【サイト売買の実例】仲介との契約解除をされた残念な売主の共通点
最近、立て続けに売主様との専属専任媒介契約を解除させていただきました。
売主様からの都合で売却を取りやめたいと相談を受けることはたまにあるくらいなのですが、サイトマ自ら売主様との契約を解除することは稀です。
なぜ、売却案件を取り下げてでも、この売主様の契約を解除する必要があったのでしょうか?
今後、売却を検討されている売り手の方には、ぜひ最後までお読みいただき、本記事が参考になれば幸いです。
あなたのサイト売買が成功することをお祈りしております。
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お断りした売手2組
一人目は個人の売主様でした。
とても素晴らしいサイトで、譲渡額も高く、良き買主が見つかるようにと、買主からの問い合わせを待っていたところでした。
実は、売却の過程では、売主にご協力をいただく場面がいくつかあります。
例えば、買主より質問がきた場合に、お答えいただくことです。
売主からの回答を買主にお伝えさせていただきます。
そこからさらに、追加の質問や前向きな返答があれば、スカイプ面談に進む流れです。
また、サイトマでは、サイトマ以外の仲介サイトにも代理出稿させていただいております。
そこでの登録やPR作成も全て代行させていただくのですが、仲介サイトによっては本人確認という、売主本人が代理出稿を認めますという連絡(メール)をしないといけないサイトもあります。
そこばかりは、本人でないと承認が取れないため、メールをお願いすることがあります。
このように、売却に向けてご協力いただくことに対し、「着手金を払っているし、仲介手数料を取られるんだから、何で自分がしないといけなんだ」という姿勢を出される方でした。
ご依頼を受ける前はこのように仰る方ではありませんでしたが、似た発言が増えてきました。
そもそも、このような方は着手金や仲介手数料への本質的な理解が欠けています。
そして、一番の原因は「自分がお金を払っているんだから」という気持ちではないでしょうか。
協力体制の乏しさに、例え売却できたとしても、買い手に迷惑が掛かる可能性が高くトラブルになる可能性を秘めている方かと思いましたので、苦渋の決断でしたが、こちらより契約解除を申し出、着手金も返金させていただきました。
そして、もう一人の売主様は、企業様です。
社内プロジェクトにて作成されたシステムの売却でした。
かなり特化された仕組みのため、売却に時間が掛かっているサイトでしたが、問い合わせは定期的にあるサイトでした。
この担当者の方は、お忙しいのか、質問の回答をいただくため、メールや電話をしても繋がらないことが続きました。
過去には、売買成立まで進んだのですが、この方の社内確認に時間が掛かってしまったことで、買主の信用がなくなり、契約破談になったことがありました。
そこから時間が経ち、気持ち改めてと期待していたのですが、今回も同じく、相手を待たせる結果となっていました。
きっと、サイト売買の優先順位が低いのでしょう。これは、最終的に、買主への迷惑にもなりますし、信頼の欠如となります。
おそらくサポート期間で不安な気持ちになるのではないでしょうか。
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お断りする売手の共通点
上記2名の実例を紹介させていただきましたが、おふたりの共通点は、一言で言うと「売却を目指すビジネスパートナーとしての理解の欠如」です。
これはいずれ、売却成立後は、買主様とサイト運営を目指すビジネスパートナーシップの欠如に繋がります。
サイトマをご使用いただく売主の方は、サイト売買が初めての方も多いため、売却の過程で教育に近い助言やアドバイスをさせていただくこともあります。
そこにご理解を示してくださる方は、よい取引に繋がっている方が多いのですが、そうでない方は、不思議なことに良い買い手も集まらずに売却までにも時間が掛かるのです。
本当に不思議です。
同じ熱量で販売活動をさせていただいているのですが、問い合わせも少ないのも特徴です。
健全なサイト売買実現のために
あえて、会社の恥となるような実例を紹介させていただいたのは、健全なサイト売買を実現したいからです。
まだまだ業界の不透明さや、良い取引相手ではなかった事例が目立ちます。
健全で公正な取引ができたサイト売買成功経験者が増えることで、業界全体も、日本経済も、個人の生活も大きく変える力がサイト売買にはあると、私たちは信じて活動しています。
理解あるビジネスパートナーを一人でも多く増やせるように、サイトマでのサイト売却を通じてサポートできればと思います。
売却を検討中の売主の皆様、売却するなら一緒にサイト売買を成功させましょう。
あなたのサイト売買が成功されることをお祈りしております。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。