サイト売買でビジネスの売買をするコツや注意点-サイト売却編
「このビジネス売ってしまいたいが、本当に売れるのだろうか?」と、思っていませんか?
あなたの気持ちはとてもわかります。なぜなら、多くの売り手が同じように感じるからです。
ビジネスごとの譲渡(つまりサイトごとの譲渡)になると、ケースバイケースが多いため、注意が必要です。
今回は、売却を悩んでいるあなたに、ビジネスの売却(サイト売買)するコツをお伝えします。
さらにそれだけでなく、
・ビジネスごとのサイト売買をする注意点
・そもそもどんな人が買っていくのか?
・譲渡後は何をするべき?
など、ビジネスを売買する方の多くが疑問に感じるポイントをまとめました。
これをお読み頂ければ、あなたの悩みは解消し、ビジネスの売買をするのか?しないのか?の判断がつくと思います。
ぜひ、参考になれば幸いです。
【関連記事】サイト売買の相場は?売却と買収の際、気をつけたい4つのこと
そもそも売れるのか?
まず、サイト売買(ビジネスごとの売買)のコツをご紹介する前に、あなたのビジネスが売却できるのか?を判断する必要があります。
例えば、わたしたちサイト売却専門「サイトマ」では、以下のようなビジネスが売買されてきました。
【成約しました!】【日本シェアNO.1!運営6年】迷子ペット捜索ポスター・チラシ製作を行うサイト
【成約しました!】年商1400万円不動産の任意売却サービスを行うサイト
【成約しました!】運営17年、平均売上66万円!ヨーロッパ音楽に特化したCD販売サイト
(本記事でいうビジネスとは、キャッシュフローを生み出す仕組みと定義し、ビジネスごとのサイト売買とは、キャッシュフローを生み出す仕組みに付随するサイトを売買することとします。)
現在も、ビジネスごとの譲渡を検討されている法人や個人事業主の方の問い合わせも多くなっており、今後も、増えていくと思います。
上記3例でわかるとおり、ビジネスモデルや業種は多種多様です。
あなたのビジネスが売れるのか?という、明確な線引きは、ビジネスモデルや業種に依存しないということがわかると思います。
いったいいくらで売れるのか?
では、重要なポイントは何になるか?と言いますと、ずばり売却金額です。
つまり、きちんと値段がつくかどうか?の方が、ビジネスごとのサイト売買では重要です。
こちらの記事でもご紹介しておりますが、サイトを売却する際の値段を算出する方程式があります。
【関連記事】サイト売買とは?3億円以上を仲介した私達が教えるサイト(ブログ)売却のコツ
ただし、2018年5月現在、売却金額は上がってきておりますので、以下の式にシフトしていく可能性があります。
ここで、ポイントなのは、あなたのビジネスから毎月キャッシュフローが発生しているか?ということです。
つまり、売上から経費を引いたとき、お金が残っているビジネスであれば、売却の可能性があるということです。
また、キャッシュフローがあまりにも少ない、もしくは赤字ビジネスであっても、以下も譲渡すべきです。
・人材(外注や社員アルバイトも含め)
・在庫
・商標
・提携会社との契約
・運営ノウハウ
ビジネスごとの譲渡になりますから、上記も譲渡対象として考慮すると売却の可能性が高くなります。(むしろ、譲渡は必須であることが原則です。)
コツは?
ビジネスごとのサイト売買のコツは2つあります。
1、売却目的の優先順位をはっきりさせる
2、時間をかけること
です。
それぞれ見ていきましょう。
1、売却目的の優先順位をはっきりさせる
ここをしっかりあなたの中で判断しておかないと、売却はうまくいきません。しっかりと紙に書いたり、事業パートナーと認識を一致させるなど、かならず必要な部分になります。
以下、あなたがビジネスごとのサイト売買をする際に、優先順位をつけるべき4項目です。
1、売却金額(あなたが希望する金額。ただし、方程式から逸脱し過ぎていると売却そのものがむずかしい。)
2、譲渡先(会社の理念、あたらしい運営の人柄など)
3、時間(いつまでに売却したいか)
4、経験(事業を売却し次のステップに進むため)
どれをもっとも優先すべきか?を、しっかり決めておかないと、間違いなく迷います。結果、売れないことが多いです。
そして、あなたが迷い、優柔不断になることで、迷惑を被る人たちも増えていきますので、注意が必要です。
2、時間をかけること
ビジネスの譲渡になると、とくに交渉に時間がかかるケースが多いです。
なぜなら、買い手からしたら、質問や疑問がたくさんありますので、それに対応したり、打ち合わせしたりと時間がかかります。
後術しますが、準備はすばやく行う必要があります。しかし、長期戦で挑む覚悟はあった方がいいでしょう。焦ってはいけません。少なくとも6か月はみておきましょう。
注意点は?
