サイト売買のエスクローとは?売り手買い手も必要か?

サイト売買(サイトM&A)のエスクローとは?売り手買い手も必要か

エスクローサービスとは何でしょうか?

サイト売買の仲介業者では、エスクローサービスというものを提供している業者がほとんどです。

このエスクローサービスとは何かを知っておくと、今後の取引はスムーズになります。ぜひ、覚えておくといいでしょう。

また、エスクローサービスの説明だけでなく、そもそもエスクローサービスが必要であるか?も解説していきます。

さらに、仮にエスクローサービスを活用しない場合、どのようにしたらいいのか?など、具体的なフローについても解説していきます。

ご参考になれば幸いです。

【関連記事】サイト売買の相場は?売却と買収の際、気をつけたい4つのこと

サイト売買のエスクローとは?

エスクローとは、サイト売買をする際に仲介業者がお金を一時的に預かり、サイトの持ち逃げ、譲渡金の持ち逃げなども防ぎ安全にサイトを譲渡できるサービスです。

つまり、仲介業者が提供してくれる、安全にサイト譲渡ができるサービスということです。

仮に、このサービスがなかった場合どうなるでしょうか?

売り手と買い手だけで、お金とサイトのやりとりを行うことほど怖いことはありません。

売り手と買い手が顔見知りであれば問題ないかもしれません。しかし、サイト売買では、ほとんどが仲介サイトでマッチングするため赤の他人になります。

 

仲介サイトによっては、顔も分からない不安な手続きを進める必要があり、サイト情報だけ抜き取られることもあります。

そのような状態で、売り手と買い手だけでサイトとお金のやりとりを進めてしまったら?

間違いなく、トラブルが発生します。

売り手は、先にサイトを渡してしまい、いつまで経っても入金がない。買い手は、先にお金を渡してしまい、いつまで経ってもサイトが譲渡されない。

このような悲惨なトラブルとなりかねません。サイト売買では詐欺が多いのでは?と懸念される理由も、こういった事情があるからです。

【関連記事】サイト売買のエスクローサービスとは?取引で失敗リスクを防ぐ方法

そもそもエスクローサービスは必要であるか?

売り手と買い手次第ですが、ほぼ例外を除いてエスクローサービスは必要であると判断しています。

もちろん、仲介手数料を安くするために、手数料が0%もしくは安い仲介を活用する方法もあるでしょう。

しかし、上記のとおり、何かしらトラブルがあった場合、だれも助けてくれません。

法人であれば弁護士の協力を得て、法的に手続きをすることもできるでしょう。しかし、個人事業主や、副業で参入している

個人レベルですと泣き寝入りすることも多いようです。

よって、よほどの理由がない限り、エスクローサービスは活用すべきだと思います。

 

また、エスクローサービスを活用することで、売り手と買い手は公平な第3者が介入することで、手続きをスムーズかつ誠実に進めるようになります。

法人同士の取引であっても、結局は担当者同士の取引になるわけですから、第3者が介入で安全に手続きするべきです。

また、仲介である第3者がいることで、売り手買い手が言いにくいこともうまくまとめてくれる仲介サービスもあります。

単純にお金を預かってくれるだけでなく、親密になってくれる仲介業者かどうか?が重要な判断基準になります。

サイト売買する際にエスクローサービスを使わないとき

どうしてもエスクローを活用しない場合は、対面での打ち合わせをオススメします。

遠方の場合もありますが、無理してでも顔を合わすべきでしょう。

そして、双方で信頼を獲得してから手続きを進めるべきです。

さらに、顔を合わせた状態で、契約書を交わす、サイトの引っ越しをする、入金を当日に済ませるなど、メールや電話だけでなく対面で進めると比較的安全にスムーズに進めることができるでしょう。

 

しかし、当然ながら時間と労力もかかりますから、仲介に入ってもらい音頭を取ってもらった方が、確実かつスムーズですし、何より楽です。

売り手も買い手も、譲渡後の方が重要です。

譲渡後、すぐにやるべき事に時間と労力を注ぎ込めるようにすべきです。

そのために仲介が提供しているサービスでもあります。

各社エスクローサービスの料金は?

サイト売買手数料表

上記が各社の手数料になります。

サイト楽市さん、サイト売買zさんを除いて、上記の仲介会社はエスクローサービスがセットでついてきます。

つまり、マッチング手数料に込み込みでエスクローサービスもついてくるわけですので、ぜひ活用すべきです。

ただし、手数料をどうしても抑えたい場合、サイト楽市さんなどで手数料無料で売却or買収し、対面で手続きを進めるといいと思います。

 

しかしながら、サイト楽市さんは、同じように「格安でサイト売買したい」と考えている人たちが多いため、個人が多く活用しています。

よって、金額的にも法人が参入すべき仲介サイトではない印象があります。

しっかりと収益性を考慮して、事業の柱として会社全体で取り組むのであれば、その他のサイトでマッチングすべきでしょう。

(※2018年6月にGMOが提供するサイトM&Aが閉鎖するお知らせがありました。)

まとめ

いかがでしたか?

エスクローとは、仲介業者が提供してくれる、安全にサイト譲渡ができるお金を預かってくれるサービスです。

売り手と買い手次第ですが、ほぼ例外を除いてエスクローサービスは必要です。

ただし、どうしてもエスクローを活用しない場合は、対面での打ち合わせをオススメします。

ご覧いただきまして、ありがとうございました!

エベレディア株式会社 代表取締役会長 中島優太

日本唯一の「サイトM&Aアドバイザー®」
エベレディア株式会社 代表取締役会長

中島優太

著書に「超入門! サイトM&A1年目の教科書 -売却編-」。サイトM&A業界の不親切に疑問を持ち、2016年5月に親切丁寧に売買仲介する「サイトマ」を創業。取引累計額15億円以上、400件以上を直接対面で仲介(2024年10月時点)。NHKクローズアップ現代プラスに専門家としてコメント。2019年アメリカはシリコンバレーにて講演。新聞、ラジオ、ビジネス雑誌に多数掲載。

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