サイト買収で起業をする際に失敗を避けるための5つのこと
「サイト売買でサイトを買収できるらしい!この方法で起業してみようかな?」と、考えていませんか?
実際、このように考える方は少なくありません。実は、私たちサイトマの創業者の中島も同じように考えていました。
しかし、当時サラリーマンだった中島は、企業からサイトを買収しますが残念ながら失敗してしまいます。
なぜでしょうか?
本記事では、実際にサイト売買でサイトを買収して失敗した実話の中から、失敗を避けるために気をつけたいことを5つまとめていきます。
さらに、失敗事例から学べるうまくいくポイントについてもご紹介していきます。
ぜひ、サイト買収を検討されている方には、最後までご覧頂き、少しでもお役に立てれば幸いです。
【関連記事】サイト買収(サイト購入)で起業して失敗しないコツ
目次
1、ウェブサイトで集客したことありますか?
「すぐに起業をしたい!」と思っていた当時のサイトマ創業者は、簡単に言うと焦って買収をしてしまいました。
これがそもそもの失敗の原因です。
そのサイトはワードプレスという比較的簡単に操作できる仕様で作成されていました。
しかし、ワードプレス自体触ったことがないという状況でした。
さらに、そもそもネットで集客をしたことも、何か問い合わせをもらったことも、メルマガに登録してもらった経験など、全くない完全なる初心者でした。
当然、はじめから分からないことだらけです。うまくいくはずがありません。
しかも、そのサイトは、いわゆる”街コン”を企画&実施するイベントサイトでした。
情報サイトで広告を貼るように、更新だけでは売り上げは発生せず、開催までに集客して当日も現地行かなければなりません。
サラリーマンだった中島は土日で集客、かつ都内はライバルが多いため、新潟など地方で開催を考えますが、うまく集客ができずにイベントはキャンセルとなりました。
そもそもビジネスをする訳ですから、下請けでない限りネット集客は必須の項目です。
あなたはネットで集客をしたことがあるでしょうか?
サイト売買でサイトを買収するということは、これを大前提で考える必要があります。
2、そのサイトは経験のある仕事ですか?
当然ながらやったことがないことは、どんな天才でもすぐにはできません。
仕事に関しても同様です。
そもそも創業者は、イベント企画は飲み会程度しかやったことがなかったため、大規模な街コンとなると、分からないことや、予想しないことが多々発生したそうです。
今後の参考までに、以下のように、新しいビジネスをスタートする際、成功確率と成功するまでの時間を表したアンゾフのマトリックスというものをご紹介します。
当たり前ですが、①のように、やったことある仕事であれば、同じような商品サービスを扱いますし、同じようなお客さんを相手にしますから、集客や営業もさほどむずかしくありません。
対して、創業者のように④のように、扱ったこともない商品サービスや、話したこともないお客さんを相手にすることは、相当な時間がかかることが安易に予想できます。
あなたが買収を検討しているウェブサイトは、上記のうちどこに当てはまりますか?最低でも①か②がベストでしょう。
【関連記事】私のサイト売買失敗談から学べる「買収は自己責任」の意味と3つのポイント
3、実績があるサイトですか?
サイトを買収するのであれば、サイト制作業者に依頼する以上のリターンがなければ意味がありません。
その1つに実績があります。
つまり、
・過去に売上を上げたことがあるのか?
・しっかり運営してアクセス数を集めたのか?
・運営ノウハウはあるのか?
などなど、0から作ったサイト以上に、時間経過で積み上げた”資産”があるはずです。そこに着目しましょう。
ちなみに、創業者が買収した街コンサイトは、過去に集客はしたものの、会社の都合により直前に開催をキャンセルして全額返金していました。
つまり、売上も上がったことがなく、開催実績もなく、当然ながら運営ノウハウもなく、アクセス数もないサイトでした。
しかし、すぐに起業したいと焦っていたため、サイトを買収すれば後はなんとかなる!と、無計画に進めていたようです。人は焦ると視野が狭くなるので注意してください。
あなたが買収を検討しているウェブサイトには、実績はありますか?必ず確認しましょう。
4、キャッシュフローがありますか?
実績があったとしても、キャッシュフローも重要です。つまり、『毎月、変動費や固定費を差し引いて、お金が残っているサイトですか?』ということです。
例えば、以下のようなサイトがあったとします。
・月の売り上げ→500万円
・変動費(広告、外注など)や固定費(サーバー代など)→400万円
=月の利益は100万円
つまり、このサイトは毎月100万円が残るサイト(=毎月100万円のキャッシュフローがある)ということが言えます。
年間で1200万円も自由に使えるお金が残るということですね。
もちろん、こういうサイトは市場にも出回っているので、じっくり探してみてください。
良いサイトを探す力もサイト売買では重要です。
逆に、毎月赤字になっているサイトであれば、赤字は買収するあなたが負担することになります。
買収に失敗した街コンサイトも、売上は0円に対して、サーバー代や広告費などがあったため赤字でした。
サイトは、サーバー代や外注費程度で、あまりコストがかからないサイトも多いですが、1円でも赤字であれば赤字のビジネスとしか言いようがありません。
起業するからには、黒字のビジネスにしていく必要があります。あなたが買収を検討しているサイトは毎月キャッシュフローがありますか?
5、副業からスタート?それともいきなり本業でやりますか?
まずは副業からスタートしてみることも手です。
その場合、ネットショップや、街コンのようなイベントサイトは避けた方がいいでしょう。
会社で働いている間も作業が必要になってきますし、いきなり繁忙期になることも想定されます。
会社を休んでまで副業をすることになるかもしれません。
対して、いきなり本業でやる場合は、上記1〜4をクリアしつつ、貯金があり余裕があった方がいいでしょう。
楽観的に売り上げを予測しても、何が起こるかわかりません。いきなり強力なライバルが出現するかもしれませんし、季節変動で売り上げが下がることもあります。
副業でやるのか?本業でやるのか?いずれにせよ、しっかりとした準備が必要です。あなたはしっかり準備できていますか?
結論:サイトを買収し起業して成功したいなら
結論から申し上げますと、上記1〜5と逆のことをやれば成功確率が高まります。
つまり、
①1回でもいいからサイトで集客した経験がある
②買収するサイトは経験があるビジネスである
③買収するサイトには実績がある
④買収するサイトにはキャッシュフローがある
⑤副業でスタートするか、本業でスタートするか決まっており準備ができている
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、特に始めての場合、視野が狭くなり失敗する原因となります。
最低でも上記①〜⑤はクリアにした状態でサイトの買収を進めていきましょう。
しかしながら、それでもやはり客観的な意見を聞いたり、誰かに相談したい時もあるでしょう。
そこで、私たちは、サイト売買に関する無料相談会も実施しております。
(↓コロナの影響でオンラインで実施中)
ご希望があれば、あなたにマッチしたサイトをご紹介することも可能です。
ぜひ、お時間あればお気軽にお越しください。
あなたのサイト売買成功を心より願っています。
ご覧いただきまして、ありがとうございました。