サイト売買の流れ、やり方、融資なんかよりもっと知るべきこと
(↑実際の無料相談会の様子)
「初心者でもサイト買収してうまくいきますか?」
毎月、サイトマで開催しているサイト売買無料相談会で、このように質問されました。
ご夫婦でご参加いただいておりました。
しかし、この質問を聞いた瞬間に、「きっとこの人たちは失敗する」と思いました。
そして、『いまのあなたたちにはサイト売買は向いていません。やめた方がいいです』と、アドバイスさせていただきました。
通常、このような助言は有料です。
しかし、このような人たちがサイト売買に参入されると、市場が荒れてしまうと思い、むしろやめてほしいという思いでお伝えしました。
なぜだか分かりますか?
今後、もしサイト売買で買収を検討する方は、ぜひとも今後の参考にしてほしい内容です。
本質的な部分に迫っていきますので、ぜひ最後までお読みいただき、よろしければブックマークなどされて何度も読み返してほしいと思います。
ご参考になれば幸いです。
目次
そもそもウェブサイトの売買と考えるからダメ
ウェブサイトを運営したことがない人は、「ウェブサイトさえあれば何とかなるのだろう!」と短絡的に考えがちです。
この気持ちは非常にわかります。
かつて、サイトマの創業者もサイトのコンセプトや理念だけに共感。とあるサイトを買収。
が、まともに運用できずに失敗に終わったことがあります。
そもそも、ウェブサイトはツールであるということを認識しておく必要があります。
電話やファックス、名刺やポスティングのチラシと同等だと考えるべきです。
サイト売買で取引されているサイトのほとんどが、集客という役割を担っているからです。
サイト売買で多く取引されているサイトは、集客ができており、かつ売上が上がっているサイトなのです。
もっと噛み砕いて言いますと、インターネットを使った集客ができるツールが「ウェブサイト」ということです。
サイトを買収する際は、このツールを買い取るということです。
包丁を料理で上手に使えば、おいしい料理と笑顔がつくれます。しかし、人を傷つけることに使ってしまうと、悲しみが溢れます。
使い方次第で結果が異なるもの。これがツールです。
あなたが買収をしようと考えているサイトはそういうものだと理解すべきです。
【関連記事】【実話あり】サイト売買の詐欺を回避して失敗を防ぐコツ〜買収編〜
サイト売買とはM&A、つまり〇〇の売り買い
サイト売買はサイトM&Aとも言われます。
いわゆる会社を売買するM&Aと同じようなことだと思ってください。
ウェブサイトの場合、法人譲渡までいかないケースが多く売り手のビジネスを1つ買い取ることで取引します。
サイト売買とは、ビジネスの売り買いなのです。
あなたはサイトを買うのではありません。
ビジネスを買うのです。
たまたま、ウェブサイトを利用したビジネスだということです。
【関連記事】サイト買収する際には、かならず「目的」と「ビジネスモデル」に注意すること
数字も大事、オペレーションも大事、キャッシュフローも大事
よって、直近の売上や経費、運営時間や運営年数などの数字をしっかりと見る必要があります。
もしも、あなたが焼き鳥屋さんを買い取るとしたら?
「家賃は?仕入れの鶏肉はいくら?いつ納品される?保存期間は?マニュアルを覚えているアルバイトは何人?時給や雇用保険は?運営年数はどれくらいで信用は口コミは?機材のリースや減価償却、借り入れ金などは?」
などなど、細かいところをあげるとキリがありませんが、確認する数字はたくさんあります。
特に重要なのはキャッシュフローがきちんと出ているか?です。
これは非常に重要な視点になってきます。
あなたが検討しているサイトの買収でも、きちんと数字は確認していきましょう。
【関連記事】サイト売買の案件を閲覧した際によく見る「月間営業利益」の重要性
創業者の思いや理念も大事
以前、とあるサイトをサイトマで売却された方がいました。
「創業の思いや意思をきちんと引き継いでほしい」という強い希望がありました。
結果、出身地や趣味など同じで理念に共感してくださった方への譲渡が決定しました。
このように、ビジネスには創業者の思いが強く残っていることも多いです。
よって、数字やキャッシュフローなどを見て論理的に交渉を進めるだけでなく、こういった売却者の思いに強く共感することも必要です。
これでも、まだあなたはウェブサイトを買いますか?それとも、ビジネスを買いますか?
サイト売買は不動産よりも利回りいい。けれど、不動産オーナー感覚でやると失敗しますよ
不動産投資はある意味手間がかからず、キャッシュフローを生み出せる投資です。
【関連記事】サイト売買を不動産投資の利回りと比べてみる
しかし、不動産投資のように「ほったらかし管理会社まかせ」では、サイトの買収はほとんどうまくいきません。
もちろん、仕組み化することでそのような状態にすることは可能です。
実際にサイトマから買収していただいた方は、仕事を任せることができるスタッフを育成。
ほぼ放置でキャッシュフローを生み出していました。
しかし、はじめから不動産オーナー感覚で進めると痛い目を見ます。
【関連記事】サイト売買と不動産投資のメリット&デメリットを徹底比較
もう何度もお伝えしているので、お判りだと思います。
あなたが買収しようとしているサイト売買案件は、たまたまウェブサイトというツールを使っているだけであって「焼き鳥屋さん」を買い取ることとほとんど変わりません。
これくらいの認識で取り組まれると、手痛い失敗はしなくてもすみます。
ぜひご参考にしてほしいと思います。慎重に進めていきましょう。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
もしも、「どんなサイトを買えば良いか分からない」ということであれば、以下をクリックして詳細を確認してください。