ビジネスごとのサイト売買をする際に、もっとも注意してほしいのが、譲渡先を間違えないということです。
いくら、多めに買収金額を提示してくれたとしても、クレーマー気質であなたを困らせたり、あなたの事業を担うだけの器がなく結局は事業を潰してしまうことがあります。
このような判断は、なかなか自分たちだけではできないので、経験豊富な第3者の意見をもらうなどして、慎重に判断すべきです。
M&Aの格言で、こういったものがあります。
『準備は迅速に。決断は慎重に』
よくこの逆をやってしまう社長や法人がいます。つまり、『準備が遅くに。決断が安直』ということです。
これは、ほぼ間違いなく失敗しますので、注意が必要です。
【関連記事】サイト売買の交渉(売却)のやり方とコツ、失敗しない考え方7選
どういった人が買っていくのか?
さきほどの例でいうと、守秘義務がありますので、それぞれざっと買い手の特徴だけあげますと、
【成約しました!】【日本シェアNO.1!運営6年】迷子ペット捜索ポスター・チラシ製作を行うサイト
【成約しました!】年商1400万円不動産の任意売却サービスを行うサイト
【成約しました!】運営17年、平均売上66万円!ヨーロッパ音楽に特化したCD販売サイト
→買い手:ネットショップを運営している法人
必ずしも、同じ業種の法人や個人が買収していくとは限らないということです。
当然といえば当然です。なぜなら、買収するメリットの1つの「自社にないリソースを時間をかけずに手に入れる」ということがありますので、他業種のビジネスを買収していくケースは多いです。
つまり、あなたのビジネスに関しては素人や初心者である法人や個人からの問い合わせがある、ということです。
そこで、重要になってくるのが、以下2つです。
・客観的に判断できるよう数字でまとめる(少なくとも直近1年のPL表は用意する)
・初心者にもわかるような説明やプレゼン力
とくにその業界に長くいればいるほど、客観的な説明や、客観的なメリットやポイントなどが説明できないケースが多々あります。
経験がある第3者から、買い手へ代わりに紹介してもらう、交渉してもらうなど、あなたが気が付かないPRができますので、話すがスムーズに進んでいくことが多いです。
譲渡後は何をするべき?
契約内容にもよりますが、買い手の目的は毎月のキャッシュフローの確保、及びキャッシュフローの増加、です。
つまり、譲渡後、あなたがいない状態でも、最低でも毎月のキャッシュフローがあるように、買い手に引き継ぎをする義務があります。
サイトを渡すだけでなく、前述したとおり、仕組みを譲渡するわけなので、仕組みが機能しなければ買収する意味がありません。
昨今、法人のM&Aで買収側が困ってしまうケースが多いのも、売り手の責任です。
あなたも、しっかりと準備して、サイト売却を進めていく必要があります。
そうでないと、売却後に買い手から文句や訴訟に発展するケースもあります。
【関連記事】5つの実例から分かるサイト売却の失敗やトラブルを避けるコツ
もっといえば、あなたのwebサイトが完全に手離れできているビジネスへ作り込めていれば、スムーズに譲渡できるということです。
「そんな状態であれば、そもそも売却なんてしないのでは?」と思いますが、サイトマでは多くの売り手さんが、そのような状態でした。
しかし、モチベーションの低下や、あたらしい人生にチャレンジしたい、とのことで、潔く売却されています。
そういった方々は、売却後、清々しい顔であたらしいビジネスや、ライフスタイルを確立しています。
ウェブサイトの売却に成功したお客様たち
まとめ
いかがでしたでしょうか?
売却できるビジネスモデルや業種は多種多様です。ビジネスの内容よりも、きちんと値段がつくかどうか?の方が、ビジネスごとのサイト売買では重要です。
ご紹介した方程式で、あなたのサイトの値段を把握しておきましょう。
また、コツとして、以下2つをご紹介しました。
1、売却目的の優先順位をはっきりさせる
2、時間をかけること
注意点として、以下2つを覚えておいてください。
・クレーマー気質であなたを困らせる人には売らない
・あなたの事業を担うだけの器がなく結局は事業を潰してしまう人には売らない
また、必ずしも、同じ業種の法人や個人が買収していくとは限らないので、客観的に判断できるよう数字でまとめ、初心者にもわかるような説明やプレゼン力が重要です。
譲渡後は、あなたがいない状態でも、最低でも毎月のキャッシュフローがあるように、買い手に引き継ぎをする義務があります。
これを怠ると、契約を白紙に戻すよう請求される場合もありますので注意が必要です。
少しでも、ご参考になりましたら幸いです。ぜひとも、この知識はお持ち帰りいただき、あなたのビジネスごとのサイト売買にお役立てください。
ご覧頂きましてありがとうございました。少しでもご参考になれば幸いです。
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