WHOが世界的なパンデミックと言えると公言し、イタリアでは移動制限がかかるなど、深刻な事態です。
私たちのオフィスは六本木にありますが、行き交う人の数は減っているように感じます。
ここ最近は弊社でも自宅勤務にしましたので、飲食店にも行かなくなってしまいました。
今後も、こういった人も増えるでしょう。
今、日本中で飲食店、インバウンド、店舗やセミナー系のビジネスがピンチです。
売上が減ってしまったという方もいるでしょう。
私自身も会社経営をしてきて、全財産が5万円になるなどの苦境を乗り越えてきました。
その時の経験からわかった4つの施策をご紹介します。
全く終わりが見えない今だからこそ、提案したい内容です。
①コストの見直し
え?と思うかもしれませんが、まずはコストの見直しです。
売上を上げるより、コスト削減は意外とカンタンなのです!
即効性あります。最優先でやりましょう。
「いやいや、売上をアップさせたいんだけど…」と思うかもしれません。
しかし、今一度考えてみてください。
フリーランスや経営者にとって重要なことは、売上ではなく『利益』です。
月に200万円の売上があり、経費が100万円だったとします。
利益は200-100=100万円、ですね。
これがコロナの影響で、月の売上が90万円になってしまったとします。
しかし、経費を見直して100万円を50万円に削減できたとします。
利益は90-50=40万円、ですね。
本来であれば、月の売上を90→200万円に戻したいはずです。
しかし、コロナの影響で、すぐにそれができないはずです。
でしたら、コロナが終わるまで売上アップの希望は一旦捨てて、現実的に経費を検討し直すと良いのです。
もし、何もしないのであれば、経費はそのまま100万円なので、
利益は90-100=-10万円
赤字です。
経費を改善すれば、
利益は90-50=40万円
黒字です。
-10万円と+40万円だったら、どちらが良いですか?
重要なことは、勝つことよりも負けないこと。です。
しかし、「さすがに、コストが100万円から50万にできるほど、あまくはないよ」と、思うかもしれません。
ですが、よくよく考えてみると、不要な経費はあるはずですよ。
まずは、固定費を検討して、次に変動費を検討するのが効率的です。
固定費
・事務所や自宅件事務所の家賃
→安いところに引っ越しを検討する、リモートワークが十分可能であれば事務所を思い切ってやめる、など。
・通信費
→そこまで電話をしないなら(銀行などへのやりとりが頻繁でなければ)、スマホのプランを見直す、など。
・人件費
→賞与カットなど、一時的な案として検討する
変動費
・接待交際費
→不要な打ち合わせはやめて全てオンラインにする、夜のお店に行かない
・交通費
→不要な打ち合わせはやめて全てオンラインにする
・外注先
→もっと安くて良いサービスを検討する(まずは探してみることが重要)
などなど、まずは検討してみると良いと思います。
いきなり焦ってカットするのではなく、「カットしたらどうなるかな?あれ?意外と大丈夫じゃない?」となれば、初めて動きだせば良いと思います。
焦らずやっていきましょう。
②今ある仕事からの新しい売上確保
コストダウンをした上で、ようやく売上を考えましょう。
今の仕事を工夫すれば、新しい売上をつくることもできるはずです。
例えば、以下のような案があります。
ネットをうまく使う
セミナー業の方はオンラインセミナーにする、撮影した動画を販売する、など。
ボイトレや対面レッスンが必要な場合、オンラインでやってみてもいいでしょう。
採用の面接をオンラインで行う企業も増えてきたようですので、あらゆるコミュニケーション(お客様&社内外)で活用できるはずです。
ちなみに、弊社でもこのようにオンラインの相談会や、サイト買収前面談を実施しています。
これが案外、会っているような臨場感が出るので不思議です。
今のところオンラインによって顧客満足度が下がっている印象はなく、むしろこういった対策をしているということで好印象になっています。
ぜひとも、積極的に活用してみましょう。
お持ち帰りや発送を使う
店舗系ですと、お持ち帰りのお弁当を販売する、発送サービスでお届けるする、など。
サロン系ですと、アロマや簡易的な針治療ができるシールなどを、これを期に積極的に販売しても良いかもしれません。
