サイト売買のエスクローサービスとは?取引で失敗リスクを防ぐ方法
「サイト売買でよく聞くエスクローサービスって何だろう?」と疑問でありませんか?
実際、このような言葉は聞いたことも使ったこともないので、分からないですよね。
このサービスを使った方がいいのか?という議論よりも、「そもそも何?!」という疑問を払拭するために、エスクローサービスについて説明をしていきます。
さらに、エスクローサービスを使った方がいいのか?というアドバイスや、どこの仲介業者を使うべきかなど、客観的な意見を述べていきます。
エスクローサービスの知識だけでなく、使う際の判断基準についての情報も手に入る記事になっています。
ぜひ最後までご覧いただき、あなたのご参考になれば幸いです。
【関連記事】サイト売買(サイトM&A)のエスクローとは?売り手買い手も必要か?
目次
エスクローサービスとは?
簡単に説明すると、「サイト売買取引を安全に行うために、仲介業者が買収金を一時的にお預かりしておくサービス」です。
つまり、買い手から売り手へいきなり入金をするのではなく、一旦仲介業者に入金をして預かっておいてもらうサービスです。
そして、預かっている間にサイトの引越しを完了させて、手続きが全て終わったら預かってお金を仲介が売り手に入金します。
図で表すとこのようになります。
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具体的なステップとしては、この手順になります。
①買い手が仲介へ譲渡金を入金
②売り手から買い手へサイトを引越し
③仲介が売り手へ預かっていた譲渡金を入金
しかし、なぜこのようなサービスが存在するのでしょうか?
それは、サイト売買で売り手と買い手の失敗を防ぐためにあります。
例えば、以下図のように、買い手から売り手へ直接入金してしまったとします。
そのパターンは2つありますが、それぞれリスクが高すぎるため失敗の原因となります。
1、サイトの引越しをする”前”に買い手が売り手へ直接入金
この場合、先に買い手が売り手へ直接入金をしてしまったことにより、買い手は後日にサイトを受け取ることになります。
お互いに信頼しあっている顔見知りでしたらさほど問題はないかもしれません。
しかし、それでも買い手は「本当にサイトが手元に届くのだろか?」と、不安でなりません。
さらに、売り手の中には入金があっただけで、満足してしまい、買い手へのサイト引越し手続きが遅くなってしまう人もいます。
そうなると、買い手からクレームがあり最悪の場合、契約は白紙になり返金する必要が出てきます。
このように、サイトを引越しさせる前に入金をしてしまうと、デメリットだらけになるのです。
2、サイトの引越しをした”後”に買い手が売り手へ直接入金
今度は逆に、先に買い手がサイトを手に入れ、後日に直接入金するパターンです。
この場合、売り手は「本当に入金されるのだろうか?」と不安になります。
さらに、買い手の心理としても、目的としていたサイトが手に入ったことになるので、入金のレスポンスが遅くなることもあります。
「忙しくて、まだサイトのチェックができていないのでもう少し待ってほしい」と、言われてしまえば、売り手としては為す術がありません。
当然、売り手からクレームが入り、契約は白紙になるケースもあります。
このように、サイトを引越しさせる後に直接入金をしても、デメリットだらけになるのです。
エスクローサービスを使うべきか?
結論から申し上げますと、よほどの事情がない限り使うべきです。
なぜなら、要らぬ心配や不安でサイト売買取引が進まなかったり、白紙になるケースも十分に有り得るからです。
そもそも、買い手と売り手がマッチングして、サイトを売り買いするなど、なかなかチャンスがありません。
そのチャンスを確実なものとし、買い手も売り手もwin-winとなる取引を実現するためには、もはやエスクローサービスは必須と言ってもいいでしょう。
もう1度、エスクローサービスの流れを見てみます。
↓
①買い手が仲介へ譲渡金を入金
②売り手から買い手へサイトを引越し
③仲介が売り手へ預かっていた譲渡金を入金
買い手から見れば、お金を持ち逃げされる事態が防げますので、安心して進めることができます。
売り手から見れば、サイトを持ち逃げされる事態が防げますので、安心して進めることができます。
さらに仲介という客観的な第三者がいることで、人間は不思議と”見られている”という感覚になり、早くスムーズに取引を進めようという気持ちになります。
実は、これはサイト売買を経験したことがないとわからないことです。
客観的な第三者の存在があれば、ついつい先延ばしにしてしまいそうなことでも、「すぐにやろう」と思い行動に移します。
結果的に、買い手と売り手で進めるより早く取引が完了します。
こういった副次的な効果もありますので、エスクローは活用していきましょう。
その仲介業者はエスクローサービスを提供していますか?
あなたが検討しているサイト売買の仲介業者はエスクローサービスを提供しているでしょうか?
中には、別途料金になったり、そもそも提供をしていない会社もあります。
また、提供をしていても、実績がないとエスクローを使うことも心配になります。
ぜひ、良心的にエスクローを提供していて、かつ実績のある仲介業者を選ぶようにしてください。
まとめ
いかがでしたか?
サイト売買のエスクローサービスとは、「サイト売買取引を安全に行うために、仲介業者が買収金を一時的にお預かりしておくサービス」です。
具体的な手順は以下の通りです。
①買い手が仲介へ譲渡金を入金
②売り手から買い手へサイトを引越し
③仲介が売り手へ預かっていた譲渡金を入金
また、エスクローサービスの活用は大変オススメです。
1、失敗を防ぐことができる
2、客観的な第三者が介入することで、かえってスムーズにより安全に取引ができる
このようなメリットがありますので、積極的に活用していきましょう。
あなたのサイト売買成功を心より願っています。
ご覧いただきまして、ありがとうございました。