サイト売買で一括見積りを取る時の注意点〜売却編〜


「もし、自分のサイトを売ったらいくらになるんだろう?」

一度でもそう考えたことはないですか?

売る、売らないは別にして、自分のサイトの評価を知りたいと思うのは自然なことです。

また、今はサイト売買業者も増えてきており、どこに売却をお願いするかや、どこで売れば高く売れるのかも気になるところですよね。

そんなサイトを売却する場合の見積もりについて解説していきます。

【関連記事】サイト売買の見積もり方法と気を付けることとは?-売却編

自分で見積りを計算する

これは一番簡単です。自分のサイトを知られることなく、査定できます。

以前にも「いくらで売ることができるのか?」で紹介させていただきましたが、最近は「直近半年の営業平均利益×15〜22ヶ月」とも言われています。

「15~22ヶ月」と、ここまで開きがあるのは、サイトのジャンルや売上の推移によります。

最近はサイト売買が認知されてきたことで、トレンドサイトが飽和状態です。

本来であれば、20~24ヶ月くらいが市場認識なのですが、どれもよく似ているトレンドサイトは、例えば月20万円以上の売上がある場合は別ですが、そうでない場合は、12〜17ヶ月くらいの着地が多いです。

売上が下降気味であれば、10ヶ月かそれ以下ということもあります。

月間営業利益とは

では、自分で見積もりを出す際の基準となる「月間営業利益」ですが、こちらも計算式があります。

要は、月の「売上」から「サーバー代」「外注費」「人件費」「手数料」「送料」などの経費を引いた金額が、【月間営業利益】となります。

運営者自らが記事制作や更新作業などをしている場合は、時給1,000円換算で計算することが多いです。そういった経費を全て引いて残った金額が【月間営業利益】となります。

無料査定を依頼する

また、自分でサイト売買業者に無料査定をお願いという方法もあります。

保険の見積もりのように、自動計算にてその場で査定額がわかる場合や、必要事項を入力して後日メール返信がある場合など様々です。

いずれの場合も、統一していることは「直近半年の営業平均利益×20~24ヶ月」の間で査定されることです。

見積り額はどこでも同じ

もうおわかりかと思いますが、どこに依頼しても無料査定の見積り額はほぼ同じになります。

よって、高額に踊らされてはいけません。

あくまで、無料査定では業界としての売却金額の平均をお伝えしているだけであって、本当にその金額で売却できるかは別の話になります。

サイトマの無料査定の場合

サイトマはサイト数限定なので、正直申し上げて、扱うサイトを選んでいます。

タイミングとして、今売るべきでないサイトに出会うことも、もちろんあります。

そういう時は、正直に、「現状の売上ですと、売却の可能性はあまりないように感じます。」

「現状から、必ずしも、売却をした方がいいとは、弊社からはお伝えができません。」

このように、本当にお伝えしております。

大切なのは、知識をつけることです。

無料査定の目先の金額に惑わされずに、最終着地である売却額が知りたいはずです。

その為には無料査定の後に、なぜその金額なのか、手数料はいくらかかるのか、担当者の経験などしっかりと見極めるべきです。

一人でも多くの人に満足いくサイト売買を体験してほしいと心から願っています。

エベレディア株式会社 代表取締役会長 中島優太

日本唯一の「サイトM&Aアドバイザー®」
エベレディア株式会社 代表取締役会長

中島優太

著書に「超入門! サイトM&A1年目の教科書 -売却編-」。サイトM&A業界の不親切に疑問を持ち、2016年5月に親切丁寧に売買仲介する「サイトマ」を創業。取引累計額15億円以上、400件以上を直接対面で仲介(2024年10月時点)。NHKクローズアップ現代プラスに専門家としてコメント。2019年アメリカはシリコンバレーにて講演。新聞、ラジオ、ビジネス雑誌に多数掲載。

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