「30歳の私が運営歴3年のアフィリエイトサイトを6億2000万円で売却するまで」を読んでみた感想
「30歳の私が運営歴3年のアフィリエイトサイトを6億2000万円で売却するまで」を読むために、アマゾンで購入してみました。
発送までは数週間かかるようですので、じっくり待ちたいと思います。
著者はサイト売買でも高価格帯の仲介サイトであるオーサムを運営されています。
本作は、サイト売買の市場拡大に期待が持てます。同じ仲介としても非常にうれしいことです。
また、本書ではアフィリエイトサイトの売却に成功されたということで、実際に市場で売買されるサイトジャンルはアフィリエイトが多いため、的を得た内容となっているでしょう。
ちなみに、売却金額が6億円という大きな金額となっておりますが、大手企業に売却ができたということが査定評価に繋がっていると想定されます。
実際、こちらの記事でもご紹介しておりますが、ほとんどの売買金額は月間営業利益平均×17〜24という数字で話がまとまることが多いです。
>>1年半で約1億円分のサイトを売却した私達が教えるサイト売却のコツ
つまり、毎月1000万円の営業利益が出ていたとしても、2億円ほどの売却金額となります。
よって、本サイトは、
1、毎月3000万円ほどの営業利益が出ていた
2、6億出しても買収したいサイトだった
3、買い手が6億のキャッシュを使いたかった(投資先に悩んでいた)
ということが考えられます。
毎月3000万円のキャッシュフローがあったのか?
本書をまだ読んでいませんが、キャッシュフローがあったかどうかは定かではありません。
しかしながら、サイト売買をする上で、利益が出ていないサイトでも高額で売買されるケースもあります。
よって、毎月の営業利益というよりは、買収しても中長期的にキャッシュがペイできるサイトであった(もしくはビジネスであった)ということが言えると思います。
そうでなければ、毎月3000万円のキャッシュフローがあるビジネスを売却したいとは、なかんか思えません。
もちろん、自分ブラック企業になっているようであれば、苦痛から解放したい思いで売却をするでしょう。
しかし、そのような売却は早期売却になるケースが多く、売り手も値段を妥協します。
よって、今回のケースでは異なるように感じます。
6億出しても買収したいサイトだった
本作では、このケースかと思います。
6億出す会社は大手となりますので、このようなマッチングができる場合、中長期的に社員でも運営できるビジネスであり、サイトブランドが確立されていたのだと思います。
つまり、一般企業の社員が苦手とする、営業や新規開拓はおおよそ終了しており、運営の仕組み化(記事を書くなど)を徹底していれば長期的な運営ができるアフィリエイトサイトだったのではないでしょうか?
これは、アフィリエイトサイトを運営している方であればヒントになるでしょう。
つまり、良い記事がたくさんあり、サイトも有名で、かつ今後の運営も仕組み化されているため、買収しても資金回収がしやすい、ということです。
買い手が6億のキャッシュを使いたかった(投資先に悩んでいた)
とくに中小企業の社長は儲かってしまうと、それはそれで悩みます。
つまり、法人税が重くのしかかってきますので、ビルを買ったり、社用車を購入するなど、安易な投資を選択するケースが多いです。
しかし、ビジネスを買うとなると、法人のM&Aは10年前にあったトラブルをいきなり訴訟されるなど、買収すると相当なリスクになります。
ですが、サイトの場合、事業の買収になるため、会社を売買するよりも手軽かつリスクが少ないのです。