サイト売買で儲かる方法とは?税金対策や失敗を避ける3つの具体策
「サイト売買をやって本当に稼げるのだろうか?」と、思っていませんか?
ちょっと不安に思ったり、怪しいな〜と思ったり、なかなか1歩を踏み出すことができないですよね…。
馴染みがないし実態もわからない、他の実績ある投資方法に挑戦した方が安心安全なのでは…。
そう思う方にこそ、サイト売買について知っていただきたいと思います。
売上を出すバリエーションが意外と豊富で、慣れてくれば比較的短期間で大きなリターンを見込める運用方法もあります。
この記事では、合計約6億円以上(※2021年2月現在)のwebサイト売買の仲介に携わってきた「サイトマ」の経験を元に、サイト売買でしっかり稼ぐためのノウハウをご紹介いたします。
また、今回はサイト売買に興味を持っている方に向けの記事ですが、内容としてはサイト売買で儲ける方法の王道パターンになっています。
よって今後、サイト売買をやってみようかと検討されている方にとっても、事前に知っておくべき情報になっておりますので、大変役に立ちます。
なぜなら、多くの方が実践してきた王道パターンになりますので、失敗を避ける可能性が高くなるからです。
ぜひ、しっかりと読んでいただき、今後の参考になれば幸いです。
【関連記事】サイト売買の相場は?売却と買収の際、気をつけたい4つのこと
実際どのくらい儲けを出せるのか
サイト売買で稼ぐ、と言っても、どの程度の売上が出せるのか?コストはどのくらいかかるのか?など、イメージしにくい部分が多いのではないでしょうか?
そこで参考として、弊社で扱い成約してきた案件事例を紹介いたします。
大まかにではありますが、市場の感じを掴んでいただければと思います。
【例1.地域情報特化サイト】
・譲渡額:1,200万円
・年間売上:3,955,340円(月平均329,612円)
・年間営業利益:3,083,617円(月平均256,968円)
・サイト内容
北海道の情報に特化したサイト。
記事コンテンツに加えYouTubeの運用や広告依頼もあり。
複数の収益チャンネルがある上、外注ライター20名と連携して運営、運営労力の分散に成功。
【例2.食材宅配サービス情報アフィリサイト】
・譲渡額:590万円
・年間売上:2,712,781円(月平均226,065円)
・年間営業利益:2,445,061円(月平均203,755円)
・サイト内容
食材宅配サービスの情報に特化したサイト。
実際にサービスを利用した体験レビューや、企業へのインタビュー記事が中心。
個人運営ながらアフィリサイトのお手本と言える作り込まれたコンテンツで、企業からの執筆依頼も多数。
【例3.エンタメ・趣味アフィリサイト】
・譲渡額:180万円
・年間売上:567,661円(月平均47,305円)
・年間営業利益:516,733円(月平均43,061円)
・サイト内容
カラオケ情報に特化したサイト。
専門的な内容で記事コンテンツの資産価値が高い。
価格帯と運営規模から、スモールスタートが切りやすい個人向けのサイト。
※数値はそれぞれ譲渡直近時期のもの。
譲渡価格帯別に3事例紹介させていただきました。
サイト毎に運営体系が異なるため単純な比較はできませんが、おおまかな目安として捉えていただければと思います。
資金回収を第一としてとにかく売上を重視する、ある程度売上が少なくてもサポートが充実していれば良い、など考え方は様々です。
自身で運営を継続するのか、外注して丸投げするのか、など運営スタイルによっても注目するポイントは変わってきます。
ご自身の目的や資金力に見合ったサイトを逃さないよう、上記3例を参考にしていただければ幸いです。
少しでも気になる案件があればすぐに問い合わせするのをお勧めします。
不動産投資とサイト売買の比較
本業以外の収入源の代表例として挙げられるのが不動産投資です。
不動産投資とサイト売買と、どちらも様々な運用スタイルがあるためあくまで参考程度ではありますが、それぞれのメリットとデメリットを簡単にまとめてみました。
【不動産投資】
■メリット
・入居者がいれば長期的に安定した収益がある
・管理会社を利用すれば自身での作業が少なく済む
・運用するために特別なスキルを必要としない
・空室があっても賃料の一部を保証する制度があるなど、サイト投資と比べて環境が整っている点が多い
■デメリット
・多くの資金が必要で手続きに時間もかかる
・入居者がいない場合でも管理維持費がかかる
・老朽化による価値の低下、災害などのリスクがある
【サイト売買】
■メリット
・自身の持つスキルや経験を活かせる
・不動産投資と比べて少ない資金で始められる
・再売却がしやすいため、育てて売れば短期間で大きなリターンが期待できる
・自身での運営、外注による代行運営など運営スタイルの柔軟な対応が可能
■デメリット
・継続的な運営が大前提のため、地道な作業が必要
