ネットショップの売却のコツ-相場や期間やサイト売買の理由までを紹介!
「ECサイト(ネットショップ)の売却なんてできるの?」と、疑問に思っていないでしょうか?
結論からお伝えするとECサイトの売却は基本的には可能です。
「日々の業務で、ECサイトを売買する手順をなかなか進めることができない…」
「誠実に運営してきたECサイトもモチベーションが下がっているため、運営そのものも厳しい」
「思い切って新しいビジネスをやってみたい!」
あなたのECサイト(ネットショップ)が売れてしまったらどうでしょうか?
まとまったキャッシュが入るので、新しい事業はもちろん、ちょっとした息抜きに旅行も行けます。家族の方やスタッフさんに日頃の感謝を示すいい機会かもしれません。
ECサイトの売却を考えている、ネットショップオーナーであるあなたには、ぜひこの記事を読んで欲しいと思います。
なぜなら、ECサイト(ネットショップ)の売却は、ここ近年、盛んになっており、私たちサイトマでも、過去にECサイト(ネットショップ)の売却を実現してきたからです。
また、事業をはじめてからたった1年半で約1億円のwebサイトの売買を実現してきた実績があるからです。(※2021年5月現在、webサイト売却累計金額は7億円を突破しました。)
【関連記事】サイト売買とは?6億円以上を仲介した私達が教えるサイト(ブログ)売却のコツ
売りやすいECサイト、時間をかけても売ることができないECサイトなど、色々経験してきたサイト売却専門サービスだからこそ、包み隠さずしっかりとお伝えしようと思います。ぜひ参考にしてみてください。
さらに、この記事では、ECサイトが売れる、売れないという話だけではなく、
「具体的にECサイトを売却する方法」
「ECサイトはいくらで売れるか?」
など、あまりネットで公開されていないノウハウも手に入ります。
さらにこの記事では、単にサイトが売れるということだけでなく、
「あなたのECサイトが売れる条件」も公開しています。
さらにさらに、
「どのようなECサイトが売りやすいのか?」
「どれくらいの期間でサイト売買が成立するのか?」
「どの季節が売却しやすいのか?」
「どのような人がECサイトを買収していくのか?」
「ECサイトをより売りやすくするためのコツ」
をご紹介しております。
最後までお読み頂ければ、相当な知識が手に入ると思います。
最後におまけとして、「ECサイトを売却する理由トップ3」も書いてみました。
なんだかんだ言って、他の方がECサイトを売却する理由を知りたくありませんか?ちなみに、このトップ3に入っていれば、あなたの売却理由は真っ当な理由と言えます。
この理由は売却を成功させてきたサイトオーナー様の声になりますので、買い手にも良い印象を与えやすいからです。
逆にトップ3に入っていない場合は、買い手にとって買収したいと思われない可能性も高いです。
今後の、サイト売買への判断材料としてもご覧ください。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、本記事で、あなたのECサイト売却への疑問や不安が少しでも解決し、今後の参考になればこれ以上嬉しいことはありません。
私たちが活動してきた4年半の実績と客観的なデータを詰め込みました。
きっと、参考になるはずです。
そして、本記事がECサイトの安心安全なサイト売買を実現し、win-winな取引のサポートとなれば幸いです。
ぜひご覧いただき、あなたの飛躍に繋げてください。
心から応援しています。
【関連記事】サイト売買の相場は?売却と買収の際、気をつけたい4つのこと
目次
1、ECサイト売買(売却)とは?
そもそもあなたのECサイトを売却するとはどういうことでしょうか?サイト売買とは?6億円以上を仲介した私達が教えるサイト(ブログ)売却のコツでもありますが、以下ということになります。
それは、事業としての資産を売却するということです。
つまり、事業承継(しょうけい)です。
つまり、あなたのECサイトを1つのビジネスとして捉えて、買収していく法人や個人がいるということです。
よって、あなたは「ECサイトを売却する、という認識だけでなく、ビジネスそのものを承継(しょうけい)する」という考え方が必要になります。
極端な話、ECサイトを売却するということだけでいうと、ドメインやwebサイトコンテンツのみ譲渡すれば良いわけです。
しかし、もしもあなたが買い手だったら、このような条件で何千万円も払って投資しますか?
