サイト売買でサイトを売却する理由とは?〜3,内部限界タイプ〜
サイトを売る理由は、人それぞれです。
はじめてのサイト売買ですと、どんな理由が多いか気になるものですよね。
今回は、前回の続きになります。意外と多い、「内部限界タイプ」について、みていきましょう。
他の売却や譲渡する理由については、こちらです。
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やる気が続かない
実は、このメンタルによるサイト売却も意外と多いものです。
まず大きな要素としては、やる気がわかなくなった。ということです。
こちらの図をご覧ください。
出展:http://www.chusho.meti.go.jp
こちらは、中小企業経営者に「廃業の可能性を感じたキッカケ」をアンケートした結果です。
なんと、経営者自身の気力が、もっとも多い原因だったのです。経営悪化や、お客さんの減少などが理由ではないのですね。そんなことは、正直問題ではないということです。
日本のほとんどが中小企業という現状で、その廃業を考えるキッカケが・・・。気力。そう、やる気なのですね。
これは意外だ!と思われた方は多いのではないでしょうか?
しかし実は、サイト売却でも同じことが言えます。
だいたい1つのサイトがうまくいくと、いろいろなサイトを作りたくなるのが人間です。マーケティングが得意な会社であれば尚更でしょう。
10個、20個とつくりますが、だいたい手が回らなくなります。そうなると、やる気が出てこないサイトがあるわけです。
そこで売却を検討する・・・。というのが、よくあるパターンなのです。
ちなみに、そういったサイトでも、利益が上がっており成長期であれば、かなりにスムーズにサイト売却ができます。
何もサイトを売る理由が、「やる気」ということは恥ずかしいことではありません。
「時間がさけなくなった」という理由も、もっともなのですが、その本音はやる気だったりするケースが少なくありません。
また、サイト運営者の病気などで更新が止まってしまった。このままでは、お客さんに迷惑かかるので。と、売却を検討される方もいます。
いずれにせよ、社長やサイトオーナーの気力によるところが、実は大きな撤退要因になっているのです。
モチベーションが続かない
それとは対象的に、ずっと1つのサイトだけを運営してきた方が、いきなりサイトを手放すことがあります。
そう。「飽きた」ということです。こういった理由も、思いのほか多いものです。
1つだけのサイトに集中してきた場合、かなりいいサイトに仕上がっていることがあります。多くの場合、ビッグキーワードで上位表示ができているでしょう。
実は、そのようなサイトを”喉から手が出るほどほしい!”と思う法人は、多く存在します。
たとえば、そのサイトとライバル関係にあるサイトなどがそうです。そのサイトを買収してしまえば、ライバルが1つ減るだけでなく、自分の戦力になるわけです。
【関連記事】サイト売買で買収する際に気をつける4つの視点〜ライバルサイトを自分のものにする〜
将棋でいうと、飛車と角が一気に手に入った、そんな感じでしょうか。そんな状態であれば、勝利は見えているわけです。
かつて、楽天が「旅の窓口」というサイトを買収して、楽天トラベルを設立しました。このようにライバルサイトが、頭を下げて交渉にくることも珍しくありません。
私の知っている事例でも、「業界1位のサイトが2位に売る」「業界2位のサイトが1位に売る」ということは、多々あります。
もしあなたが、サイト運営に『飽きたなぁ』と感じたのであれば、ぜひとも売却を検討してみてください。
きっと、多くの交渉が入ることだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
もし、あなたがサイトを売るとき、やる気やモチベーションなどの感情的な理由だとしても何も恥ずかしいことはありません。
それよりも、ダラダラと運営を続けることの方が、ユーザーやお客さん、社員等に非常に迷惑だということを覚えておいてください。
また、サイトを買収する際、このやる気やモチベーションが理由であるとわかった場合、あまり深く詮索しない方が得策です。
売り手さんによっては、あまり本音を語りたくない場合もあります。きちんと、数宇とデータだけ見て、判断されることが望ましいと思います。
ご覧いただき、ありがとうございました。
他の売却や譲渡する理由については、こちらです。
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