ECサイトの個人運営が辛い・きついと感じる方へ。辛い理由と対処法を解説
「ECサイトを運営しているけれど、気持ちが休まる日がない…。」
「運営を続けるモチベーションが無くなってきた…。」
このページをご覧の方は、一度はそういったことを考えたことがあるのではないでしょうか?
ECサイトは、上手に運営できれば安定した売上と収益を生み出してくれるビジネスです。
一方で、当然のことですが全てのECサイトが順調に成長しているわけではなく、収益化ができないまま終了してしまうサイトもあります。
特に個人運営の場合は、一時的に気持ちが前に向かず、運営が辛いタイミングというのも誰にでも起こり得るものでしょう。
ここでは、ECサイトの運営が辛いと感じる個人運営の方へ向けての対策をご紹介します。
参考になりましたら幸いです。
目次
ECサイトの業務内容は?
まずは改めて、ECサイトを運営する上でどのような業務があるのかについて簡単におさらいします。
以前下記記事にも詳しく紹介しましたので、合わせてお読みいただければ幸いです。
【関連記事】ECサイトはどう運営する?必要なスキルと具体的な業務内容とは
ECサイトを運営する上で、マーケティングを中心としたフロント業務から、商品を実際に販売する上での業務となるバックエンド業務まで幅広い業務が必要になります。
概要のみを抜き出すと、下記の9項目に細分化可能です。
1.商品の企画
2.商品の仕入れ
3.サイトの更新・商品登録
4.広告運用
5.受注管理や入金の確認
6.在庫管理
7.商品の検品梱包・発送作業
8.顧客対応・アフターサービス
どの運営作業も一回行えばそれで終わりというものではなく、継続的にPDCAサイクルを回しながら改善していくのがECサイト運営です。
一旦軌道に乗ってさえしまえば、商品の企画や市場調査、仕入れ先の選定などは、ある程度の期間は行う必要はないでしょう。
ですが、販売商品の売れ行きが悪くなったり、何かしらの事情があって仕入れが滞ったりすると、再度一から向き合って構築しなければなりません。
詳しくは後述しますが、この「幅広い分野の作業を、継続的に繰り返す必要がある」という点がECサイト運営が辛いと感じられる大きなポイントの一つです。
ECサイト運営が辛い理由
それではいよいよ、ECサイト運営がなぜ辛いと感じられるのかについて明らかにしていきます。
ECサイト運営が辛くなってしまう要因としては、下記のような事項が考えられます。
①業務範囲が広く、苦手な領域も対応しようとしてしまっている
②大量の業務量に対し、リソースが足りていない
③日々同じ様な業務をこなしていることで、意欲や情熱が失われている
④マーケティング・販売促進の成果が出ず、売上や収益が伸びていない
各ポイントについて、さらに深掘りしてみましょう。
①業務範囲が広く、苦手な領域も対応しようとしてしまっている
上述した通り、ECサイトを個人で運営する場合、かなりの範囲の業務を一人でこなす必要があります。
実はサラリーマンやビジネスパーソンとして長く活躍されており、どれだけ優秀な人であっても、全てを完璧に対応できる人はかなり稀です。
営業とカスタマーサポートは、「顧客・ユーザーと接する」という点では同じですが、それぞれまた違ったマインドで臨むことになりますよね。
例えば野球選手の中でも、ピッチャーとキャッチャーでは必要とされる能力が全く違うように、ECサイト運営は様々なスキルを満遍なく持っておくことが要求されます。
長く運営を続けている際に、得意分野と異なる領域の作業を行うのが苦痛に感じてしまうことは当然かもしれません。
②大量の業務量に対し、リソースが足りていない
ECサイト運営は単に業務の種類が幅広いというだけではありません。
ある程度顧客がついてきて、そのECサイトが成長してくるにつれ、それぞれの作業ボリュームというのも比例して増加します。
特に個人運営で手探りで進んできたというタイプであれば、仕組み化がうまくいっておらず、その場しのぎで対応してきたというケースも少なくないでしょう。
そういった目の前にある「業務の量」に気持ちが萎えてしまい、ECサイト運営が辛いと感じる方も多いです。
③日々同じ様な業務をこなしていることで、意欲や情熱が失われている
「ECサイトを運営しよう!」と考え、実際にアクションに移してこられた方は、好奇心旺盛で新しいもの好きな傾向があります。
そんな人は、運営がうまくいき始め、ルーティン作業が続いてしまうと、運営に対して飽きる気持ちが出てきたり、モチベーションが下がってしまうことがあります。
ECサイト運営は日々の在庫管理や梱包・出荷作業といった部分はもちろん、キャンペーンを実施したり、セールの告知をしたり、SNSやサイトを更新したりと、日々コツコツと継続する作業も多いです。
毎日同じような業務に向き合うことが苦痛に感じられる方も、決して少なくないでしょう。
