サイト売買する時は仲介業者を使わないといけないのか?
「サイトM&Aに仲介者なんていらないでしょう?」
と、思っている方の大半は痛い目をみております。
・・・過去の私自身がまさにそうでした。
今では、仲介者無しにサイト売買をすることは、考えられません。
しかしながら、なぜ仲介者なしで売買することがいけないのでしょうか?
あなたはご存じでしょうか?
【関連記事】サイト売買の相場は?売却と買収の際、気をつけたい4つのこと
売主は1円でも高く売りたい
サイト売買市場において、サイト売却をする理由は人それぞれです。
・自社の戦略変更による事業の切り離し
・資金調達
・単純にやる気の問題
などなど。
しかしながら、理由はどうであれ、自分のサイトを手放すときに思うことは共通しています。
「できれば高く売りたい」
その思いが強いほど、サイト売却において最も重要な買主様の視点を置き去りにしてしまいます。
交渉もうまくいかず、あげくの果てに値下げさせられてしまう・・・。残念な結果になります。
とくに、サイト製作会社、ネットショップ運営者などは、売却があまりうまくない印象があります。
理由としては、そもそもサイト売買が初めてということと、交渉力やスムーズな手続きが苦手な人が多いからです。
サイト売却のチャンスは1度きり。なぜならサイトは1つしかありません。
チャンスを逃すようなことをしてはいけません。
【関連記事】サイト売買で高く売るコツ!覚えておきたい注意点を専門家が説明!
買主は1円でも安く買いたい
サイト売買市場において、サイトを買収する法人にも、常に考えていることがあります。
「できれば安く買いたい」
当然と言えば当然です。投資金額が安ければ利回りはよくなります。
さらに買収側は、譲渡後も運営を続けるという仕事があります。
人件費、広告費など、新たに発生する費用も検討すると、どうしても売主に値下げ交渉をしたくなります。
ただし、売主にいきなり交渉するのも印象はよくありません。
なぜなら他社も同様に交渉しているため、売主様は疲弊しているからです。
価格交渉よりも、譲渡後の運営における質疑応答などからスタートをする方が、懸命な交渉といえます。
【関連記事】サイト売買の交渉(買収)のコツや失敗しないための4つの価格交渉
売主と買主が感情的になれば100%破断する
上記のとおり、売主と買主の抱く思いは、当然ながら噛み合うことはありません。
スムーズすぎる交渉は、必ずウラを疑った方がいいでしょう。
また、仮に売主と買主だけで売買が成立したならば、必ずと言っていいほどどちらかが損をしています。
一生噛み合わないシーソーゲーム。
多くは感情的なコミュニケーションにより、破断します。
【関連記事】サイト売買がトラブルになり破談となる3つのポイント〜買収編〜
海外では、売主と買主それぞれに仲介者がつく
アメリカの不動産売買では、なんと売主と買主にそれぞれ仲介者(FA:ファイナンシャルアドバイザー)がつきます。
これが一般的なのです。
つまり、「こうでもしない限り、当事者だけでは売買なんて到底できない」と彼らは知っているのです。
対して日本はどうでしょうか?
いまだに、仲介者なしでサイト売買を行おうとする人が後を絶ちません。
どうしても自分たちだけでやりたい場合は、ビジネス経験がある方に間に入ってもらうべきです。
また、契約書は司法書士さんや、弁護士さんに作成していただき、抜けのない文言を整えましょう。
契約書に一文が書かれていないだけで、一気に損を被るケースをいくつも聞いてきました。
これを読んでいるあなたは、ぜひともご留意いただきたいと思います。
【関連記事】【弁護士監修】サイト売買の契約書で失敗しやすい「競業避止義務」とは?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
売主と買主だけでサイト売買をやってしまうと、破断することが多いです。
さらに成立しても、実はどちらかが損をしていることがほとんどですね。
かならず仲介者をたてて、円満なサイト売買を実現させてください。
サイト売買は、双方における新しいスタートなのですから、気持ちよく取引しましょう。
ご覧頂きましてありがとうございました。少しでもご参考になれば幸いです。
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あなたのサイト売買が成功されることをお祈りしております。
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