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WordPress(ワードプレス)でホームページ制作をする際の準備と手順

WordPressは、その使いやすさと柔軟性から、個人事業主から大企業まで幅広く利用されているコンテンツ管理システムです。

他記事でも繰り返し述べていますが、ホームページ制作を考えている方にとって、WordPressは魅力的な選択肢の一つです。

本記事では、WordPressでホームページを作成する際の準備から具体的な手順、そして開設後にやるべきことまでを詳しく解説します。

これからホームページを立ち上げようと考えている方々の参考になりましたら幸いです。

ホームページ制作前の3つの準備

まずは実際にWordPressを立ち上げて、操作していく前に準備しておくべきことについて紹介します。

ホームページ制作前に、下記の点をあらかじめ検討しておきましょう。

1.目的とターゲットの明確化

はじめに、あなたが作るサイトがECサイトとして自社商品を販売するのか、自社の情報発信が主なのかといったように、目的を決定します。

その次に、それぞれのターゲット層の年齢、性別、興味関心などを具体的にイメージしてみましょう。

これにより、デザインや内容の方向性が定まり、効果的なホームページ作りが可能になります。

2.コンテンツの準備

主な目的の設定とターゲットが明確になれば、コンテンツ(サイトに掲載するテキストや画像など)をあらかじめいくつか準備しておきましょう。

会社概要や事業内容、商品やサービスの詳細情報、お問い合わせフォーム用の文章などは、事前に用意できるはずです。

もちろん全てを完璧に揃える必要はありませんが、ある程度用意しておくことができれば、ホームページ制作の過程がスムーズになります。

3.ドメインとレンタルサーバーの選定

最後に、ホームページのアドレス(URL)となるドメイン名を決め、取得します。

また、ホームページのデータを保存し、インターネット上に公開するためのレンタルサーバーを選びます。

WordPressに対応し、安定性と速度が確保されているサーバーを選びましょう。

この辺りは下記記事にて詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

【関連記事】ドメインとサーバーの紐付け

WordPressでホームぺージを作る7つの手順

続いて、実際にWordPressをインストールし、操作しながらホームページを作っていくステップです。

下記の流れに沿っていけば、スムーズに進められるかと思います。

1.WordPressのインストール

現在では、多くのレンタルサーバーで、管理画面から数クリックでWordPressをインストールできるようになっています。

各レンタルサーバーの管理画面を確認し、案内に沿って進めてください。

手動でインストールも可能ですが、レンタルサーバーから設定した方がスムーズですので、おすすめです。

2.基本設定

WordPressの管理画面にログインし、以下の基本設定を行います。

サイトのタイトルやキャッチフレーズなど、基本的な事柄の設定を開始します。

【関連記事】WordPressブログの開設手順

3.テーマの選択とインストール

次に、WordPressの外観やデザイン面を決定する「テーマ」を選びます。

無料テーマか有料テーマかを決定し、ビジネスの性質に合ったデザインを選びましょう。

管理画面から直接インストールするか、購入したテーマをアップロードすることで、設定できます。

【関連記事】WordPress(ワードプレス)のテーマとは?設定と利用方法

4.必要なプラグインのインストール

続いて、機能を拡張するプラグインをインストールします。

プラグインとは、アプリケーションのようなもので、導入することでサイトに様々な機能を実装可能です。

SEO対策用やセキュリティ強化、コンタクトフォーム用プラグインなど、あなたのサイトに備えたいものをインストールしましょう。

【関連記事】WordPress(ワードプレス)の初期設定の方法

5.ページの作成

テーマやプラグインをインストールできたら、主要なページを作成します。

一般的には、ホーム(トップページ)、会社概要/自己紹介、お問い合わせページ、プライバシーポリシーの4種類はどのようなサイトでも必要になるはずです。

前項で述べた通り、あらかじめ準備しておいたものを活用するとよりスムーズになります。

6.メニューの設定

作成したページをリンクするメニューを設定します。

ユーザーを直感的にナビゲートできるよう、シンプルでわかりやすい構造を心がけましょう。

7.ウィジェットの設定

サイドバーやフッターに表示する要素(ウィジェット)を設定します。

最近の投稿、カテゴリー一覧、検索ボックスなどを適切に配置することで、ユーザーがサイトを閲覧しやすくなります。

WordPressでのホームページ開設後にやるべきこと3つ

最後に、WordPressでホームページを制作した直後に、行うべきポイントを3つ紹介します。

1.SEO対策の実施

開設直後のサイトは、まだ検索エンジンでの上位表示がされにくく、ユーザーの目に届かない可能性が高いです。

タイトルタグとメタディスクリプションの最適化は、検索結果での表示改善に有効なので、こまめに取り組むといいでしょう。

また、適切なキーワードの使用と内部リンクの最適化により、サイト内の回遊性と関連性が向上する傾向にあります。

サイトマップの作成とあわせ、ユーザーがサイト内の複数のページを行いやすい工夫をしてください。

2.セキュリティ対策の強化

ウェブサイトのセキュリティは、ユーザーの信頼を維持する上で重要なポイントとなります。

WordPressとプラグインを最新の状態に保つことでも、セキュリティ対策となるので、定期的に見直しを行いましょう。

また、強力なパスワードの使用と定期的な変更は、不正アクセスのリスクを大幅に低減させますので、こちらも実施してください。

万が一の事態に備え、バックアップも保存しておくとよりいいでしょう。

3.アクセス解析の設定と分析

アクセス解析は、サイトの改善と成長に不可欠なものです。

アクセス数の推移を把握することで、マーケティング施策の効果を測定できます。

ユーザーの行動パターンを分析し、サイト内の導線最適化やコンテンツ改善のヒントを探してみましょう。

人気ページや離脱率の高いページを特定することで、効果的なコンテンツ戦略を立てられ、サイト全体のパフォーマンス向上につながります。

特に、育てたサイトを売却するという選択肢を検討されている方にとって、アクセス解析データは非常に重要です。

詳しくは、下記記事にて紹介していますので、併せて参考にしてみてください。

【関連記事】サイト売買で売却する際にアナリティクスは必須である理由

まとめ

WordPressを使用してホームページを制作することで、専門的な知識がなくても魅力的で機能的なサイトが完成します。

ただし、行き当たりばったりの制作では、多くの場面でつまずくリスクは高まってしまいます。

目的とターゲットを明確にし、必要なコンテンツを用意した上で、段階的に制作を進めていくといいでしょう。

ホームページ制作は一度制作して終わりではなく、継続的な成長が不可欠となるので、絶えず改善を繰り返してください。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

エベレディア株式会社 代表取締役会長 中島優太

日本唯一の「サイトM&Aアドバイザー®」
エベレディア株式会社 代表取締役会長

中島優太

著書に「超入門! サイトM&A1年目の教科書 -売却編-」。サイトM&A業界の不親切に疑問を持ち、2016年5月に親切丁寧に売買仲介する「サイトマ」を創業。取引累計額10億円以上、300件以上を直接対面で仲介(2021年12月時点)。NHKクローズアップ現代プラスに専門家としてコメント。2019年アメリカはシリコンバレーにて講演。新聞、ラジオ、ビジネス雑誌に多数掲載。

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