Amazon売上アップのポイントは?集客と転換率について解説
当社サイトマにおいて、ECサイトの売買案件数が年々増加しており、とりわけAmazonアカウントが特に増加傾向にあります。
売買を前提にしていなくても、Amazonアカウント運営に参入する人は確実に多くなってきています。
そんな中で、Amazon運営を始めてみたものの、思ったように売上が上がらないと困っている人もいるのではないでしょうか?
売上を伸ばすためにどんな点に注力すればいいか迷っている人も多いでしょう。
ここでは、Amazon売上アップのためのポイントと、それぞれの要素について詳しく解説していきます。
参考になりましたら幸いです。
目次
ECサイトやAmazonの売上を決める要素とは?
まず初めに、Amazonアカウント運営を含む、ECサイトの売上を左右する要素について簡単におさらいします。
かなりベーシックな内容ですが、「売上」は下記の要素によって成り立っています。
売上=流入数×購入転換率×単価
購買転換率とは、コンバージョン率(CVR)とも表記されます。
つまり、あなたの販売する商品やストアに何人の人が訪れ、そのうち何人が購入に至ったかを表す数値となります。
例えば100人の顧客がアクセスし、10人が購入した場合の購入転換率は10%となります。
Amazonでは競合となるショップも多く、よほどオリジナリティのある商品である場合を除いては、価格競争も激しくなりやすいです。
よって、特に運営開始直後においては、簡単に販売単価を上下させることは難しいケースも多々あるでしょう。
そのために、単価の要素を除いた、「流入数」と「購入転換率」の向上が売上に直結してきます。
集客に注力して流入数を上げ、購入転換率も向上させることがAmazon売上アップの大切なポイントだということになります。
Amazon売上アップのための流入数増加(=集客)のポイント
Amazonには多くのセラーが、多くの商品を出品しており、当然のことながらただ単に出品を開始しただけでは、検索結果で上位表示される確率は低いです。
また、GoogleSEO対策などの業界でもよく言われている通り、7~8割程度の人が、検索結果の2ページ目以降を見ることすらしていません。
ご存知の方も多いとは思いますが、AmazonではGoogleとは全く異なった独自のアルゴリズムで検索結果を表示しています。
つまり、Amazonにおいて流入数増加を狙うためには、Amazonのアルゴリズムを把握した上で、なんらかの対策を講じて上位表示を狙いに行く必要があります。
その鍵となるアルゴリズムは残念ながら詳細部分は開示されていませんが、上位表示のための大きなポイントとなる要素は下記の二点だと言われています。
①商品ページや商品タイトルがわかりやすいものになっており、検索キーワードと関連性が認められていること。
②売れやすい(=実際にたくさん売れている)商品であること。
①タイトル・商品紹介ページについて
まずは最も大切な商品タイトルの設定方法について検討してみましょう。
Amazonで普段お買い物をされる際、ややくどいくらいにタイトルに色々な文言が記載されているケースを見たことはないでしょうか?
