Amazonセラーアカウントの問い合わせ方法とポイントについて

Amazonアカウントを運営していく上で、詳細な設定の変更や、出品に関してのアドバイスが欲しい時などは必ず出てくるはずです。

色々と調べてみても解決せず、どの窓口にどのように連絡をとればいいか分からなくて困った経験がある方も多いのではないでしょうか?

ここでは、Amazonセラーアカウントからの問い合わせ方法と利用する例などについて詳しく解説します。

これからAmazonを運営していく方、既にお困りの方の参考になりましたら幸いです。

Amazonセラーセントラルからの問い合わせ方法

まずは、Amazonセラーセントラルからの問い合わせの方法について紹介します。

【関連記事】Amazonセラーアカウントとは?登録に必要な手順や注意点まで徹底解説

Amazonセラーセントラルにログインいただき、管理画面一番右上にある「ヘルプ」をクリックします。

 

次に、画面が切り替わった段階で下にスクロールしていき、中央にある「サポートを受ける」ボタンをクリックします。

 

すると、下記の様に「Amazon出品サービス」に関する問い合わせか、「広告とストア」に関する問い合わせかを選択できる画面が表示されます。

 

ここではより多くの人が関わる問い合わせ例として、「Amazon出品サービス」を選択するとします。

問い合わせ種目をクリックすると、下記のようなフリーボックスが表示されます。トラブルや問題点について概要を記載しましょう。

 

すると、その内容をもとに、下記のような詳細な項目が表示されますので、いずれかを選んでクリックします。

 

当然のことですが、解決したい問題に該当する選択肢がなかったり、解決に至らなかったりするケースも出てくることでしょう。

その場合、画面下部に出てくる「お問い合わせ」をクリックすると、Amazonテクニカルサポートへ直接問い合わせることが可能です。

 

詳細は後述しますが、条件によってはEメールに加え、電話やチャットで連絡することもできます。

以上がAmazonセラーセントラルからの問い合わせの流れの概要でした。

そこまで難しく複雑なものでもありませんので、ガイドに従えば簡単にできると思います。

画像出典:Amazonセラーフォーラム

Amazonテクニカルサポートへの連絡手段

Amazonセラーセントラルからテクニカルサポート窓口への連絡の流れはご理解いただけましたでしょうか?

ここで一点ご注意いただきたいことが、大口出品アカウントと小口出品アカウントで連絡手段が異なるということです。

概要だけを簡単にお伝えすると、大口出品アカウントとは、4,900円の月額登録料が必要になりますが、多くのメリットを享受できるアカウントです。

対して、小口出品アカウントは、月額登録料は不要ですが、1商品が売れるごとに100円の基本成約料が必要になる「テスト感覚で運営したい」という方向けのアカウントです。

大口出品アカウントと小口出品アカウントの違いについて、詳しく知りたい方は下記記事も合わせてお読みください。

【関連記事】Amazonの大口出品アカウントと小口出品アカウントの違いと登録手順

Amazonテクニカルサポートへの連絡手段も差異があり、それぞれ下記の通りとなっております。

大口出品アカウント:Eメール・電話・チャット
小口出品アカウント:Eメールのみ

もちろんEメールのやりとりで無事に解決できるトラブルや問題点もあると思います。

ですが、Amazonアカウント運営は顧客だけでなく仕入れ先や運送業者、FBA倉庫などなど様々な利害関係者が存在します。

緊急の場合や、文面ではなかなか伝えるのが困難な細かな状況説明などが必要になるケースも珍しくありません。

上記の関連記事でもお伝えしましたが、Amazonアカウント運営に力を入れたい方は、大口出品アカウントを利用することをおすすめします。

なお、それぞれの問い合わせ手段の対応時間については下記の通りとなります。

電話:9:00〜21:00(日本時間)
メール・チャット:24時間対応

Amazonテクニカルサポートを利用する例

特にAmazon運営を開始したばかりの方にとって、しばらくのうちは分からないことばかりで戸惑うことも多いと思います。

ですが、上記の通りメールやチャットであれば24時間対応していますので、どんなことでも気軽に投げてみるのもいいでしょう。

とはいえ、頻繁に質問し過ぎることはあまりよくないので、常識の範囲内で節度を持って利用してください。
(「この問題は緊急性が高く、即時の対応が必要です」というチェックボックスがありますが、そちらを多用し過ぎると悪質なセラーだと判断されることもあるようです。)

