「WordPressを始めたいけど、初期費用はいくらかかるんだろう？」
「無料と有料の違いがわからない」
「維持費用を抑える方法が知りたい」

このようなお悩みはありませんか？

WordPressは、ブログやホームページを作成できる便利なツールですが、プランの種類や必要な費用が複雑でわかりにくいものです。

そこで、この記事では初心者の方へ向けて、WordPressの初期費用から維持費用、無料と有料の違い、コスト削減方法まで、具体的な金額を交えて詳しく解説します。

サイト構築の予算計画の参考として、ぜひ最後までお読みください。

WordPressの料金システムを理解しよう

WordPressの料金システムは、利用方法によって大きく異なります。

主な違いは「WordPress.org」と「WordPress.com」の2種類です。

また、無料プランと有料プランの違い、個人利用と商用利用での料金の違いもあります。

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

WordPress.orgとWordPress.comの違い

WordPressには「.org」と「.com」という2つの異なるサービスがあります。 

それぞれの特徴を表で比較してみましょう。

一般的にWordPressといえば、WordPress.orgを指すことがほとんどです。

「WordPress.com」はサーバー管理を行えず、広告掲載やアフィリエイトリンクの設置にも制限があります。

そのため、ブログやアフィリエイトで収益化を目指す人には「WordPress.org」をおすすめします。

無料と有料の主な違いとは

WordPressには「.org」と「.com」の各プランがあり、機能や料金が大きく異なります。

以下の表で主な違いを比較してみましょう。

個人利用と商用利用での料金比較

個人利用と商用利用では、必要な機能や運用コストが異なります。 

以下の表で、利用目的別の推奨プランと費用を比較してみましょう。

このように、WordPressの料金は利用目的や必要な機能によって大きく変わります。

WordPressにかかる必須料金の相場

WordPressでサイトを運営する際の必須料金には、主に3つの費用があります。

• 1.レンタルサーバー費用
• 2.ドメイン取得・維持費用
• 3.SSL証明書費用

それぞれの費用相場を詳しく解説していきます。

ここでは、一般的に使用される「WordPress.org」の説明です。

レンタルサーバーの費用（月額／年額）

WordPressサイトの土台となるレンタルサーバーは、性能と価格のバランスが重要です。 

人気の高いレンタルサーバーの料金プランを比較してみましょう。

一般的な個人ブログであれば、月額1,000円前後のプランで十分な性能を得られます。 

ただし、以下の場合は、より上位のプランを検討することをおすすめします：

• ・アクセス数が月間10,000PV以上見込める場合
• ・画像や動画を多用する予定がある場合
• ・ECサイトなど、重要な情報を扱う場合

レンタルサーバーの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

≫【サイト運営初心者向け】サーバーの選び方を徹底解説

ドメイン取得・維持費用

ドメインは、サイトの顔となる重要な要素です。 

用途に応じて、最適なドメインを選択しましょう。

※参考：Conoha WING byGMO｜ドメイン料金表

重要なポイントとして以下をおさえておきましょう。

• ・希望のドメインが取得可能か、事前に確認
• ・更新料金は初年度より高くなる傾向がある
• ・独自ドメインは、ブランディングの基礎となる

 SSL証明書の費用

SSL証明書は、サイトのセキュリティ対策として必須です。

多くのレンタルサーバーでは、無料のSSL証明書が標準提供されています。

初期費用を抑えたい場合は、無料SSLで十分な対応が可能です。 

ただし、以下の場合は有料SSLの導入を検討しましょう：

• ・個人情報を扱うフォームがある
• ・ECサイトで決済機能を実装する
• ・企業の公式サイトとして運営する

初期費用の総額目安

サイトの規模や目的に応じて、必要な初期費用は大きく変わります。

初期費用を抑えるポイントは以下の通りです。

1. ・年間契約でサーバー代を割引
2. ・無料SSLを活用
3. ・必要最小限の機能から始める

このように、目的に応じて必要な投資を見極めることが重要です。

初期費用を把握した上で、長期的な運営計画を立てることをおすすめします。

WordPressの運営維持費用を詳しく解説

WordPressサイトの運営には、初期費用の他に継続的な維持費用が必要です。

ここでは、サイト運営に必要な維持費用の内訳と相場を詳しく解説します。

適切な予算配分のため、各項目の重要性と相場を理解しましょう。

テーマ購入費用の相場

テーマとは、サイトのデザインや見た目を決める「外観」のことです。 

WordPressには無料と有料のテーマがあり、以下のような特徴があります。

WordPressを始めたばかりの方は、まず無料テーマから始めることをおすすめします。

サイトの運営に慣れてきてから、必要に応じて有料テーマの購入を検討しましょう。

有料テーマは一度購入すれば継続して使えるので、サイトの成長に合わせて投資を考えるとよいでしょう。

必要なプラグインと料金

プラグインとは、サイトに機能を追加する「アプリ」のようなものです。

以下は、よく使われる基本的なプラグインです。

プラグインは便利な機能を追加できる反面、入れすぎるとサイトが重くなる原因になります。

最初は必要最小限の無料プラグインから始めて、サイトの運営に慣れてから徐々に追加していくことをおすすめします。

セキュリティ対策費用

セキュリティ対策は、サイトを安全に保つための必須項目です。

基本的な対策は無料でできます。

サイトを始めたばかりの方は、無料の基本的なセキュリティ対策から始めましょう。

多くのレンタルサーバーには、標準でセキュリティ機能が備わっています。

これらの基本機能を活用することで、初期の運用は十分に可能です。

セキュリティ対策について、以下の記事で詳しく解説しています。

≫ワードプレスのログイン方法とセキュリティ強化方法まとめ

月々の維持費用の目安

個人ブログを始める場合の標準的な月額費用をご紹介します。

WordPressサイトは、最初から多額の投資をする必要はありません。

まずは必要最小限の費用からスタートし、サイトの成長に合わせて段階的に投資を検討していくのがベストな方法です。

また、サーバーやドメインは年間契約にすることで、月々の費用を抑えることができます。

WordPressの料金を抑える方法

WordPressサイトの運営費用は、賢く選択することで大幅に節約できます。 

ここでは、初期費用と維持費用を抑えるための具体的な方法を解説します。

無料で使えるテーマ・プラグインの活用

有料テーマやプラグインと遜色ない機能を持つ無料版も多く存在します。

信頼性の高い無料ツールを選ぶことで、コストを抑えながら質の高いサイトを運営できます。

【おすすめの無料テーマ】

• ■Twenty Twenty-Four：
  • ・WordPressの公式テーマで高機能
• ■Astra：
  • ・カスタマイズ性が高く、多機能
• ■GeneratePress：
  • ・軽量で表示速度が速い
• ■Neve：
  • ・初心者でも使いやすいデザイン

WordPressの公式ディレクトリには、数多くの無料テーマが用意されています。

その中でも特におすすめなのが「Twenty Twenty-Four」です。

WordPressの開発元が提供する公式テーマなので、安定性が高く、定期的なアップデートも行われます。

また、最新のWeb標準に対応しており、モバイル表示にも優れています。

【必須の無料プラグイン】

• ■All in One SEO：
  • ・検索エンジン対策に必要な機能を提供
• ■Akismet：
  • ・スパムコメント対策の定番
• ■Really Simple SSL：
  • ・SSL設定を簡単に行える
• ■UpdraftPlus：
  • ・バックアップ機能の無料版

