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個人でサイト売買するメリットとは?失敗しないコツを大公開

サイト売買個人 イメージ

「サイト売買って個人で完結できるのだろうか?」、「個人でサイト売買するメリットって何?」。

サイト売買やサイトM&Aを調べ始めた方は、一度はこんな疑問を持つと思います。

そんな方に向けて、ここではサイト売買を個人で行う流れと方法、予め準備しておくべきものについて解説していきます。

仲介業者に依頼せずにサイト売買を完結することによるメリットについても触れるので、是非参考にしてみてください。

サイト売買とは?

サイト売買とは 説明イメージ

ご存知の方も多いかと思いますが、まずは「サイト売買って何?」ということを簡単に説明いたします。

サイト売買とは、企業や個人が運営しているウェブサイトやECサイトセラーアカウントなどを商品として売買することです。

サイト売却金額に明確な相場というものは存在しませんが、下記の計算式で算出される金額で取引されることが多いです。

売却金額計算式
直近半年の月間営業利益平均×20〜24か月=譲渡金額(2021年6月現在)

つまり、売り手側には一度でまとまった資金を獲得できる利点があります。

一方で買い手側としては、手間をかけずに既にビジネスとして成立しているサイトを即座に手に入れられることができます。

当然どんなサイトか、どんな相手と取引されるかなどの条件により、他にも様々なメリットが生まれることも多々あります。

そんな売り手買い手双方に魅力的な利点があるサイト売買ですが、一つ注意しておくべきポイントがあります。

それは「ウェブサイト=収益や価値を生み出す無形の資産」であり、サイト売買特有のノウハウやルールがあるということです。

上でも軽く触れた通り、明確な価格の算出方法はないため、サイトの査定を正しく行うには一定の知識が必須になります。

また、サーバーの管理権限、コンテンツ移管、競業避止、契約書作成等々、気を付けるべきポイントがたくさんあります。

だからこそ、実はサイト売買未経験の方や初心者の方は、プロの仲介業者に依頼することが多いんです。

個人でサイト売買を行うのであれば、入念な情報収集と準備が必要になります。

以下に紹介することを繰り返し読んでおきましょう。

個人でサイトを売買するメリット・デメリット

個人サイト売買のメリットデメリット

個人でサイト売買を行う方法を細かく紹介する前に、「サイト売買を個人で行うメリットって何?」ということから解説します。

結論から申し上げると、個人でサイトを売買するメリットは「上手くいけばコストを抑えることができる」という点です。

サイトの売り手はより大きな売却益を、サイトの買い手はより少ない資金でサイトを購入することができる、ということですね。

双方がサイト売買の流れを熟知しており経験も十分であれば、素早くサイト売買できることもメリットと言えるかもしれません。

対してデメリットは「経験・知識が少ない方が自分一人で行うには難易度が高く、トラブルになりやすい」という点です。

個人でのサイト売買について、さらに詳しく見ていきましょう。

個人でサイトを売買する方法

個人サイト売買の方法

まず前提として、サイト売買には大きく分けて以下の三つの方法があります。

①価格交渉から移管作業まで、双方の意向を踏まえながら間を取り持ってサポートしてくれる仲介会社を利用する。
②サイト売買を希望する人が集まる掲示板など、プラットフォームを提供してくれるマッチングサービスを利用する。
③自サイトを買ってくれそうな人、売ってくれそうな人を自分で探し、直接交渉を持ちかける。

このうち、③は言うまでもなく「個人でサイトを売買する」ということであるとご理解いただけるでしょう。

ですが、②のケースにおいても、利用するプラットフォームによっては「マッチングする場のみの提供」であることがあります。

「買い手と売り手の交渉や譲渡に関わる作業には介入しません。出会ったあとは自由にやってください。」ということですね。

よって、③に加えて②の方法を選択する場合にも、作業としては「個人でサイト売買する」ことになるケースがあります。

このとき①の場合は仲介手数料・移管作業費用が必要になります。

また、オプションメニューを利用するのであれば広告張り替え作業代行費用などが必要になります。
(各仲介業者により、作業内容や料金は異なります。参考までに、当社サイトマの料金表はこちらをご参照ください。)

②の場合は、プラットフォームへの掲載料・仲介手数料などがかかります。

③の場合は、仲介するプレイヤーがいないため、当然仲介費用はかかりません。

それぞれのコストと作業ボリュームを簡単に表記すると下記のようになります。

・サイト売買にかかるコスト

①仲介業者>②マッチングサービス>③個人直接交渉

・サイト売買にかかる作業量

③個人直接交渉≧②マッチングサービス>①仲介業者

つまり「個人のサイト売買」は、「仲介コスト削減の代わりに、煩雑な作業を自分で対応する必要がある」ということですね。

個人でサイトを売買する流れ

個人で行うサイト売買の入り口(相手探し)は、上記の②あるいは③であることは既にご説明しました。

完全に自分一人で買いたいor売りたいサイトを探して、直接交渉する方法も全くなくはないですが、かなりレアケースです。

よって、ここでは掲示板のようなマッチングサービスを利用した②のケースでの流れをご紹介します。

1.売りたいサイトの登録 or 買いたいサイトを検索する
2.相手方に対してコンタクトを取る
3.信頼できる相手側かどうかを判断する
4.秘密保持契約書を締結する
5.価格・譲渡対象物・競業避止義務・入金のタイミングなどに関して交渉を行う
6.譲渡契約を締結する
7.サイトコンテンツの引越し、ドメイン権限の移管作業を行う
8.無事にサイト引越しができたどうかを確認する
9.入金が行われているか確認する

