サイト売買はオークション?失敗を防ぐ買収交渉力・成功する方法・注意点
「サイトを買収してみたいけど、もしかしてオークションのような方法なのだろうか?」と疑問になりませんか?
早い者勝ちだったり、多くキャッシュを払う人が有利なように感じますよね。
ただし、これは半分正解で、半分違います。どういうことでしょうか?本記事で解説していきます。
また、サイト売買とオークションについて解説した後、実際にあなたが買収できるようになるコツについても紹介していきます。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。
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目次
サイト売買はオークションのようでそうではない
サイト買収は、結局のところ売主との合意がなされれば、時期も値段も自由です。
オークションのように、どんどん値上がりすることもあれば、売主が早期売却を希望しており逆に安値で買収することもできます。
つまり、売主の目的次第によって、オークションになったり、ならなかったりします。
これを例え話で説明します。
とてもいいAというサイトがあったとします。
もはや不動産同然で、買収さえすれば、スタッフが運営をしてくれて、毎月コンスタントに売上が発生する。
その間、やることはスタッフへの入金対応程度。
それで、仮に毎月500万円のキャッシュフローがあったらどうでしょうか?中小企業としては、実に投資としてはすばらしいですよね。
さて、このAサイトは当然ながら人気です。投資対象として魅力的だからです。
あなたを含めて3社買収に名乗りをあげたとしましょう。
すると、売主は選ぶ立場になります。こうなると売主の目的次第で状況は変わります。
・もしも売主がキャッシュ(売却益)を目的としていたら?
当然ながら、3社でオークションのような形式となります。
この時、親切な仲介業者であれば、他の会社がいくらほどで買収を検討しているので、値上げが必要かもしれませんと助言がもらえることがあります。
・もしも売主が早期売却を目的としていたら?
シンプルに一番はじめに交渉をしてくれた方へ譲渡を優先してくれます。
つまり、早い者勝ちとなります。
・もしも売主が体力や体調不調で売却を目的としていたら?
すでに売主が運営できない状態になっている可能性もありますので、一番はじめに交渉をしてくれた方へ譲渡を優先してくれます。
つまり、早い者勝ちとなります。
・もしも売主が他事業へ集中するために売却を目的としていたら?
実は、もっとも多い売却理由です。
他のビジネスをやりたくなった、と運営しているサイトにモチベーションがわかないという理由です。
よって、早めに新しいことをしたいため、一番はじめに交渉をしてくれた方へ譲渡を優先してくれます。
つまり、早い者勝ちとなります。
売主から選ばれる立場である
ポイントは、買収者は基本的には売主に選ばれる立場であるということです。
例えば、早期売却を検討している売主に運良く一番はじめに交渉ができたとします。
しかし、あまりにも理不尽に値下げを要求したり、連絡が遅かったり、面談で悪い印象がついてしまうと、当然ながら売主からNGがでます。
いくら有利に交渉を進めようとも、結局は売主の一声で全てが変わってしまいます。
過去に何ども、売主から断ったケースを見てきました。
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いいサイトを適切な値段で買収できるコツ
基本的に現状のサイト売買は、メールから交渉を進めるケースが多いです。
よって、メールコミュニケーションを重要視すると、買収できる確立が高くなります。
買収がうまい会社や社長は、メールのレスが早い、文章が丁寧、など、売主が納得して譲渡できる相手だという印象を強く与えます。
対して、なかなか買収できない方は、レスが遅い、当然とばかりに要求ばかり、命令口調である、など、懸命に運営してきた売主に対して配慮がありません。
結局のところ、いかに売主の感情を操作できるか?にかかってきます。
気持ちのいいやりとりを心がけていれば、必ずいいサイトを買収できるようになります。
ご参考にしていただけますと幸いです。