プラグインは機能ごとに必要なものを選んで導入します。

特にAll in One SEOは、検索エンジン対策の基本的な設定がわかりやすく行えます。

また、コメントスパム対策のAkismetは、WordPressに標準で付属している信頼性の高いプラグインです。

バックアップ用のUpdraftPlusは、無料版でも十分な機能を備えています。

初期費用を抑えるためのポイント

サイト開設時の費用を抑えるポイントをご紹介します。

【サーバー選びのコツ】

• ・初年度割引のあるプランを選ぶ
• ・必要最小限のスペックから始める
• ・年間契約で月額料金を抑える

レンタルサーバーは、多くの場合、初年度は大幅な割引が適用されます。

例えば、エックスサーバーでは初年度は月額1,000円を下回る料金設定があります。

また、個人ブログであれば、最小スペックのプランでも十分な性能が得られます。

年間契約を選択することで、月額料金がさらに安くなるケースも多いため、長期運用を前提に検討しましょう。

【ドメイン取得のコツ】

• ・初年度無料キャンペーンを利用する
• ・更新料金の安いドメインを選ぶ
• ・サーバーとセット割引を活用する

ドメインは、多くのレンタルサーバー会社が初年度無料キャンペーンを実施しています。

ただし、2年目以降の更新料金は通常料金となるため、あらかじめ確認が必要です。

.comや.netなどの一般的なドメインは、比較的更新料金も安価です。

また、サーバーと同じ会社でドメインを取得すると、セット割引が適用されるケースもあります。

【その他の節約ポイント】

• ・無料のSSL証明書を使用する
• ・必要な機能から段階的に追加する
• ・キャンペーン時期を狙って契約する

SSL証明書は、Let’s Encryptなどの無料サービスで十分な暗号化が可能です。

多くのレンタルサーバーでは、標準でLet’s Encryptの利用が可能です。

また、機能は必要に応じて段階的に追加することで、初期投資を抑えることができます。

サーバーの契約は、年末年始やGWなどのキャンペーン時期を狙うことで、さらにお得に始められます。

維持費用を最小限に抑えるコツ

継続的な運営費用を抑えるための具体的な方法をご紹介します。

【日々の運用で気をつけること】

• ・不要なプラグインは直ぐに削除する
• ・大きな画像は圧縮してアップロードする
• ・定期的なバックアップを忘れない

プラグインは必要最小限に抑えることで、サーバーへの負荷を軽減できます。使用していないプラグインは速やかに削除しましょう。

画像は、アップロード前にPhotoshopやWebサービスで適切なサイズに圧縮することで、サーバー容量を節約できます。

また、定期的なバックアップを取ることで、不測の事態に備えられます。

【長期運用のポイント】

• ・年間契約で支払う（月額より安価）
• ・必要な機能は無料版で試してから有料版を検討
• ・複数のプラグインが持つ同じ機能は統合する

サーバーやドメインは、年間契約にすることで月々の支払いよりも総額を抑えられます。

プラグインは、まず無料版で機能を試してから、本当に必要な場合のみ有料版への移行を検討しましょう。

また、SEO機能やセキュリティ機能など、複数のプラグインで重複している機能がある場合は、1つのプラグインに統合することで、サーバーへの負荷を軽減できます。

【注意点】 

以下の部分はコストを抑えすぎないようにしましょう。

• ・セキュリティ対策
• ・バックアップ
• ・表示速度に関する部分

これらの機能は、サイトの安全性と快適性に直結します。過度な節約はサイトの信頼性を損なう恐れがあります。

特にセキュリティ対策は、問題が発生してからでは大きなコストがかかる可能性があるため、適切な投資を検討しましょう。

バックアップも同様に、データ損失のリスクを考えると、適切な対策が必要です。

