サイト売買で格安に購入する4つの方法と注意点
「なんとか安くwebサイトを買収できないだろうか?」と考えていませんか?
実際、格安で買収する方法はあります。本記事ではその方法をご紹介します。
ただし、その反面リスクがありますので、注意点をいくつか挙げておきます。
そもそも、M&Aを安く済ませようとすること自体が実は落とし穴だということに気が付く必要があります。
なぜでしょうか?本記事では、簡単にできるノウハウから本質的な内容まで踏み込んで解説していきます。
なぜ、ここまで解説できるのでしょうか?
それは、私たち「サイトマ」は、たった1年半で約1億円のwebサイト売買の仲介をしてきた実績があるからです。
【関連記事】サイト売買とは?3億円以上を仲介した私達が教えるサイト(ブログ)売却のコツ
(※2016年の創業より、丸5年間でwebサイト売却累計金額は8億円を突破しました)
これまで、多くの取引に関わってきました。
現在も毎日、売却と買収の相談が寄せられており、海外の方からも問い合わせを頂いております。
文字通り、うれしい悲鳴をあげている状態です。このような豊富な
経験から客観的なデータに執筆していきます。
あなたのサイト売買へのお役に立てれば幸いです。
ご参考になれば幸いです。
【関連記事】サイト売買の相場は?売却と買収の際、気をつけたい4つのこと
目次
格安で買収する方法
まず大前提にサイト売買でかかってくるコストを理解しておきましょう。以下の通りです。
1、買収金
2、仲介業者への仲介手数料
3、弁護士or司法書士による契約書作成費
4、外注によるサーバー移転、ドメイン移管費用
さて、格安で買収する方法としては、上記1〜4を全て0円で済ませてしまうという方法です。
そのような方法があるのか?と思うかもしれませんが、あります。
しかしながら、前述したように、無料だけにリスクは相当になるとだけ覚えておいてください。
順に説明していきます。
1、買収金額を0円にする
「そんなこと無理ではないか?」と思うかもしれませんが、方法としてはあります。
1、買収後、売上をレベニューシェアする
手持ちのキャッシュを使わない代わりに、買収後の売上を売り手と分ける方法です。
売り手としては、まとまったキャッシュが手に入らない、いつ売上が下がるか分からないというデメリットを抱えることになります。
よって、「長期に渡って定額のキャッシュをお渡しすることができる」という、強いエビデンスと自信で交渉すると道が開かれる可能性があります。
ただし、ほんとんどのケースで、断られることが多いことだけは覚えておきましょう。
売り手からしたら、それだけ自信があるのであれば、まとめてキャッシュを払ってくれと思う人が大半だからです。
ただし、売り手の条件と合致していれば、レベニューシェアは可能です。
【関連記事】売り手も買い手もハッピーになるサイト売買,M&Aを実現しよう
2、売り手を自社の顧問として招き入れる
売り手ほど運営の知識がある人材はいません。
よって、数年は役員報酬や外注費として、一定のフィーを支払うことで自社に内在して頂き、その代わり譲渡金額を0円にしていただく方法です。
交渉によっては、不可能ではありません。
ただし、売り手にとって、運営していた時より多く報酬がもらえる、負担が減るというメリットがないと交渉は破断になります。
また、結果的に買収金額より高くなるケースもあります。
しかし、メリットとしては、まとめてキャッシュが出ていかいないため、自社のキャッシュフローが安定するということです。
【関連記事】サイト売買で買い手であるあなたに求められている条件とは?