・Googleのアップデートやライバルサイトの台頭など、外部の影響を受けやすい
・目標を達成したり、運営の飽きなどモチベーションの低下で成績が落ちると再売却が難しくなる
どちらも良し悪しがあるため一概に比較するのは難しいですが、大切なのはどちらが自分に合っているか、という点ではないでしょうか。
自身の望むスタイルと離れてしまうと、続くものも続かなくなってしまいます。
ちなみにこれまで弊社でサイトを買収された方の中には
「定年後、自分で手を動かして仕事をしたくて」
「家族で挑戦できるように」
「専門的に学んでいたことが活かせるため」
など、やりがいを重視して買収を決断された方が多くいらっしゃいます。
自分で積極的に運営したい!という方は是非弊社で扱っている譲渡案件をご覧いただければと思います。
サイト売却で儲かる3つのノウハウ
売却益を得る
まず1つ目は、サイトを制作して売却するという方法です。
要するに、売却目的でサイトを制作し、売却益を得るということです。
最近は比較的アフィリエイトサイトの需要が高まっています。
売却のためにブログなどで良質なアフィリエイトサイトを制作。
ある程度育てて収益化してきたところで売りに出すというようなことをしている人も増えています。
サイトの制作から売却まで何度か繰り返すことで、まとまったお金が得られることになります。
【関連記事】アフィリエイトで月10万円の報酬を達成したら、サイト売却も視野に入れよう
【関連記事】トレンドアフィリサイト(月10万)を140万円で法人に売却した話
しかし、なぜネットショップやポータルサイトなどいろんなモデルの中でも、アフィリエイトサイトの買収が人気なのでしょうか?
アフィリエイトサイトは、在庫もなく、固定費の負担が少ないです。
記事の更新は外部のライターに依頼することできます。
運営コストや手間を抑えることができるということが理由としてあげられます。
買収する側としたら、他のサイトモデルより精神的に楽で運営もスムーズだと判断しているのです。
【関連記事】サイト売買で売却する際に必ず用意する3つのこと
また、節税を狙って買っていく法人も増えているようです。
買収金額を税理士と相談の上、広告費として計上した、というケースも多く聞いています。
アフィリエイトサイトは更新が簡単で、コストがかからないので利益率も高く、状況によっては節税対策として有効ということで、たくさんの注目が集まっています。
(※ただし、詳細は必ず税理士にご相談ください。あくまで事例の紹介かつ、税理士としてのアドバイスではありません。)
したがってサイトを制作して売却するなら、アフィリエイトサイトをおすすめします。もちろん、ネットショップやポータルサイト等でも売却は可能です。
【関連記事】【ネットショップのサイト売買】ヤフー&楽天ショップ、アマゾン、ebayは譲渡可能か?
売却後、再び別のサイトを立ち上げる
いきなりドカン、と売却益が銀行口座に振り込まれると「さて、このお金はどうしようかな」と悩む人も多いようです。
結果、これまで通りやってきたサイト運営に再び着手する人もいます。これが2つ目の稼ぎ方になります。
ただし、契約書には『競業避止』という項目があり、まったく同じサイトはつくることができませんので注意が必要です。
例えば、売却して大金を手にしたSさんは、しばらく海外旅行に行ったり留学していたようです。しかし、そろそろ仕事をしたくなり、まったく新しいサイト運営に着手しているようです。
サイトのネタも、展示会に行って視野を広げたり、セミナーに通ってあたらしい分野を探るなどして、これまでとまったく異なるサイトを運営しているようです。
もちろん、Sさんは売却前提でいくつかサイトを運営しているようです。1度売却してしまうと、あの感覚は忘れられないですからね…。本当にすばらしい取引だと、多くの方が実感するようです。
売却益を使ってより大きなサイトを買収
ビジネスセンスに長けている方は、こちらの選択をされます。ドカン、と入ってきたお金を使って、お宝サイトを発掘し、買収してしまうという方法です。
実際、すでにサイトを運営して売却した人なら、同じようなビジネスモデルであればおおよそ運営は可能だと判断します。
つまりネットショップであれば、買収したサイトは商材が変わっただけで本質的にはやり方や運営方法は変わらないということです。
もちろん、いきなり全ての売却益を使ってしまうのはリスクを感じる方もいると思います。そこで、売却益は残しておいて、融資を使って買収するというケースも増えています。
「え?サイトを買収する時に融資ってできるの?」と思うかもしれません。
詳しくは、サイトマ公式ブログに記載しておりますので、ご覧ください。
【関連記事】サイト売買(サイトM&A)で融資を確実に受けられる5つのコツや方法
【関連記事】サイト売買で融資を受けてサイトを買収する4つのメリットとは?
