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Amazonセラーアカウントは複数作成できる?複数運営のメリット・デメリットとは

Amazonを運営しており、ある程度慣れてきた方にとって、Amazonのアカウントの複数運営は魅力的なものに思えるのではないでしょうか?

異なるカテゴリの商品を出品する場合など、管理がしやすいようにアカウントごと分けたいと考えている方も多いでしょう。

結論から申し上げると、Amazonセラーアカウントは、一つだけ作成することが一般的ですが、複数のアカウントを所有することもできなくはありません。

ですが、アカウントの複数作成は慎重に行わないと、二個目以降のアカウントのみならず全てのアカウントが停止になるリスクも抱えています。

この記事では、Amazonセラーアカウントの複数作成する方法やそのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

Amazon運営に一通り習熟された方や、カテゴリが異なる商材をお持ちの方の参考になりましたら幸いです。

Amazonセラーアカウントは複数作成できるのか?

冒頭でも軽くお伝えした通り、Amazonセラーアカウントは複数作成し運営することは可能です。

しかし、2023年6月現在においては、セラーアカウントの複数運営は下記のような状況になっています。

・セラーアカウントの複数運営についての規約上の線引きが非常に曖昧であること
・問題があるとAmazon側が判断してしまうと、全てのアカウントが停止になること

つまり、Amazonセラーアカウント複数運営は「ルールが明確になっておらず、リスクも非常に大きい」ということをくれぐれもよく理解しておきましょう。

もう少し詳しく解説します。

Amazonセラーセントラル規約には、次のような記載があります。


出典:出品者の禁止活動および行為、ならびに遵守事項 

上記以外の箇所において複数の出品アカウントに関する記載はなく、かなり簡素な説明に留まっていることがお分かりかと思います。

ネット上の情報では、「正当な理由」として記載されているのと似た状況であっても、アカウントの停止処分が下されてしまったというケースも散見されます。

まとめると、複数のセラーアカウントは作成できなくもないが、各運営者の判断で勝手に進めることは現実的ではないということです。

Amazonセラーアカウントを複数所有する方法

それでは、Amazonセラーアカウントを安全に複数作成するための方法について紹介します。

ややグレーな手法としては、下記の様な方法も全く不可能ではないと思います。

・個人運営と法人運営名義でそれぞれ作成する
・自分以外の家族名義で作成する

これら、電話番号や住所、IPアドレスなどを異なった情報で申請すれば、作成や運営ができる可能性があります。

ですが、基本的にAmazonとしては「出品する地域ごとに維持できるセラーセントラルアカウントは1つのみ」というスタンスでいる以上、これらの方法はあまりお勧めできません。

一定期間何事もなく運営できていたとしても、ある日突然停止処分が下されることも十分に考えられるでしょう。

よって、やや難易度は高くなりますが、どうしても複数運営したい場合、当社としては下記の方法を推奨します。

・Amazon営業担当がつくレベルにまでアカウントを育てた上で、十分に確認しながら進める

Amazonでは、一定の売上規模を持つ健全なアカウントに、Amazonの営業担当者がつくケースがあるのをご存知な方も多いはずです。

この営業担当がつく条件も詳しく開示されていませんが、売上が落ち込んだ際にフォローがあったり、特選タイムセールの案内があったりと様々なメリットがあります。

例えば、下記の案件では、月間売上70万円ほど、運営歴1年程でも営業担当者が付属しています。

【カテゴリランキング2位】特別販売手数料獲得済みの革小物OEM商品Amazonアカウント 

決して簡単ではありませんが、規約から判断すると、担当営業の方が付かない規模では、複数運営はやらない方がいいと考えられます。

何にしても問題が発生したときのリスクがとてつもなく大きいため、くれぐれも勝手な判断で動くのは控えるべきでしょう。

ちなみに、こちらの規約はあくまでも出品者用アカウントについての情報です。

購入者用アカウントであれば個人で複数のアカウントを作成しても全く問題ございませんので、もし複数作成してしまっている方もご安心ください。

Amazonセラーアカウントを複数所有するメリット・デメリット

それでは最後に、セラーアカウントを複数所有する上でのメリット・デメリットをまとめてみます。

セラーアカウントを複数運営すると、下記のメリットを得ることができます。

・ターゲット市場や顧客層をフォーカスし、それぞれに最適化できる
・複数のカテゴリで事業を運営できるため、リスク分散と安定性の向上に期待できる
・ブランドの独立性を確保できる

対して、デメリットは下記の通りです。

・規約違反により、アカウント凍結や停止処分を受ける可能性がある
・レビューや評価が分散してしまい、ショップのドメインパワーが育ちにくくなる
・それぞれに出品手数料やストア費用がかかるため、コストが嵩む

正式にAmazonに確認をとった上で安全に複数運営ができれば、戦略の最適化が取りやすくなるのは大きなメリットになるでしょう。

何らかの事情により一つの事業が低迷しても、他の事業でカバーできるリスク分散の観点においても、大きな利点となりえます。

一方で、たとえ安全に複数運営できたとしても、レビューや評価が分散し、それぞれにストア運営費用がかかってしまう側面もあります。

アカウント停止のリスクがあることは言うまでもありませんが、うまく運営できないとデメリットにしかならない可能性があることも、考慮に入れておくべきポイントです。

まとめ

Amazonセラーアカウントの複数作成の可否やメリット・デメリットについて解説してまいりました。

それぞれ規約の判断基準や条件がわかりにくく、なかなか一概に「こうするべき」というのも言い難い要素も多くあります。

セラーアカウント複数運営はメリットも多いですが、やはりAmazonのスタンスとしては原則認めていないことは重々ご承知おきください。

この記事が参考になりましたら幸いです。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

【2024年3月追記】

Amazon事業買収による会社設立が増えてきた背景もあり、複数アカウント所有事例が増えています。

サイトマの事例を1つご紹介します。

買い手様(元Amazon社員)が同時に2つのAmazon事業を買収されました(2022年9月)。

1つはAmazon営業担当者がついており、もう1つはついてない事業でした。

営業担当者に今回の事情を説明したところ、2つとも同じ名義(名前、住所、銀行口座など)で登録が可能でした。

このような実例もございます。参考になりましたら幸いです。

エベレディア株式会社 代表取締役会長 中島優太

日本唯一の「サイトM&Aアドバイザー®」
エベレディア株式会社 代表取締役会長

中島優太

著書に「超入門! サイトM&A1年目の教科書 -売却編-」。サイトM&A業界の不親切に疑問を持ち、2016年5月に親切丁寧に売買仲介する「サイトマ」を創業。取引累計額10億円以上、300件以上を直接対面で仲介(2021年12月時点)。NHKクローズアップ現代プラスに専門家としてコメント。2019年アメリカはシリコンバレーにて講演。新聞、ラジオ、ビジネス雑誌に多数掲載。

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