サイトを売るための重要な思考「サイトを買いたいわけじゃない、ビジネスを買いたい」
「サイトを買いたいわけじゃない、ビジネスを買いたい」
これが買収する方の本音です。
サイト買収は、あくまで手段であって、目的ではないんです。
重要なのは、買い手はビジネスが欲しいという点を抑えることです。
【関連記事】サイト売買の相場は?売却と買収の際、気をつけたい4つのこと
実在するキャラクターは売れない
先日、以下リンクにある「ホリエモンのブログは売れない」というコラムが大変好評でした。
【関連記事】サイト売却の大失敗…ホリエモンのブログは売れません
メルマガでも紹介させていただいたのですが、過去最高の開封率でびっくりしました!
反響も多く、とある売り手様から「架空のキャラクターを使ったサイトを作って売却を考えているんですが、このサイトは売れますか?」と相談をいただきました。
やはり、架空のキャラクターであっても実際に問題ないレベルかどうかは気になりますよね。
さて、答えです。
仮に、実際にそのキャラクターが実在している場合、売却後の運営は難しいでしょう。
しかし、実在しないキャラクターであれば、可能です。
なぜなら、運営するのが誰であろうと、ユーザーはあくまでキャラクターとコンテンツを見ているからです。
得られる情報や紹介される商品などは、仮想のキャラクターとコンテンツが良ければ、問題なくコンバージョンするはずです。
有名なアニメキャラクターの声優がたまに変わるのに似ているかもしれません。
サザエさんなんて、わかりやすい例かもしれませんね。
声優が変われば、初めは違和感があります。
しかし、そもそもサザエさん自体は楽しめるし、普通にサザエさんとして成立しています。
いずれ、前の声優の声や記憶が薄れていき、今のキャラクターを自然に受け入れられるようなります。
たしか、ハリーポッターのダンブルドア学長やヴァルデモートも、途中で俳優そのものが変わってますよね。
有名どころでいうと、スパーダーマンも何度も変わっています。
架空のキャラクターを使うということは、こういったことに似ているかもしれません。
買い手はビジネスが欲しい
サイト買収をされたい人は、サイトの知識がない方もいらっしゃいます。
不動産投資かサイト買収か悩むくらい、投資の一手段として検討されています。
不動産投資は利益率が低いため、収益を増やすためには、物件を増やさないといけません。
【関連記事】サイト売買を不動産投資の利回りと比べてみる
しかし、サイトであれば、新規ページ作成をすれば、一物件増えたことと同じです。
その1ページが何百万と化けることもあるでしょう。
途中でメンテナンスすることもすぐに無料でできます。
リライトすればするだけ、更新すればするだけ、さらに訪問者が増えて利益を生む可能性を秘めています。
不動産のROIは10%ほどですが、サイト買収は50〜60%を持つものも普通に存在します。
買い手はビジネスが欲しいんです。
もっと言えば、誰が運営しても同じ成果が出るサイトが欲しい訳です。
よって、あなたが、ビジネスをつくりあげることができれば、買い手はいくら出しても買いたい!と思うわけです。
上記のように、架空のキャラクターで構成されているサイトやブログであれば、購入後も運営者はビジネスとして回していけます。
あなたに依存している場合、それはビジネスではありません。
しかし、あなたが不要でありながらも、利益が出ている場合、それは立派なビジネスです。
もし、ビジネスをつくってしまえば、いつでも売却のチャンスがあります。
そう考えると、サイト売買とはなんと夢のある取引なのかと、ふと考えてしまうことがあります。