Amazonセラーアカウントとは?登録に必要な手順や注意点まで徹底解説
以前、下記記事にて、当社の取り扱い案件においてECサイトが増加していることをご紹介しました。
【関連記事】ECサイト作り方とは?構築・作成する5つの方法を解説
中でも、やはり最も高い人気を誇っているのが、Amazonのセラーアカウントです。
Amazonを日常的に利用されている方も多いことから、初めてECに参入するという方でも手軽にトライしやすい傾向もあるのでしょう。
ここでは、AmazonでEC参入してみたいという方に向けて、Amazonセラーアカウントの登録方法や、開設時の注意などについて解説します。
新規にAmazon販売事業をスタートする方の参考になりましたら幸いです。
目次
Amazonセラーアカウントとは
Amazonセラーアカウントとは、Amazon上で商品を販売するための「出品者用アカウント」です。
普段Amazonでお買い物をされている方もAmazonのアカウントをお持ちだと思いますが、そちらは「購入者用アカウント」になります。
購入者用アカウントのままでは商品を販売することはできませんので、下記を参照にまずは出品者アカウントの作成からスタートしましょう。
ちなみに下記記事にて詳しく解説しますが、Amazonの出品者が支払う手数料のプランには「大口出品」と「小口出品」の2種類があり、下記の違いがあります。
【関連記事】Amazonの大口出品アカウントと小口出品アカウントの違いと登録手順
・大口出品 月間登録料 4,900円(税別) 出品アイテムごとの課金 不要
・小口出品 月間登録料 不要 出品アイテムごとの課金 100円/1商品
販売する商品のボリュームなどを考慮にいれつつ、どちらがご自身にマッチしているか予め検討してみるといいでしょう。
Amazonセラーアカウントの登録に必要なもの
続いて、Amazonセラーアカウントの登録に際して、用意しておくべきものを紹介します。
Amazonセラーアカウントの登録に必要なものは下記の通りです。
・メールアドレス、電話番号(携帯電話でも可能)
まずはメールアドレスと携帯電話番号が必要になりますので、用意しましょう。
既に購入者用アカウントをお持ちの方であれば、そちらと同じものを使用しても構いませんし、販売事業用として区別するため新たに用意するのもいいと思います。
なお、電話番号は運営を開始した際に販売者情報として公開されることがあります。
法人運営を検討されている場合は、代表電話やお問い合わせ窓口の電話番号などを登録しておくとスムーズです。
・事業に関する情報や登記簿謄本などの資料
法人運営の場合であれば、登記簿謄本に記載されている法人名と13桁の法人番号が必要になります。
登録の際にすぐに確認できるように手元に準備しておくといいでしょう。
・顔写真付きの身分証明書
身分証明書が必要になりますが、顔写真が必須になります。
よって、手元に準備しやすい運転免許証かパスポートのどちらかがおすすめです。
マイナンバーカードについては、下記の通り登録ができないことがあるようですので、ご注意ください。
・銀行取引明細書
過去3か月以内に入出金履歴のある銀行取引明細書も必要になります。
クレジットカード利用明細書・インターネットバンキング利用明細書・預金通帳の取引明細書のどれか一つを準備しておきましょう。
Amazonセラーアカウントの登録手順
必要なものを一通り揃えましたら、実際に下記の手順でセラーアカウント登録を行いましょう。
まずは下記のリンクにアクセスし、「さっそく始める」ボタンをクリックしてください。
その後の大凡の流れは下記の通りです。
1.名前・メールアドレス・パスワードを入力
2.上記のアドレス宛に確認メールが送られるため、その認証コードを入力
3.事業所の所在地(国)を選択し、個人・法人の選択に準じた項目を入力
4,出品者情報の入力(国籍・出身国・生年月日・身分証明書情報・名前・登録住所・電話番号)
5.販売先を選ぶ(マーケットプレイスの選択)
6.クレジットカード情報とストア情報の入力
7.パスポートまたは運転免許証の写真をスマートフォンなどで撮影し、アップロード。
8.本人確認が完了すると、Amazonにて審査開始
以上にてこちら側で行う作業は完了となります。
Amazonの審査はそこまで厳格なものではなく、通常2~3日程度で通知が来ます。
万が一何かしら情報に不備があるなどの場合は、その旨の連絡があり再提出が可能となっています。
もちろん虚偽の申請を行うことは論外ですが、あまり身構えることなく申請してみましょう。