大きく分けても上記の各工程タスクをこなす必要があります。

一方で、サポートが充実している仲介業者であれば様々な作業を完全お任せで完結することが可能です。

参考までに当社サイトマでのサイト売買の仕組みはこちらになります。

個人でサイトを売買するために準備すること

個人サイト売買 準備イメージ

ここでは、個人でのサイト売買に実際に取り掛かる前に、用意しておきべきことについて解説します。

売り手と買い手に分けてそれぞれ列挙しますので、今何が足りないのか考えながら読んでみてください。

なお当社サイトマでは、サイトの引越し・契約書作成・エスクローサービスなどの部分的な作業のみの代行も承っております。

他者様で成立した売買案件でもご利用いただけますので、お困りの方はこちらをご覧ください。

1.個人サイト売買を行う買い手・売り手共に準備するべきもの

弁護士・司法書士など法的な手続きを管理する第三者

個人サイト売買法律家イメージ

ついつい見過ごしがちになりますが、超重要なポイントになります。

サイト売買には秘密保持契約・譲渡契約・競業避止契約など様々な契約書をたくさん締結します。

確かに、Googleで検索すれば簡単に雛形は入手できるので、形だけを取り繕うことはいくらでも可能です。

ですが、ここは絶対に自分だけで対応しようとせず、必ず弁護士や司法書士など法律のプロに依頼するようにしてください。

かなり大切な部分ですので、繰り返しお伝えしたいです。

過去に何回かサイト売買を行ったことがある方でも、その都度依頼することを強くお勧めします。

当社サイトマ代表の中島も、過去に弁護士費用を削減しようとし、大きな失敗を経験しました。

【関連記事】サイト売買には法律がない?!法律よりも大事な契約書5つのポイント

【関連記事】私のサイト売買失敗談から学べる「買収は自己責任」の意味と3つのポイント

【関連記事】サイト売買の契約書で失敗しやすい「競業避止義務」とは?

相手がどれだけ信用できる人でも、またその相手に悪意がなくても、認識の不一致からトラブルが起きてしまうこともあります。

口約束だったり、各種条件を曖昧なまま話を進めたりすることがないようにくれぐれも気をつけましょう。

サイト引越し・移管作業の担当者

サイト売買個人引越しイメージ

サイト売買の交渉・契約が無事済んだ後に、ドメイン・サーバーを移管して譲渡が完了します。

売り手・買い手どちらかが対応できるのであれば構いませんが、誰が対応するのかしっかりと決めておきましょう。

どちらが主導するのか、トラブルが起きた場合どちらが責任を持つかは契約内容次第となります。

引越しや移管についての詳細は、下の関連記事を参考にしてください。

【関連記事】サイト売買後のサーバー移転のやり方と注意点!安全に引き継ぐ方法!

2.個人でサイトを売却する際に準備すること

続いて、サイトを売却する売り手が用意しておくべき事項を紹介します。

それぞれの項目をしっかり準備できていればそれだけ信頼度が上がり、売却金額も大きくできる確率も高まります。

なるべく買い手が見やすいように、丁寧に管理するようにしましょう。

損益計算書(P/L)

サイト売買個人損益計算書イメージ

サイトの売却金額は直近6ヶ月の平均営業利益額をベースにして算出されることが一般的です。

ですので、最低でも過去6ヶ月の損益データは見やすくわかりやすい状態で見せられるようにしましょう。

過去2年分ほどのデータを見せられることができれば、どのように成長してきたサイトかが分かるので、より効果的です。

過去にスポット的に大きな実績を獲得したことがあれば、その時の数値もPR材料となります。

売上データはもちろん、広告費・仕入・スタッフを雇っている場合の人件費など、細かくまとめておいてください。

アナリティクスデータ

サイト売買個人アナリティクス データイメージ

売上・収益に関する情報とならび、PV・CVデータも非常に重要な意味を持っています。

「収益が少なくてもPVが多いサイトが欲しい」という買い手もたくさんいます。

あなたのサイトが持っている強みとなるため、アナリティクスデータも漏れなく管理して見せられるようにしましょう。

【関連記事】サイト売買で売却する際にアナリティクスは必須である理由

運営マニュアル・サポート体制の整備

当社サイトマは、これまで数々のサイト売買をお手伝いして参りました。

そんな中で、売れやすいサイトがどんなものかの傾向がかなり見えてきつつあります。

その中の一つが、この運営マニュアルと売却後のサポートがしっかりしているサイトです。

買い手は「買収後もこれまでと同じように運営したい」とニーズを持っています。

出来る限り、買い手に寄り添ったサポート体制を整えておくといいでしょう。

【関連記事】サイト売却率が業界トップクラスの私たちが教える売りやすくなる「サポート期間」とは?