答えは、NOだと思います。
なぜなら、事業の譲渡となると、在庫、取引先、スタッフマニュアル、商標、独占販売権、外注との関係、顧客リストなどなど、引き渡す必要があるからです。
よって、明日からあなたが別の運営者に変わっても、何事もなく運営できる状態であることがサイト売却ですべきことです。
譲渡先が「ネットショップをそもそもやったことがない」ということであれば、サポート期間、もしくは一時的な共同運営を検討する必要があります。
もっと言えば、買収者は新しいビジネスからキャッシュフローが欲しいわけです。
毎月、安定してお金が残る事業かつ、帳簿上の黒字ではなくキャッシュフローがある(毎月の売上-経費がプラスである)という資産(ビジネス)が欲しいわけです。
サイト売却のコツやリスクは、以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。
【関連記事】サイト売買でビジネスの売買をするコツや注意点-サイト売却編
【関連記事】サイト売買のリスクとは?売却したいあなたが知っておくべき3つのリスク
2、そもそもECサイトは売却できるのか?
冒頭でもお伝えしましたが、ECサイトは基本的は売却できます。
※楽天やYahoo!ショップのサイトは売却ができません。アマゾンショップは譲渡が可能です。
他のサービスの元でECサイトを運営されている場合は、規約を確認してください。
実際に市場でECサイトは売買されておりますし、私たちサイトマでも売却の経験があります。
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ただし、サイト売買の市場では、いわゆるコンテンツサイト(アフィリエイトサイト、ポータルサイト)が多数です。
なぜ、コンテンツサイトがよく取引されるのでしょうか?
コンテンツサイトは、記事コンテンツがメインなので、在庫や仕入先など、譲渡すべき対象が少なく運営リスクも少ないからです。
それに対して、ECサイト(ネットショップ)の譲渡には以下のものが必要になります。
・在庫
・仕入先の引き継ぎ
・商標権の譲渡手続き
・顧客リストの譲渡
・具体的な運営ノウハウ
・外注先の引き継ぎ
受け渡すものも多いだけでなく、仕入れ費用、広告費、人件費など、ランニングコストが多くかかるという印象が強いため、どうしてもコンテンツサイトより売買されるスピードは遅いです。 しかしながら、売買ができないということはありません。繰り返しになりますが、ECサイト(ネットショップ)は、売買することができます。
後述しますが、売却しやすいECサイトへ構築していけば買収される可能性が高くなります。
3、どのようなジャンルのECサイトが売却しやすいのか?
これまで、私たちサイトマでは、合計で11サイトのネットショップ売却に成功してきました。(※2020年9月現在)その中の一部を紹介します。
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売却したサイトは、アマゾンアカウント×6、オリジナルサイト×5であり、扱う商材やユーザーも異なります。共通していたのはレンタル型のネットショップということです。
それぞれ、アマゾン、カラーミショップ、ショップサーブ、お茶のこネット、独自ドメインでした。
もちろん、ネットショップを売却する上で、必ずしもレンタル型のネットショップである必要はありません。
しかし、レンタル型ネットショップの場合、名義変更でおおよそ譲渡の大半が終了するというメリットがあります。このメリットに気が付いた中小企業が、ネットショップを買収していくことが多いのです。
よって、必須ではありませんが、レンタル型ネットショップですと、取引がスムーズに進むことが多いことだけは覚えておいてください。
また、サイト売買の世界ではあたり前になってきましたが、毎月営業利益がきちんと出ているサイトは売買されやすい特徴があります。
月間の営業利益平均とは何でしょうか?これは、営業利益を月間で算出した平均値です。
ざっと簡単に説明すると、売上から経費をひいた金額のことです。
つまり、月間の営業利益平均を見れば、「このサイトは、1か月でこれだけのお金が残るようなサイトなんだな」と、買い手が理解できるのです。
買収者からしたら、資金回収の計算がしやすいだけでなく、毎月のキャッシュフローが発生していることは魅力的なため、非常に重視される数字なのです。
また、あなたのネットショップがビジネスとして価値があることを主張するできる数値にもなります。
かなり大雑把ですが、営業利益は以下のように算出できます。
例えば、月の売上が500万円のネットショップがあったとします。
人件費、サーバー代、仕入れ等の経費が400万円だった場合、月間の営業利益は500-400=100万円となります。
この100万円という金額を基準として、サイト売買では取引がスタートしていきます。
それでは、サイトの売却金額はいくらで取引されることが多いのでしょうか?相場を説明して行きますね。
4、いったいいくらで売却できるのか?相場は?
