なぜサイト売買は投資家が有利なのか?サイト売買で失敗する人とは?
2018年以降、法人のM&Aが盛んになっています。仮想通貨問題の渦中にあったコインチェックが買収されました。
また、2017年末は国内の法人売買がピークだったとも言われています。
実は、日本では引退したい50~60代の社長が多いのですが、後継者がおらず問題になっています。
そこで、大きな会社の傘下に入るという形で会社を売却するケースが増えています。
こうした社会背景から、サイトを売ったり買ったりするケースも増えてきました。
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投資家の発想
先日、とある”webサイト買収を専門に行なっている会社”と打ち合わせをしました。エンジェルから大きな資金を調達し、サイト買収を積極的に行なっていく、とのことです。
その社長さんも、投資家としての考えをしっかりもっており、買収したサイトから投資金額の回収ができたら売却も検討している、とのことでした。
やはり、サイト売買も投資家の視点がある方は非常に有利だと感じました。投資家は、平たく言えば、お金でお金を産む発想ができる人です。
不動産投資は、利回りもあまり良くない上に、素人が勉強もせずに投資をすると痛い目に合うビジネスです。
しかし、webサイトへの投資は利回りが抜群にいい上に、買収金額もピンキリで、素人は安いサイト買収からスタートができます。
不動産投資は、それこそ銀行からの融資がマストになってきます。
しかし、サイト買収はサラリーマンのボーナスで買収することも可能です。参入が不動産と比べて小資本でできるため、サイト買収の練習ができるわけです。
そういった意味でも、投資家発想ができる方は、サラリーマンでも買収をされていきます。過去にも、不動産投資をしているサラリーマンの方が、サイトを買収されていきました。
また、広告関係のビジネスをしている社長さんに至っては、自己資金でサイト買収専門会社をつくり、今でも積極的に買収をされています。
当時、伺った話では、過去に数千万円の買収をしています、とのことでした。
偏った思考ではサイト売買は失敗する
しかしながら、中には感情だけで判断してしまう方もいます。買収をする際、リスクマネジメント思考ができないために、何となく買収をやめてしまう…。
買収をやめてしまうならまだいい方で、勢いだけで買収をされてしまう方がいます。
私たちサイトマでも、過去に1度勢いで買収された方がおり、運営もせずに売主様にクレームを入れた方がいました。
(さらに、なぜかマッチングまでの責務である私たち仲介にもクレームがありました。)
しっかりと、投資家視点で買収を検討し、投資計画を十分に踏まえた上で買収をするべきだったと思います。
感情だけで判断するとサイト売買は機会損失となる
また、売り手の中にも、愛着がある、という理由だけでwebサイトを売却されない方もいます。
もちろん、まっとうな理由なのですが、そのwebサイトは何カ月も更新されていませんでした。
つまり、感情だけで判断しており、「なんとなく手放したくない」という理由で、売却をやめてしまいます。
そのような方に限って、なぜかサイトの更新がされておらず、結局はサイトへのアクセスはなくなり、当然売却もできません。
法人の売却にもよくある話ですが、マリッジブルーというやつです。感情だけで判断する社長さんは、法人の売却をせずに、そのまま倒産させてしまう方もいるようです。
しかし、これも投資家視点で考えるなら、『売れる資産』というものは非常に貴重な存在です。
愛着があるサイトを無理に手放す必要はありません。しかし、価値がある資産かつ、市場からのニーズがある場合、もっとも高値で売れるタイミングがあるはずです。
投資家は、平たく言えば、お金でお金を産む発想ができる人です。
会社もwebサイトも、必ず誰かに譲渡するか、潰す必要があります。必ずです。
それは、運営者自身の寿命というものがあるためです。
よって、いつかはこの2択をする必要があり、その決断が今なのか?20年後なのか?というだけの話なのです。
さらに言えば、webサイトの寿命は数年と言われている時代ですから、サイトを立ち上げたときに数年後には売却を視野に入れておくことが懸命です。
サイト売買は、今後も投資家が有利な市場になるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
現在、法人の売買が盛んになっており、その影響でサイト売買も盛んになってきました。
また、不動産投資よりも利回りが良いため、webサイト買収専門会社も登場してきています。
しかしながら、感情だけで買収をすると、痛い目に合います。当然ながら投資になりますので、論理的に判断し、慎重に意思決定していく必要があります。
また売り手も、なんとなく売りたいない、という感情だけで判断してしまう社長も多いです。
売りも買いも、投資家の考え方で、数字で判断する割合を多くする必要があります。
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