2、仲介業者への仲介手数料を0円にする
2018年現在、サイト売買市場で仲介手数料が無料であるサイトがあります。
サイト楽市さんです。
本サイトは、売り手も買い手も手数料がかかりませんので、多くのユーザーが利用しております。
よって、仲介手数料が面倒だと感じる方は、サイト楽市さんを利用されるといいでしょう。
ただし、無料というだけあって、騙そうとする売り手や買い手、質の悪い売り手と買い手、あやしいサイトが集まっています。
音信不通は当たり前で、いきなり振り込めと詐欺に近い取引をしてしまう方や、問い合わせてみるとwebサイト製作業者から営業されたりと、本当にいい取引をするまでは相当な時間がかかります。
【関連記事】サイト買収をする前に知っておきたいサイト売買のトラブル事例5つ
しかしながら、買収の初心者で、何がなんだか分からないという方にとっては、練習としてサイト楽市さんを利用してほしいと思います。
おおよその感覚と、売り手と買い手だけで交渉をするむずかしさや危ない感覚を経験できるはずです。
3、弁護士or司法書士による契約書作成費を0円にする
売り手と買い手同士で契約書を作成する方法です。
しかしながら、ネット上にある雛形は全てのサイト売買に適応している訳ではありません。
アフィリエイトとネットショップでは当然異なる内容になりますし、お互いの条件によって法的な知見から適切な記述をする必要があります。
なんとなくで進めてしまうと後々大変な目に合うこともあります。
特にあなたが、買収後に悪質なサイトであるとわかった時点で、売り手に返金等を要求する際、契約書をベースにするため、泣き寝入りするケースも多いです。
というか、ほとんどです。
契約書作成をあまく見ていたために、半年後に「やられた」と気がついてしまえば、後の祭りです。
お金と時間だけならまだしも、会社としての信用や、あなたの自尊心まで傷がつくと、今後のビジネスに大きな損失をもたらすことは目に見ています。
よって、独立したての弁護士or司法書士さんを見つけて、他の仕事を紹介する代わりにサイト売買の契約書を無料でつくってもらうなど、うまく交渉をしてコストをかけない方法を模索してみましょう。
ただし、探すためには相当時間がかかりますし、弁護士であれ経験のない契約書の作成は依頼を断られるケースがほとんです。
くれぐれも、売り手と買い手で契約書を作成しないようにしましょう。ほとんどの場合、非常に危険な落とし穴があります。
【関連記事】サイト売買の契約書は無料ダウンロードできる雛形でやってはいけない
【関連記事】サイト売買には法律がない?!法律よりも大事な契約書5つのポイント
4、外注によるサーバー移転、ドメイン移管費用を0円にする
売り手に知識とノウハウがあれば、売り手にお願いをしてしまうことも1つです。
ただし、無料でやってもらうためには、キャッシュ以外でメリットを享受していただくか、気分を上げるために丁寧な交渉をしてみると良いかもしれません。
また、ネットで「サーバー移転 方法」「ドメイン移管 方法」など検索すれば、一定の情報が手に入ります。
しかし、専門的な言葉も多く、失敗してしまえばサイトは一瞬で消えてしまう恐れがあります。
そうなった場合、契約書内容にもよりますが、操作をした側、もしくは売り手と買い手が平等に責任をとることもありますので、結果的にコストがかかります。
またドメインに関しても、ドメイン会社によっては、譲渡先を間違えるとワンクリックで誰かわからない人へ権限が移管されてしまうこともあります。
そうなると、顔も名前をわからない人へメールで連絡をして権限を取り戻す作業が必要になります。
よって、一番ベストな方法は、専門知識がある売り手に無償でやっていただく(ただし、キャッシュ以外の対価も必須)、もしくは友人などに無償でやっていただくなどが無難でしょう。
【関連記事】サイト売買で移転先のおすすめサーバー3選とドメイン会社4選
まとめ
いかがでしたか?
サイト売買で格安に買収する方法として、0円でできる4つの方法をご紹介しました。
1、買収金額
2、仲介業者への仲介手数料
3、弁護士or司法書士による契約書作成費
4、外注によるサーバー移転、ドメイン移管費用
これらを0円にする方法でしたが、仮に格安にしたとしても、相当なデメリットがあるとご理解頂けたかと思います。
つまり、非常に多くの労力と、交渉や思考する時間、そして買収後のデメリットなどを考慮すると、実は格安でサイト売買をしてみようという判断はあまりオススメではありません。
類は共を呼ぶは本当にあります。
あなたが格安で済まそうと目論んでいると、ロクな売り手とマッチングすることができません。
考えてみればわかると思います。非常に良質なサイトは、キャッシュが潤沢にあり誠実で交渉も丁寧な優秀な経営者が、多少高くてもいいので即金で買収していくケースが多いのです。
つまり、良いサイトほど格安で売ってしまう必要がない訳です。
よって、格安で買収できるwebサイトは、あまりいいサイトではないケースが多いということを覚えておきましょう。
それでも、そのようなサイトを磨いて復活させたい!という方もいると思いますし、買収初心者はそのようなサイト買収から練習することが長期的に見ても良いと思います。
サイト売買に、正解はありませんが、格安はメリットだけではないということだけ本記事でご理解頂いければ幸いです。
ご覧いただきましてありがとうございました。