例えば、「ハンドバッグ」と検索してみたところ、スポンサー表示がないオーガニックの最も上位に表示されている商品は、下記のようなタイトルでした。
「〇〇(ブランド名) ハンドバッグ ショルダーバッグ 2WAY レディース スマホポケット 肩掛け 冠婚葬祭 参観日」
これでも一部を抜粋しており、実際にはさらに多くの文言がタイトルに盛り込まれています。
具体的にどんな内容にするかは販売する商品やアイテムによって当然異なりますが、最も売れている商品というのは参考になると思います。
Amazonで商品名検索をかけた際、表示されるサジェストを活用するのも有効な手段です。
「商品名」「仕様・カラー・サイズ」「型番」「ブランド名」「利用シーン・使い方」などはどんな商品でも、最低限入れておくべきでしょう。
しっかりとブランドが確立された状態で続けてしまうと逆に安っぽく見えてしまうかもしれませんが、販売開始初期においては特に、「検索キーワードと関連性」を狙いに行くといいと思います。
合わせて、内部キーワード(Webサイトでいうところのmeta keywords)も設定できるため、ルールをよく確認しつつ忘れずに入力しておきましょう。
②売れやすい(売れている)商品であるという点について
AmazonのSEOに関して特徴的なポイントとして、売れやすい商品が優先的に上位表示されるという傾向があります。
売れやすい商品とは、販売実績が多く、購入転換率も高い、いわゆる直近で実際にたくさん売れているという商品です。
つまり元も子もない表現になりますが、売れ始めると上位表示もされやすいということになります。
この辺りは卵が先か鶏が先かという話になってきますが、まずはしっかりと販売実績を作るという考え方は非常に重要です。
上記のようなタイトルや商品紹介ページを改善した上で、それでも売上が上がってこないという場合は広告を活用するのもいいでしょう。
Amazonには、スポンサープロダクト広告というものがります。
Amazon内にある個々の出品商品を上位表示させ、クリック課金制(CPC)で広告費用が発生します。
無料でできる施策ではありませんが、販売開始初期においての実績作りには有効な手段の一つです。
また、初歩的なことですが、Amazonアカウントに取り組むのであれば大口出品アカウントであることはほぼマストといえる条件の一つになります。
多くの人はすでに大口出品アカウントを利用されているとは思いますが、改めて確認してみましょう。
大口出品・小口出品の違いについては、下記の記事を参考にしてみてください。
【関連記事】Amazonの大口出品アカウントと小口出品アカウントの違いと登録手順
Amazon売上アップのための転換率向上のポイント
続いて、Amazonで売上増加を狙うための、転換率をいかにあげるかというポイントについて紹介します。
転換率向上のためにまずはじめに考える点としては、やはり商品紹介ページやストアページの充実と改善が挙げられるでしょう。
商品のサイズや使い方、仕様、カラーリング、素材など最低限必要な内容に加えて、いかに商品を魅力的に見せながら、信頼性を与えられるかが鍵です。
参考までに、上記で先ほど紹介したハンドバッグの例では、タイトルをクリックした後の商品紹介ページにおいても、下記の項目が事細かく記載さていました。
・「こだわりのポイント」
・「デザインの特徴」
・「機能面の優位性」
・「日本企業が販売する商品であること」
商品の画像も7点ほど用意されており、それぞれ商品単体の画像やモデルさんがバッグを持っている画像、収納のイメージがつくような画像など明確でわかりやすいものになっています。
販売する商品が持つ特徴や強みを存分にPRできるように、画像ラインナップを充実させることは非常に重要です。
また、信頼性の向上という観点においては、商標を取得した上でAmazonブランド登録をしておくといいと思います。
参考URL:登録するための3つのステップ
現在当社で取り扱っているAmazonアカウントもブランド登録されているアカウントが多く存在し、認知度の高いブランドであれば評価も非常に高くなりやすいです。
売買事例:バックや女性アパレル販売に特化したAmazon事業
売買事例:国内独占販売権を持つマイク・自動車部品輸入販売Amazonアカウント
まとめ
集客と転換率という観点を中心に、Amazon売上アップの施策について解説してまいりました。
Amazonは国内で利用するユーザーも多く、Amazonアカウント運営は高いポテンシャルを秘めた事業であることはみなさんもご存知の通りです。
一方で、ライバルも多く、様々な試行錯誤を繰り返しつつ、ストアの評価を高めていかないとすぐに埋もれてしまう側面もあります。
本記事が参考になりましたら幸いです。
なお、Amazonアカウント運営を検討されている方は、すでにビジネスとして完成されたアカウントを買収するというのも有効な手段です。
案件によってはアカウントはもちろん、仕入れ先の継続や管理倉庫、運営スタッフなどをそのまま引き継ぐということも可能です。
ご興味ある方は、こちらの案件一覧ページを一度ご覧いただき、詳細な情報をご確認ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。