Amazonテクニカルサポートを利用する例は様々なものが考えられますが、代表的なものをいくつか挙げてみます。

・特別な理由が考えられないのに、突然出品停止処置を受けてしまった。
・商品登録がエラーとなり、解除できない状態になってしまった。
・FBA納品し、受領完了したのに出品されていない。
・セラーセントラル管理画面上の数値と、実際の数量が一致していない。

これらは自分だけでは解決しようのないものである可能性もあるので、すぐにテクニカルサポートへ問い合わせてみるといいと思います。

また、トラブルだけでなく、

・出品や納品の手続きがうまくいかず、やり方を教えて欲しい。
・スポンサープロダクト広告を検討しているので、詳細を知りたい。

といった基本的な質問にも対応してくれます。

当然ながらAmazonとしてもしっかりと稼働してくれるセラーが増えて欲しいと考えているので、遠慮なく質問してみるといいと思います。

問い合わせの際のポイント

突然のトラブルや問題が発生した際、どうしても慌てたり、焦ってしまったりということは起きてしまうものです。

特にアカウントが停止されたり出品が削除されたりといったことであれば、冷静な判断はできにくいと思います。

ですが、パニック状態で連絡してもAmazonの担当者としてもどういった状況であるかは判断しにくいものです。

よって、まずは最低限の状況説明ができるだけのデータやエビデンスを集めておきましょう。

問い合わせ種類によっても異なりますが、下記の様な情報は必ず必要になると思います。

・ストアに登録している名義や連絡先
・トラブルや問題が発生した日時
・問題が発生している商品の納品番号などの詳細情報
・各種数値のスクリーンショットなど
・過去に問い合わせたことがあるトラブルであれば、その際にAmazon側から受け取ったメッセージや回答

連絡してからこれらを探し始めるのではなく、まずはこれらを手元に用意した上で問い合わせをすることをおすすめします。

緊急性が高い場合は、チャットか電話であればリアルタイムで対応してもらえるので、どちらかを利用するといいでしょう。

まとめ

Amazonはセラー・ユーザー共に利用者数が非常に多く、各種サポートも非常に充実しているプラットフォームではあるものの、突発的なエラーやトラブルはどうしても起きてしまうものです。

問題が発生すると焦る気持ちから担当者にイライラしたり、強い口調になってしまったりする気持ちもよくわかります。

年末商戦やタイムセール実施期間など、なかなか担当者に繋がらない時期・時間帯もあることでしょう。

ですが、Amazonの担当者の方も同じ人間なので、あまり強く当たってしまうと、心象が悪くなってしまうだけです。

急ぐ部分は急ぎながらも、冷静に対処するというスタンスを忘れないようにしましょう。

なお、サイトマではAmazonアカウント案件も多く取り扱っております。

そのうち、稀にAmazonの担当営業の方が付属する案件もあり、条件によっては最初から営業担当が付属した状態で運営を開始可能です。

販売戦略や個別の相談などにも応じてもらえる心強い存在のため、活用の機会があれば積極的に利用しましょう。

現在サイトマで取り扱っている案件についてはこちらをご覧ください。

本記事が参考になりましたら幸いです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

エベレディア株式会社 代表取締役会長 中島優太

日本唯一の「サイトM&Aアドバイザー®」
エベレディア株式会社 代表取締役会長

中島優太

著書に「超入門! サイトM&A1年目の教科書 -売却編-」。サイトM&A業界の不親切に疑問を持ち、2016年5月に親切丁寧に売買仲介する「サイトマ」を創業。取引累計額15億円以上、400件以上を直接対面で仲介(2024年10月時点)。NHKクローズアップ現代プラスに専門家としてコメント。2019年アメリカはシリコンバレーにて講演。新聞、ラジオ、ビジネス雑誌に多数掲載。

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