一般的なWebサイトですと、売却金額の相場は以下のとおりです。
つまり、月間で100万円の営業利益をコンスタントに出しているサイトですと、1,200〜1,500万円で取引されることが多いということです。
ただ、2020年以降はコロナの影響もあり、ネットショップの価値が上がっており、相場も大きく変動いたしました。
営業利益がマイナスのネットショップでさえ、183か月で取引できたケースもあります。
今後は、さらに売却金額は上がっていくと予想されます。
実際に、コロナ以降のネットショップの売買平均は66ヶ月です。
よって、webサイトですと、現状では24か月以上で売却できる可能性が高いということを覚えておくといいと思います。
ECサイトの場合、ランニングコスト(仕入れ、人件費、広告費など)が、他の買収案件(例えば、アフィリエイトサイトであればランニングコストはほとんどかからない)と比べると、「高い」という印象を覚える買収者もいるようです。
また、サイトマでの取引されたECサイトは、売却額が営業利益の13.6か月、31か月、73か月、186か月と、バラついています。
それぞれ、在庫、運営年数、商標権、メルマガ会員などを考慮して、買い手と交渉して着地した金額になります。
「ECサイトがいくらで売却できるのか?」ということは、単純に営業利益だけでは算出できないということがわかります。
よって、おおよその売却金額はプロの立場から客観的に判断してもらうのが一番早いでしょう。
わたしたちサイトマでも、無料査定をやっており、毎日問い合わせがあります。
金額においては、見当違いされている売り手様が多い印象です。
想像以上に高かったり、その逆もあったり、初心者が判断できるものではない状況です。
ぜひ、お気軽に査定はしてみてほしいと思います。
5、どれくらいの期間で売却できるか?
過去のサイトマの実績をもとに、ECサイトが売れるまでにかかった期間を表でまとめました。
比較のために他の種類のサイトも載せています。1年前のサイトマの実績と比較して掲載しましたので、ここ1年の傾向を掴んで頂けると思います。
※あくまで、サイトマ の過去の実績によるものなので、参考程度にしてください。
(黒字:2019年、赤字:2020年9月現在)
最短 | 最長 | 平均 | |
アフィリエイトサイト | 9日→2日 | 241日→560日 | 33.4日→94日 |
ECサイト・ネットショップ | 41日→7日 | 51日→260日 | 46日→109日 |
その他(ポータルサイトやビジネスの譲渡) | 44日→2日 | 104日→462日 | 74日→31日 |
ECサイトはアフィリエイトサイトやポータルサイトに比べて、本人だけでなく、事業として会社で取り組むことも多く、社内検討をする決断までに時間が掛かってしまう傾向があります。
売上が大きい=専属要員が必要となるため、「問い合わせ~決定」までの時間がかかる背景です。
よって、売却決定後も、譲渡完了までの間は、今まで通りの運営を継続した状態で譲渡することをおすすめいたします。
6、どのようにして売却するのか?
ECサイトなので、ネット上での売却が一番良いです。
サイトが有名であればあるほど、知名度とともに、売却価値も高まるでしょう。
そのためには、無料掲示板に投稿する直接交渉も可能ですが、ECショップという特性上、仲介に任せて売却することが望ましいです。
ECサイトによっては、サイトだけの譲渡が難しく、例えば事業自体の会社ごと譲渡することも珍しくありません。
そうなると弁護士が必要になることもあります。
売却できるかの前に、自分のECサイトが売却可能かを確認することも大前提として大事なことになります。
また、ECサイトに限らずサイト売却は「高く売りたい売り手 VS 安く買いたい買い手」という構造になりやすく、成約しない場合が多いです。
また、サイトの価値を正しく判断できずに買い手に買い叩かれてしまうこともあります。
そのため、サイト売却の専門会社に依頼されるのがおすすめです。サイトマでは、サイト売却に関する相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
7、ネットショップを売却しやすい季節は?