これらは時間はかかりますが、新しいマネタイズ方法確立のチャンスでもあります。
ちなみに、友人のセミナー講師の方は、
「セミナーはさすがに休んでますよ!振替の日程調整作業大変です笑
そこそこ影響も受けてますが、色々新しい作戦を練る機会と思っています。」
と、さすがのポジティブ思考力で、一気に乗り越えていかれると感じました。
ある意味では、こういった楽観的な思考も重要です。
事実は変えられません。
コロナで人の動きが減っている。来店しない。集まらない。これは事実です。
だからこそ、チャンスなんです。
③新しい仕事の模索
例えば、飲食店ならグルメ系のウェブメディア運営を検討してみると面白いかもしれません。
飲食店をやっているのであれば、今からグルメ系のメディアを運営していれば副収入が期待できますよね。
また、セミナー業であれば、セミナーのやり方や、セミナー会場オススメなど、これから(コロナが終わったら)セミナーをやりたい人向けにウェブメディア運営をすれば相乗効果が期待できます。
売上が発生するまでに、数ヶ月〜半年かかると思いますが、「どうせやることがないからな」と思うのであれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、サイトを買収すれば翌日からすぐに売上&利益確保も可能です。
こんなコロナの中、安定して売上をキープしているような案件もあります。
そういった、安定した強いメディアを買い取ってしまう、という手もあります。
私たちサイトマでは、非公開案件も持っていますので、良かったらサイトを見てみてください。
ちなみに、ここでオススメできないのは、まったく違う仕事を探すということです。
例えば、飲食店なのに保険業を始めるとか。
セミナー業なのに、建築関係の仕事を始めるとか。
これは、おもいきっり大失敗する可能性が高いです!
なぜなら、やったこともないビジネスであれば、はじめからうまくいかないからです。
小学生の頃、逆上がりだって、すぐに出来なかったですよね?
当たり前ですよね。
ただでさえピンチなのですから、ギャンブルをしてはいけません!
可能性が高いことをコツコツやっていくしかありません。
案外、焦っているときほど、遠くを見てしまいがちです。
仕方がないことです。実際、私もやってしまうことがありました。
しかし、これはやってはいけません。
案外、応え(こたえ)は、足下にあるんです。すでにあります。
見えていないだけなんですね。
ぜひ、関連する事業内容で新しい仕事を探しましょう。
④補助金・助成金などを活用する
条件はあるようですが、リスク低い状態で借りることができます。
まずは、運転資金も危ない!ということであれば、積極的に借りましょう。
上記しましたが、重要なことは、勝つことよりも負けないこと。です。
「補助金なんて恥ずかしい」なんて、そんなプライドは捨てましょう。
タダで貸してくれるなら、負けない確率が高まるはずです、
人によっては、「①コストの見直し」よりも優先すべきことだと思います。
焦らずに、まずは情報収集からスタートしてみてください。
具体的な調べ方
まずは、「〇〇県 コロナ 補助金」「〇〇県 コロナ 助成金」のように調べてみましょう。
もちろん、会社が登記してる場所になりますので、東京都内でビジネスをされている方は、「東京都 コロナ 補助金」となります。
まとめ
いかがでしたか?
まだまだ、やれることは、たくさんあるはずです。
しかし、こういったことを言うと、「どれを検討したらいいでしょうか?」と質問がきます。
全部です。全部ですよ。
例えば、とある国のように「外出禁止」や、「移動制限」なんて、発生したらどうしますか?
ないことないと思ってます。そうなると、ピンチどころではなく「即終了」ということになる人もいるはずです。
だからこそ、準備は早めに。
また、ダラダラと自粛ムードが続くことだって、十分考えられます。
ジワジワと売上が下がってくると、だんだん焦り、一気に自暴自棄になって…大ミスするのが人間です。
歴史上、負けていった武将や会社はだいたいこのパターンです。
まずは、備えておきましょう。
1つずつ検討しましょう。動き出しましょう。
しっかりと検討し準備した人には、祝福の女神が微笑むはずです。
ぜひ、ここは乗り切りましょう!!