④マーケティング・販売促進の成果が出ず、売上や収益が伸びていない
ECサイトだけではなく、物販ビジネスにつきものですが、毎月安定した成果が現れるとは限りません。
特に立ち上げ当初や新たな施策に取り組んだタイミングなど、想定した売上や収益に至らないことも珍しくないはずです。
数値データとしてわかりやすい形で結果が出る分、幻滅や失望は強いものに感じられてしまうでしょう。
そういった期間が長く続いてしまうのも、運営に取り組む気力が低下していきやすい状況と考えられます。
ECサイト運営が辛いときの対処法
ではそういった「ECサイト運営が辛くなってしまった」という場合、どのようなアクションをとるべきかについて解説します。
1.外注への委託を含め、仕組み化に取り組む
業務の量が自分のキャパを超えていたり、どれだけ数をこなしてもどうしても上達しない業務があったりということは、誰にでも起こりうるものです。
その際、個人運営で成長してきたサイトは「これまで個人で運営してきた」という自負から、「自分の能力が足りないからだ」と感じてしまいがちです。
自分で対応しようと頑張れているうちはまだいいですが、限界が来てしまった時に一気に運営モチベーションが低下する恐れがあります。
当社ではECサイトの仲介も多く取り扱ってきましたが、素晴らしい成果をあげているECサイトの多くは、外注化やツールの活用などで、うまくビジネスとしての仕組み化にも取り組まれています。
具体的には、下記のような事例がありますので参考にしてみてください。
【ほぼ自動化済・平均売上275万円】スタッフ2名譲渡可能なAmazonアカウント
(非公開案件)【2,197万円在庫譲渡】年間を通した安定利益が仕組み化されたAmazonアカウント
【EC初心者・副業希望者向け】作業月20時間の無在庫運営Amazonアカウント
「個人のスキルをフル活用して運営してきたサイト」より、「外注化や仕組み化ができていて、属人的な要素を廃して誰でも運営可能なECサイト」の方が、圧倒的にビジネスとしての価値が高くなります。
少しでもECサイト運営が辛く感じているのであれば、積極的に仕組み化に取り組んでいきましょう。
2.念入りに情報収集を行い、新たなスキルの習得を目指す
一方で、立ち上げたばかりのサイトやECサイト運営初心者であれば、結果が出なくて悩み、運営が辛く感じている方も多いと思います。
そんな際は、単純に自らのスキルや情報収集が足りていないのかもしれません。
思ったような結果がでないのであれば、一人で悩まずにコンサルを受講したり、うまくいっていそうなECサイトを研究したりといったアクションが必要です。
漠然と「うまくいかない」と考えて落ち込むのではなく、一つ一つの業務を棚卸しし、ボトルネックがどこにあるのかを冷静に見極めましょう。
3.ECサイト売却を検討する
「コンサルを受けたり、仕組み化を完璧にしたりといった施策を行なったとしても、どうしてもECサイト運営に取り組む気持ちが無くなってしまった。」
「別事業や家庭の都合などにより、物理的に運営する時間を取れなくなってしまった。」
この記事をご覧の方の中には、そんな考えになってしまった方もいるでしょう。
そんな方は、ぜひ一度ECサイトの売却を検討されてみてはいかがでしょうか。
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これまであなたが運営を続け、収益や売上を得られるまでに育ったECサイトは、他の誰かにとってはすごく価値のあるものかもしれません。
完全に運営をストップし、この世から消えてしまうということは非常にもったいないことです。
うまく売却が進めば、大きな売却益も獲得できるチャンスなので、気になる方はぜひこちらからご連絡ください。
当社スタッフが無料査定を行い、結果をお知らせいたします。
まとめ:ECサイト運営が辛い場合は、仕組み化や売却を検討しよう
ECサイトは外から見ている分には、「ただサイトで商品を売っているだけ」という風に感じられがちです。
ですが、実際に運営している方にはお分かりかと思いますが、様々な領域の業務をこなす必要があるビジネスです。
うまくいかない期間、たくさんの業務に追われている期間であれば、どうしてもモチベーションの維持が難しい時もあるでしょう。
そんな時は毎日の業務を細分化して、辛い気持ちを産み出すポイントを見つけ出すことで解決の道が開けるかもしれません。
どうしても運営の継続が無理だという場合は、当社にお声かけください。
実際に、当社に売却を依頼いただく方の中で、「運営に疲れてしまった」「運営モチベーションが上がらない」といった方は多くいらっしゃいます。
経験豊富なスタッフが、売却のサポートをさせていただきますので安心してご依頼いただければ幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。