【関連記事】サイト売買で融資を銀行や公庫から受けるための3つのポイント
また、参考までに融資だけに目がいかないよう、買収する際は売り手の気持ちになることが大切という内容でこちらのブログを紹介しておきます。
非常に大事な内容になりますので、もし買収を検討しているのであれば、失敗を防ぐためにも、ぜひともご覧ください。
【関連記事】サイト売買の流れ、やり方、融資なんかよりもっと知るべきこと
サイト買収で儲かる3つのノウハウ
①サイトを買収して利益を上げる
ほとんどの方がサイトを買収して利益を上げる方法を実践しています。
シンプルな話です。サイトを買収して、売上を上げて利益を出していく、ということです。
中には、サイト買収資金を7ヶ月で回収しさらに売上20倍を達成したという方もいます。
その方は、アフィリエイトサイトを買収し、初心者ながら試行錯誤をして、たったの7か月で買収した資金を回収しています。さらに、それだけでなく売上は結果的に20倍になり、安定した収益になりました。
そしてなんと!アフィリエイトサイトから逸脱して、サブスクリプションモデル(月額課金制のビジネス)のサイトに成長させてしまいました!
アフィリエイトは仕入れのリスクなく、ほとんどコストもかかりません。加えて、売上を安定させるためにユーザーから毎月会費をいただくビジネスに成長させてしまうという、大成功です。
買収した時のビジネスモデルで運営するだけでなく、新しく売上が上がる仕組みを開発することで、買収した資金を早く回収できるというメリットもあるのです。
なお、サイト買収をして起業する前の注意点は、以下の記事で紹介しています。
【関連記事】サイト買収して起業する前に注意すべきこと3つ【サイト売買は甘くない】
サイトを買収して利益を上げた事例
買主A様は、当初のアフィリエイト報酬が月2万円ほどの恋愛系のサイトを購入されました。
A様は、売り手が運営していたノウハウを吸収し、これまで以上に運営に注力。さらに、効率的に記事のリフォームを行いました。
結果、売上は20倍の月40万円ほどになりました。さらには、サブスクリプション(月額課金)モデルを導入。安定した売上もお造りになりました。
サイトのリフォームについては、以下の記事で紹介しています。
【参考記事】サイト購入で儲けるコツはリフォーム!実例とオススメ案件の3つ特徴
②サイトを買収して他人に利益を上げてもらう
サイトを買収したからと言って、自分でサイトを更新する必要はありません。
自分で更新するよりも、優秀な人にお金を払って仕事をしてもらうことで、売上アップさせ利益を確定させていく方もいます。
方法は2つあります。
外注スタッフを活用する
1つ目は、買収したサイトと一緒に譲渡されたスタッフや、外注スタッフの方に引き続きお金を支払い仕事をしてもらう方法です。
売主様からは、ライターの採用ノウハウや教育ノウハウも教えてもらうことも多いです。なので、どんどんライターを増やすことで、売上が右肩上がりになるケースが多いようです。
運営代行会社に丸投げする
2つ目としては、運営代行会社に丸投げしてしまうことです。アフィリエイトなどであれば在庫のリスクが少ないため、レベニューシェア(利益を分配する提携方法)という形で、運営代行を依頼してしまうこともあるようです。
こうなると、外注スタッフの指示出しなどもやる必要がなく、まるで不動産を買ったような感覚でネットビジネスに投資することができます。
中には不動産を売ってしまい、売ったお金でサイトを買収するという人もいるくらいです。
サイト売買の注意点は、以下の記事で解説しています。
【関連記事】サイト売買で購入する前に注意すべき3点!高額&激安サイトでも同じ
サイトを買収して他人に利益を上げてもらった事例
買主B様は、とあるASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)を購入しました。
自社商品の広告だけでなく、他社商品も紹介するようになりビジネスは拡大していきました。
その後、関連会社の社長に運営を丸ごと委託。入金の管理以外は、ほぼ何もせず稼働していました。
また、サイトマにあるこのような案件は買収後に代行運用もセットでついていきます。
もちろん、リスクは0ではありませんので吟味する必要はあります。
③サイトを買収してリノベーションして売却する
中級者上級者になると、サイトを買収した時点ですでにサイト売却を考えています。
つまり、500万円で買収したサイトを一気に育てて2,000万円で売却しよう、というような考え方です。