ネットショップを早くしやすい期間は、販売している商材によって変わります。
例えば、お中元を販売しているネットショップであれば、需要が集中する7月や8月の前に売りやすいです。
雑貨や家具など季節性がないネットショップの場合は、季節はあまり影響しません。
強いて言うなら、3月や12月に決算月を定めている会社が多いので、税金対策でお金を使いたがっている会社が出てきます。
なので、3月や12月は売却しやすい季節と言えますね。
8、ECサイトを買収する人はどんな人?
ECサイトを買収するのは、主に以下の人です。
- 1.EC業界に参入したい(事業として新規参入)
- 2.自分のネットショップを持ちたい(副業・起業)
- 3.手っ取り早く軌道に乗ったECサイトが欲しい(売る商品はあるけどネット販路がない)
ネットショップは利益を得るまでに時間と手間がかかるので、上記のような人たちがネットショップを買収したがるわけですね。
ネットショップのオーナーとして利益を出している人からは想像しづらいかもしれません。
しかし、ネットショップは価値のあるサイトなのです。
9、あなたのECサイトをさらに売却しやすくなるコツ
ECサイトをさらに売却しやすくなるコツを紹介します。
- 1、営業利益を上げる
- 2、強みをアピールする
- 3、サイト売却の専門家に相談する
それぞれ解説してきますね。
1、営業利益を上げる
当然ながら、営業利益がたくさん出ているECサイトほど価値が高く売りやすいです。
営業利益を上げるコツは、記事を書いてネットからのアクセス数を増やしたり、商品が買いやすいように商品説明を丁寧に書いたりなどがあります。
2、強みをアピールする
自社のECサイトの強みを買い手にアピールすると売りやすくなります。
例えば、「独自の仕入れルートを持っている」「デザインにこだわっている」など強みが評価されると売りやすくなります。
3、売上が好調のうちに売却を考える
意外と見落としがちですが、売上が好調のうちに売却を考えると売りやすいです。買い手としても調子がいいサイトを買収したいです。
「売上が好調なのに売却してしまうのは、もったいない」と思うかもしれません。
しかし、売上が好調なうちに売却すると売却額が高額になりやすいです。
10、ECサイトを売却する理由TOP3
ECサイトを売却する理由のTOP3は以下の3つです。
- 1、モチベーションが下がって手放したい(飽きた、つらい、別の仕事をしたい、ネットショップをやめて外に働きに出たい)
- 2、売却益が欲しい
- 3、売れると知って経験として売りたい
冒頭でもお伝えしましたが、この3つのうちのどれかに該当しているとECサイトを売却理由として、真っ当です。売却できる可能性は高いです。
11、ECサイトを売却する時の注意点3つ
ECサイトを売却する際の注意点を3つお伝えしてきます。
- 1、自分に不利にならないように契約を結ぶ
- 2、税金の支払いも考えておく
- 3、売却金額を受け取ってからサイトを譲渡する
この注意点を把握しておかないと「こんなはずじゃなかった…」とトラブルに繋がる可能性があります。
1、自分に不利にならないように契約を結ぶ
自分の不利にならないように契約を結びましょう。
特に気を付けたいのは競業避止規定です。
万が一、「向こう20年間ネットショップを運営できないものとする」という契約を結んでしまうとネットショップの運営が20年間できなくなってしまいます。
「今回売却するサイトで扱っている商品だけは競業避止規定を結びます。
しかし、他の商品については販売を制限しないでください」と要求すれば、売却したネットショップで扱っていた商品以外は販売が可能です。
自分に不利な契約内容になっていないか確認しましょう。競業避止義務はとても重要なので、こちらの記事を参考にしてください。
【関連記事】【弁護士監修】サイト売買の契約書で失敗しやすい「競業避止義務」とは?