コンテンツ・ドメイン・サーバー管理権限情報の再確認

サイト売買個人管理権限情報イメージ

 

初歩的なポイントですが、レンタルサーバーやドメインの管理権限情報を整理しておきましょう。

サイト移管の際は必ず必要になるので、スムーズに引き継げるように確認しておいてください。

エクセルやメモ帳などに、わかりやすいように記載しておくといいでしょう。

3.個人でサイトを購入する際に準備すること

対して、サイトを購入する買い手側で準備しておくべきことをまとめました。

「サイトを買いたい」という強い気持ちがあることは素晴らしいことですが、焦るとどうしても失敗しやすいものです。

出来る限り冷静に準備することを心がけるといいでしょう。

サイト購入資金

サイト売買個人購入資金イメージ

 

当然ですが、あなたが欲しいサイトを購入する資金が必要です。

明確な価格相場というものはありませんが、一般的には以下の式で計算される金額が交渉のベースになります。

売却金額計算式
直近半年の月間営業利益平均×20〜24か月=譲渡金額(2021年6月現在)

そのサイトの特徴や売り手側の意向により変動するため、念の為できるだけ余裕を持って資金を確保しておいてください。

一括での支払いとなるか、分割で支払うかは売り手との交渉・契約次第となります。

購入するサイトの規模によっては銀行や公庫から融資を受ける必要があるかもしれません。

サイト売買交渉をスタートさせてからでは融資が間に合わないこともあります。

早め早めに動いておくに越したことはないでしょう。

エスクローサービス提供会社

サイト売買個人エスクローサービスイメージ

 

安全に取引を行うためには、エスクローサービスを利用されることをお勧めします。

エスクローサービスとは、簡単に言うと買い手と売り手の間を取り持つ、信頼できる第三者のような存在です。

無事サイトが移管されたのを確認した段階で、売り手に購入金額が支払われる仕組みになっています。

詳しくは以下の記事を参照ください。

【関連記事】サイト売買のエスクローサービスとは?取引で失敗リスクを防ぐ方法

個人でサイトを売買するうえで失敗しないためには

個人サイト売買失敗しないために イメージ

サイト売買を行う流れと、準備しておくべきことについてはご理解いただけましたでしょうか。

見ていただくとお分かりかと思いますが、意外とやるべきことが多く、またあらゆるジャンルのスキルや経験が必要になります。

もちろん、粘り強く対応すれば個人でもできないことではありませんが、多くの時間と労力がかかるでしょう。

もしあなたが、どうしてもサイト売買で失敗しなくないのであれば「出来ないことは割り切ってプロに任せる」ということに尽きると思います。

知ったかぶりのまま放置したり、無理に形だけ取り繕ったりすることが、トラブルの最大の原因となるからです。

もし失敗してしまえば、金銭的な損失だけでなく、時間的な損失も大きくなります。

繰り返しになってしまいますが、どうしても個人でサイト売買するのであれば入念な情報収集と準備が必要不可欠です。

まとめ:個人のサイト売買は仲介費用を削減可能だが、トラブルになりやすい。

ここまで紹介してきた通り、個人でのサイト売買は仲介コストを抑えることができます。

一方で、スムーズに完結するには知識と情報収集が不可欠であることを説明してまいりました。

どうしてもコストを削減する必要があるのであれば、トライしてみるのもいいかもしれません。

ですが、相手側との認識の不一致などが発生すると、契約そのものが立ち消えになることも考えられます。

それどころか、訴訟や損害賠償といった規模のトラブルが発生してしまうこともあります。

一度そうなってしまえばお互いに多大なダメージを被ってしまい、サイト売買どころの話ではなくなってしまうかもしれません。

仲介費用を削減しようとしていたはずなのに、結果的に逆に高くついてしまうこともありえるでしょう。

脅しているような言い方になってしまいますが、特に初心者の方にはトラブルが起きやすいというのは事実としてあります。

欲しいサイトが買えなくなった、売りたいサイトが売れなくなったことも悲しいですが、何よりせっかく出会えた相手との関係性が悪くなることは絶対に避けたいはずです。

サイトマでは、一人でも多くの人に、「サイト売買をしてよかった」と感じて欲しいと考えています。

そのため、他社様で売買成立した案件であっても、部分的に作業を代行したいというご希望にも対応しております。

それぞれのプランと作業内容については、こちらをご確認ください。

あなたのサイト売買の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

エベレディア株式会社 代表取締役会長 中島優太

日本唯一の「サイトM&Aアドバイザー®」
エベレディア株式会社 代表取締役会長

中島優太

著書に「超入門! サイトM&A1年目の教科書 -売却編-」。サイトM&A業界の不親切に疑問を持ち、2016年5月に親切丁寧に売買仲介する「サイトマ」を創業。取引累計額10億円以上、300件以上を直接対面で仲介(2021年12月時点)。NHKクローズアップ現代プラスに専門家としてコメント。2019年アメリカはシリコンバレーにて講演。新聞、ラジオ、ビジネス雑誌に多数掲載。

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