サイト売買とは「〇〇の売り買い」が本質!ここを勘違いすると失敗します
「サイト売買は手軽で良さそうだ」と思っていませんか?
たしかに、ウエブサイトだけの売り買いになるので手順や作業はそこまで煩雑ではありません。
しかしながら、稀に大きな勘違いをしている方もいます。
開催しているサイト売買相談会にお越し下さったある方がまさにそうでした。
あなたも同じように勘違いしていませんか?
本記事では、サイト売買の本質について解説をしていきます。
ぜひポイントを抑えて大きな失敗を避けて欲しいと思います。
お役に立てれば幸いです。
【関連記事】サイト売買の相場は?売却と買収の際、気をつけたい4つのこと
サイト売買で取引するもの
ずばり。サイト売買ではウェブサイトを取引するのではありません。
ビジネスの売り買いをするのです。
相談会にお越しいただいた方は、いずれサイトを買収して運営したい意向があったようです。
しかし、相談の内容は終始ウェブサイトの仕組みや基礎的な質問ばかり。
ウェブサイトの買収をしたいのに買収するものを理解していませんでした…。
もちろん、売り手次第では、運営マニュアルやサポート期間を設けてくださる方もいるため、初心者でもチャレンジして買収されていく方はいます。
しかしながら、ウェブサイトを活用した、もしくはウェブサイトそのものがビジネスとして成立しているものを買い取る訳です。
不動産オーナーになりたい方が不動産について事前に全く知識がないとどうなるでしょうか?
おそらくほとんどが不動産会社や銀行のカモになるでしょう。
この方には、「今は買収しないでください。まずはご自身でサイトを立ち上げて収益化されてから買収された方がいいです」と、はっきりと断言させていただきました。
【関連記事】私のサイト売買失敗談から学べる「買収は自己責任」の意味と3つのポイント
無知な買い手は売り手を不安をさせる
なぜ、買収はやめた方がいいと断言したのでしょうか?
それは、この相談者は売り手との交渉に関しても、基礎的な知識が不足しているため売り手に質問攻めをすると予想したからです。
すると、売り手はこのように感じます。
「こんなことも分かっていないのに譲渡して大丈夫かな?」
「せっかく運営してきたサイトをこの人はダメにしてしまうのでは?」
「サポートするにしても相当手がかかりそうだから別の人にしようかな」
と、不安に思う気持ちが仇となり、売り手の売却意思を下げてしまうことになります(実際あるケースです)。
実際、わたしたちサイトマにも明らかに知識がなさすぎ、もっと言えばウェブサイトを買えば簡単に儲かると思っているような方も稀にいらっしゃいます。
そのような方は、決まって売主様から「あの方には売りたくないです」と、譲渡対象から外されます。
ビジネスを買い取るという本質的な部分さえ抑えておけば、ウェブサイトの基本的なことくらいは理解しておくべきとわかるはずです。
【関連記事】サイト買収で起業をする際に失敗を避けるための5つのこと
本質を抑えないとサイト売買は失敗します
もし仮にパン屋さんを買収することになったら…
「パンは食べたことありません。よくわかりません。」という状態でうまくいくでしょうか?
売却するパン屋のオーナーは喜んで譲渡するでしょうか?
今回の話は、パンがウェブサイトになっただけです。
ウェブサイトを買収することになったら…
「ウェブサイトはやったことがありません。よくわかりません。」という状態でうまくいくでしょうか?
売却するサイトオーナーは喜んで譲渡するでしょうか?
繰り返しになりますが、売主様によっては、マニュアルやサポート期間もあります。
誠実でやる気を感じられる買い手でしたら、喜んで譲渡する売主様もいます。
しかし、この方は、残念ながらサイトを買収すれば楽に簡単に儲けることができる、という考えが丸見えでした。
「お金払ったら儲かるんでしょ?」と。
このような誤解をする方を1人でも減らし、サイト売買で失敗する人を1人でも減らしていきたい所存です。
ご覧いただきましてありがとうございました。