2、税金の支払いも考えておく
ECサイトの売却に成功した場合、税金を納める必要があります。
納める税金の金額については、売却した金額によって変わってきますので、お近くの税務署や税理士に「〇〇円のサイト売却をした場合の税金はいくら納めればいいですか?」と確認してみましょう。
詳しい会計の情報はこちらの記事が役に立つと思います。
【関連記事】会計のプロが教えるサイト売買の節税、勘定科目、確定申告、経費-売却編-
3、売却金額を受け取ってからサイトを譲渡する
意外と見落としがちですが、売却金額を受け取ってからサイトを譲渡しましょう。
ほとんどの買い手は大丈夫ですが、買い手の中には、サイトの持ち逃げをする人やサイトを渡しても譲渡金額を支払わない人がいます。
泣き寝入りをしなくても済むように、売却金額を受け取ってからサイトを譲渡しましょう。
トラブルを避けたい人は、仲介業者が買収金を一時的にお預かりしておく「エスクローサービス」の利用を検討されてください。
エスクローサービスについては、以下の記事で解説しています。
【関連記事】サイト売買のエスクローサービスとは?取引で失敗リスクを防ぐ方法
12、ECサイトの今後はどうなるのか?
インターネットで商品を買うことに抵抗が無くなってきているので、ECサイトは今後ますます市場規模が増えることが予想されます。
実際に、2020年7月の経済産業省が発表した「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」では、ECサイトの市場規模が伸びているという調査結果が出ました。
2019年の個人消費者向けEC(BtoC-EC)の市場規模は、2018年の17兆9,845億円に比べて、前年比7.65%増の19兆3,609億円。
ECサイトの市場は、今後ますます盛り上がっていくと予想されます。
13、ECサイトの売却事例
ECサイトの売却という選択肢は、近年ますます一般的になりつつあります。
その証拠に、大手企業間においてもECサイト譲渡がなされるケースも増えてきています。
もちろん当社でもECサイトの譲渡を数多く仲介して参りましたが、ここではあえて大企業での事例を一つご紹介したいと思います。
株式会社ダスキンが洋服レンタルサービスEDISTを買収
2021年5月、衛生清掃用品のレンタルや訪問販売を手がける株式会社ダスキンが、あるEC事業を買収しました。
そのEC事業とは、株式会社EDISTが運営するサブスク型ファッションレンタルの「EDIST.CLOSET」というサービスです。
株式会社EDISTは航空券予約サービス「skyticket」運営で有名な、株式会社アドベンチャー系列の企業でした。
一見無関係な事業に思えるかもしれませんが、こちらの事業譲渡には下記のような利害関係の一致があったことが推定されます。
・株式会社アドベンチャーとしては、コロナ禍による旅行事業の低迷により、経営戦略をスマート化する必要があった。
・株式会社ダスキンとしては、EDIST.ClOSETは本業のレンタルサービスノウハウと、100万人を超える顧客リストを有効活用できるビジネスであった。
上記のケースにおいても、EC事業譲渡という選択肢がなければ、もしかするとそのまま事業が終了となっていたのかもしれません。
また、買い手としても新たな収益の柱を失っていたのかもしれません。
このように、ECサイトの譲渡は双方にとって大きなメリットとなり得る、非常に有意義なものといえるでしょう。
参考リンク:株式会社EDISTの株式の取得のお知らせ
まとめ
ECサイトの立ち上げは大変なので、「最初の商品が売れた時の嬉しさを覚えている」という人も多いでしょう。
「手塩にかけて育てたサイトを売却するのは、なんだかさびしい」と思うかもしれません。
しかし、ECサイトを売却することで、在庫管理や顧客対応などの業務から解放され、まとまったキャッシュを受け取れるので、新しいことも始めやすくなります。
さらに、買い手がECサイトを運営してくれるので、より大きなECサイトに成長してくれる場合もあります。
最後に実際に、サイトマでECサイトを売却されたお客様の声を紹介させて頂きます。
売却相手の方は私の思いを引き継いでくれるまさに適任の方でしたので、安心して取引きできた事は、大変感謝しております
途中くじけそうになりましたが、安心して売買をお願いできた事が良かったです
信頼できそうな売却相手を見つけたい方、入金や譲渡手続きが不安な方などにはオススメです
他のサイト売買をされている会社に掲載を代行されている事を知りこれなら高い確率で買主様が見つかると信じて決めました
「ECサイトを売却してみたいけど、いくらで売れるのかわからない…」
「ECサイトを売りたいけど、契約書を作るのが大変そう…」
「買い手を見つけたい!」と思っている人は、一度お問い合わせをしてください。豊富な経験と知識を持ったスタッフが対応致します。
ECサイト売却のお手伝いができれば、幸いです。