトで案件を探す」です。
よって、本記事では、ネットで案件を探し、どのように売り手と交渉をしてサイトを買収していくかについて解説していきます。
気になる案件に問い合わせ
サイト売買ができるサイトでは、2つのプランを提供しています。
・直接プラン
・仲介プラン
簡単に説明すると、「直接プラン」は、買収したいあなたが直接売り手とメールや電話で交渉を進めていきます。
対して、「仲介プラン」は、プロの仲介が売り手との間に入り、円滑に交渉が進むように手配してくれます。
どちらのプランを選択するかは、あなたの自由です。
いずれにせよ、どちらのプランであっても、まずは問い合わせから案件の情報を得ます。
私たち、サイトマで言うと、こちらです。
仲介サイトによって異なりますが、即日〜数日で返信がきます。
(直接プランの場合、売り手が他の仕事をやりながら売却を進めているため、返信は非常に遅くなることが多いです)
売り手との交渉がスタート
さて、情報をもらえると、いよいよ交渉がスタートします。順を追って説明していきます。
売り手の安心を得る
問い合わせの後、さらに詳細な情報をもらう前には、必ずNDA(秘密保持契約)を締結して、売り手を安心させましょう。
サイト売買では、情報だけを抜き取り、自分のビジネスに応用しようと考える買い手に扮しんた業者も一定数います。
つまり、あなたに悪気はなくて「この人はあやしい」と思われる可能性があり、せっかく良いサイトも他の方に買収されてしまうことが発生します。
NDA締結を、買い手であるあなたから早めに打診することは、非常に交渉に有利になります。
「お、この買い手は他と違うぞ」と、思われるため、売り手のモチベーションもあなたに関心が向くことになります。
価格交渉
お金があってもサイトを買えないことがあります。前述した、NDAなどで信頼を得ても、買えないことがあります。
それは、売り手の目的と値段が合致しないためです。
どんなに円満に交渉が進んでも、最終的には金額の折り合いをどうつけるか?が、問題になってきます。
もちろん、買い手であるあなたは、できるだけ安い金額で買収したいはずです。
では、どのように交渉すべきでしょうか?
結論。
それは、私たちサイトマが、これまでの経験からわかってきた、売り手の4つの属性で交渉方法を変えるということです。
売り手の属性は大まかに以下4つに分類されます。
①お金が欲しい
②新しい時間が欲しい
③モチベーションの低下からの解放されたい
④肉体的限界からの解放されたい
それぞれ説明していきます。
①お金が欲しい
価格交渉は難しいと割り切ってください。キャッシュを積めば積むほど、買収できる確率は高くなります。
ただし、以下のとおり、おおよその市場平均を算出する式があります。
>サイト売買の相場は?売却と買収の際、気をつけたい4つのこと
あくまで、これを基準に交渉していくわけですが、要するに他の買い手より高い金額でオファーすれば良いことになります。
2022年9月現在であれば、24か月以上をかけた金額で交渉をすれば、このタイプの売り手はあなたに関心を示すはずです。
②新しい時間が欲しい
あたらしいビジネスをやりたい、すでに他の事業が忙しい、などがこのタイプです。
とにかく時間がないケースも多いので、早く売却をしたい傾向があります。よって、価格交渉は積極的にしてみてください。
また、即決できる、という交渉も効果的です。
「即決してくれるのであれば、これくらいの値段でいいか」と、売り手に思わせることができれば、買収することができます。
ただし、前述のとおり、市場平均の式がありますので、あまりのも極端に値下げをしてもいけません。
式の範疇で、良識ある交渉程度にとどめるべきでしょう。
③モチベーションの低下からの解放されたい
すでにサイト運営からリタイアしたいため、売却を進めているケースです。
「②新しい時間が欲しい(あたらしいビジネスをやりたい)」と、合わさった目的となっていることもありますが、基本的には価格交渉はしても問題なく交渉ができるケースが多いです。
ただし、上記したとおり、極端な値下げはやめておきましょう。モチベーションが下がったとは言え、サイトへの愛着はあるのがこのタイプの特徴です。
「そんなに値下げするなんて、私のサイトをダメにしてしまいそう」と、思われてしまいます。
本当にそれだけで、契約が破断になることがあります。
良識ある範囲で価格交渉しましょう。
④肉体的限界からの解放されたい
入院してしまった、怪我をして仕事ができない、など深刻なタイプです。
できるだけ早めに売却をしたいと考えていますので、良識ある価格交渉をしてみてください。
しかし、「①お金が欲しい」と、合わさった目的となっていることもあります。それは、入院費用などが欲しいケースです。
この場合、絶妙な交渉が必要となります。直接プランでは、まず難しいと思った方がいいでしょう。
プロの仲介を挟んで円滑に進めていくべきです。
売り手には、はっきりと売却目的を聞いてください
価格交渉をする前に、早めに売却の目的を聞くことは、買収するにあたって非常に有益な情報となります。
サイトマの場合、このように文章で記載はしておりますが、本音を聞き出せるとさらに交渉はしやすいです。
私たちサイトマは、必ずスカイプ等でのビデオ通話(あるいは音声会話)をセッティングさせて頂いております。
買い手であるあなたの考えや本音も伝えることもでき、さらに信頼を得ることができるため、売り手から選ばれる確率が上がります。
デューデリジェンス
売り手から買収させていただける旨を得られたら、必ずしっかりとデューデリジェンスを行うようにしてください。
簡単にいうと、買収するサイトの数字やウラ側を、本当に問題がないか確かめる作業になります。
このデューデリジェンスは、仲介であっても責任を持つことはできません。しっかりと精査するようにしましょう。
ここまで来たら、あとはプロに任せましょう
デューデリジェンスを終えて、問題ないと判断できたら、次に以下の工程があります。
1、契約書の作成
2、入金
3、サイト引っ越し
ここからが実は面倒な作業が待っています。
すでに交渉までのステップで時間も労力を使っていますから、この後の事務的な手続きは買い手であるあなたがやる必要はありません。
また、特に2に関しては、直接売り手に入金し、サイトが譲渡されないというケースも考えられます。
そこで、仲介サイトではエスクローサービスというものを提供しています。そちらを活用すべきです。
また、「3、サイト引っ越し」も、サイトのデータが消えてしまうリスクもありますので、プロの任せましょう。
ちなみに、私たちサイトマは、1〜3を全てワンストップで代行しているため、事務的な手続きはほとんどありません。
売り手も作業がほとんどないため、譲渡後の打ち合わせや、運営サポートなどの時間を当てることができるため、買収後の動きがスムーズになるメリットがあります。
まとめ
いかがでしたか?
以上が、サイト売買の交渉(買収)のコツや失敗しないための4つの価格交渉の内容でした。
まずは、売却案件から問い合わせて、実際に問い合わせをしてみてください。
その時、この記事をブックマークやお気に入りに登録されておくと、何かあった時の判断材料になると思います。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
あなたのサイト売買が成功されることをお祈りしております。