無事に審査に通過すると、Amazonセラーセントラルという出品用アカウントの管理画面にアクセスすることができるようになります。
Amazonセラーアカウント開設時の注意点
上記の通り、万が一多少のミスがあっても修正は可能ですが、Amazonセラーアカウント開設時には下記の点に注意しておきましょう。
・実際に販売するエリア(マーケットプレイス)以外のチェックを外しておく
・原則、複数のアカウントを作成することはできない
・出品する際、許可をとらなくてはならない商品ジャンルもある
出品用アカウント登録の際、マーケットプレイスと呼ばれる販売先のエリアを選択する項目があります。
こちら、日本以外にも「北米」と「ヨーロッパ」がありますが、こちらにチェックが入ったままであれば、それぞれの国とエリアに対して個人情報を提示する必要が出てきます。
もちろん、それを前提にショップ運営したい場合はしっかりと個人情報を提示していけば何も問題はありません。
一方、海外への販売は考えていないのにチェックが入った状態が続くと、最悪の場合個人情報の未提示により、アカウント停止などの措置が取られるリスクがあります。
十分に気をつけておくといいでしょう。
また、詳細は下記記事にてまとめていますが、Amazonでは原則一つのアカウントしか運営することができません。
【関連記事】Amazonセラーアカウントは複数作成できる?複数運営のメリット・デメリットとは
特に始めたての方においては、何かしらの問題があると全てのアカウントが停止されてしまうため、複数アカウントを作成することは控えておくといいでしょう。
新規作成アカウントでは、販売することができない商品やカテゴリが存在します。(CD・DVD、おもちゃ関連、有名ブランドの商品など)
詳細情報や販売するための条件については、こちらをご覧ください。
Amazonセラーアカウント開設後の対応
Amazonセラーアカウントの登録が済み、Amazonセラーセントラルにアクセスできるようになりましたら、それぞれのショップの方向性に合わせ、各種設定をしていきましょう。
Amazonはサポート体制も非常に整っており、こちらのページも非常に参考になると思いますので、ぜひ活用してください。
さらに、YouTubeでも公式が動画で解説しており、非常にわかりやすいと思います。
ここでは、多くの人がやっておいた方がいい基本的な設定をいくつか厳選してご紹介します。
全て、下記画像右上の「設定」ボタンより設定します。
・銀行口座情報の入力
・出品者プロフィールの入力
・支払い方法の設定(大口出品アカウント限定)
まずは商品が売れた際の支払いを受ける銀行口座を設定しましょう。
こちらは、普段使用している口座でも構いませんが、事業が大きくなっても管理しやすいように、EC事業専用のものを用意することをお勧めします。
次に出品者プロフィールとして、電話番号やメールアドレスを設定します。
こちらもAmazon内のショップとしての代表連絡先のような形になるため、管理しやすさを考えてAmazon専用のものを設定しておくといいでしょう。
最後に、ユーザーが商品を購入する際に選択できる支払い方法についての設定です。
初期設定では、購入者の支払い方法はクレジットカード・携帯決済・Amazonギフト券・Amazonショッピングカード・請求書払いの5つになります。
こちらを設定画面から、代金引換・コンビニ決済・Edy払いを有効にすることが可能です。
(※小口出品アカウントは、代金引換・コンビニ決済・Edy払いの3種類は提供不可となるため、大口出品アカウント限定となります。)
まとめ
Amazonセラーアカウントの登録手続きには多少の手間が必要ですが、一度登録が完了すれば、オンラインで商品を販売する大きなチャンスとなります。
一度に大量の在庫を抱えるなど、よほどのことがない限りはそこまで大きなリスクもなく、手軽にスタートできるのではないでしょうか。
粘り強く売れ筋商品をリサーチし、適切なマーケティングを実施していけば安定した事業に成長させることができるはずです。
なお、しっかりビジネスとして確立したAmazonアカウントを買収することで、スタートアップ期をパスして、いきなり大きな収益を獲得することも可能です。
資金がある方やマーケティングノウハウがある方であれば、さらにスケールアップしたビジネスとして運営することも十分に期待できます。
買収に興味がある方は、こちらの案件一覧ページを一度確認してみてください。
気になる案件があれば、お気軽にお問い合わせいただけましたら詳細な資料をお送りします。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。