とくにアフィリエイトサイトやポータルサイトであれば「家賃などの固定費」や「仕入れ」のコストがほとんどかかりません。なので、買収後の売却金額は、ほとんど粗利になる可能性が高いのです。
しかし、買収したサイトであっても愛着が湧いてしまい、なかなか手放すという発想までいかない方が大半のようです。
ただし、このように論理的に考えて売却金額を目的とした買収をする人もいるということは覚えておくと良いと思います。
なかなかここまでの発想で実践できる方は多くないと思います。しかし、いつかはこのような発想で取り組んでみてもおもしろいと思います。
「資産を安く買って高く売る」これはビジネスの鉄則ですが、サイト売買の場合、これを手軽にスタートさせることができます。
何もいきなり500万円を使う必要はないのです。50万円で買って300万円で売却するなど少額からチャレンジする方法もあります。
サイトを購入するコツは、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】サイト売買で購入するコツ!良いサイトを安く手に入れるための流れ
サイトを買収してリノベーションして売却した実例
私たちサイトマでは、買主様から売却の依頼を何度も受けたことがあります。
新しい運営者はテコ入れをして、ある程度まで稼げてくると一気に売却。この方法で儲けています。
例えば、500万円で買収したサイトを6か月で利益300万円を得たとします。
これだけの利益であれば、1,000万で売れる可能性もあります。
(300+1,000)-500=800万円が儲けになります。
結構な利益になるのではないでしょうか。
サイト売買で利益を上げるポイント
サイト売買で利益を上げるポイントは、以下の通りです。
- ①買収するサイトを厳選する
- ②「サポート期間」を設定する
- ③サイト売買のプロの仲介を利用する
一つずつ説明していきます。
①買収するサイトを厳選する
サイト売買で利益を出すポイントは、買収するサイトを厳選することです。
買収するサイトをいい加減に決めてしまうと、うまくサイト運営をすることができず、利益が出づらくなってしまいます。
なお、アフィリエイトサイトの見分け方は、以下の記事で解説しています。
【関連記事】【失敗しないサイト購入】本当に稼いでいるアフィリサイトの見分け方と特徴!仲介のプロが解説-4つのポイントで見抜けます
②「サポート期間」を設定する
サイト売買で利益を出したい場合は、売主様との間にサポート期間を設定しましょう。
サポート期間中に運営ノウハウを教えてもらえれば、サイトを正しく運営して利益を出しやすくなります。
サイトが正しく運営された方が、元のサイトの所有者である売主様も嬉しいものです。サポート期間中は遠慮せずに、積極的に質問をしましょう。
③サイト売買のプロの仲介を利用する
サイト売買では、サイトの厳選、サイトのデータの確認、売主様との交渉など、専門的な知識が求められます。
サイト売買を成功させたいなら、サイト売買のプロの仲介を利用することがオススメです。豊富な知識と経験で、サイト売買をサポートします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
サイト売買で儲ける方法は、
1、サイト売却で儲ける
・売却益を得る
・売却後、再び別のサイトを立ち上げる
・売却益を使ってより大きなサイトを買収
2、サイト買収で儲ける
・サイトを買収して利益を上げる
・サイトを買収して他人に利益を上げてもらう
・サイトを買収してリノベーションして売却する
という方法をご紹介しました。
あなたは、どれが一番しっくりきましたか?
それぞれ注意点がありますし、必ずリスクヘッジをした上で、チャレンジしてほしいと思います。
そして必ず、税理士に相談はしてください。あくまで事例の紹介ですので、あなたの会社や個人では適用できないケースもあります。
また今後、サイト売買をやってみようかと検討されている方も、この3つのうち1つでも方法を覚えておくといいでしょう。
サイト売買は奥が深く、想像以上に感情的な取引になります。
他にもコラムでまとめてありますので、しっかり勉強いただき、失敗を防いでほしいと思います。
ご覧頂きましてありがとうございました。少しでもご参考になれば幸いです。
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