表示速度は、ユーザー体験やSEOに影響するため、必要に応じて有料のプラグインやサーバープランのアップグレードを検討してください。

WordPressの料金に関するよくある質問

WordPressサイトの開設を検討する際、多くの方が気になる料金に関する疑問にお答えします。

特に初心者の方がよく抱く3つの質問について、詳しく解説していきます。

Q1.完全無料でWordPressは使えますか？

結論、完全無料での利用は可能ですが、実用的な運営には向いていません。

最低でも月額1,000円程度の費用を見込むことをおすすめします。

WordPress.comの無料プランでは、独自ドメインが使えない、広告が表示される、ストレージ容量が1GBまでに制限されるなど、多くの制約があります。

実用的なサイト運営には、WordPress.orgで最低限レンタルサーバー（月額1,000円程度）とドメイン（年間1,000円程度）の費用が必要です。

この投資により、広告なしの独自サイトを持ち、自由度の高い運営が可能になります。

Q2.有料テーマは本当に必要ですか？

結論、必ずしも必要ありません。個人ブログなら無料テーマで十分です。

ビジネス利用の場合は有料テーマの検討をおすすめします。

個人ブログを始めたばかりの方や、シンプルなデザインで十分な場合は、WordPressの標準テーマなど無料テーマで問題ありません。

一方、ビジネスサイトとして運営する場合や、デザインにこだわりたい場合は、有料テーマ（5,000円～15,000円程度）の購入を検討しましょう。

有料テーマは、デザインの質が高く、カスタマイズ性に優れ、定期的なアップデートや技術サポートも受けられます。

Q3.制作会社に依頼する場合の相場は？

結論：WordPressサイトの制作費用の相場は、小規模サイトで5万円～20万円、中規模で20万円～50万円、大規模サイトで50万円～300万円以上です。

この費用には、WordPressのインストール、テーマのカスタマイズ、基本的なページ制作が含まれます。

【内訳の例（小規模サイトの場合）】

• ・WordPress初期設定：2万円～
• ・デザインカスタマイズ：3万円～
• ・ページ制作（5～10ページ）：10万円～
• ・基本SEO対策：2万円～
• ・運営レクチャー：1万円～

ただし、以下の費用は別途必要です。

• ・サーバー料金：月額1,000円～
• ・ドメイン料金：年間1,000円～
• ・保守運用費：月額5,000円～（オプション）
• ・コンテンツ制作費：1ページ5,000円～（オプション）

相場は地域や制作会社によっても異なり、東京や大阪などの大都市圏では、この相場よりも20～30％ほど高くなる傾向があります。

また、専門性の高い制作会社や大手制作会社の場合は、さらに高額になることがあります。

【番外編】既存WordPressサイトの取得（買収）について

サイト売買は、一からサイトを作るよりも早く収益化できる可能性がありますが、適切な価値判断が重要です。

WordPressサイトの売買価格は、一般的に月間収益の24～36ヶ月分で算出されます。

例えば、月間10万円の収益があるサイトであれば、240万円から360万円程度の売買価格となります。

ただし、この価格は目安であり、サイトの成長性や市場性によって変動することがあります。

コンテンツについては、以下の点を重点的に確認します。

• ・記事の質と量、更新頻度
• ・画像や動画の著作権
• ・バックリンクの品質
• ・SNSアカウントの引き継ぎ条件

また、売買成立後の引き継ぎ方法について、具体的な計画を立てることが重要です。

アカウント情報の移管手順、運営マニュアルの有無、必要な技術サポートの期間などを、事前に売主と合意しておく必要があります。

特に注意が必要なのは、デューデリジェンス（資産査定）の実施です。

アクセス解析データ、収益証明、契約書類などの確認を通じて、サイトの価値を正確に判断します。

また、Googleペナルティのリスクがないかなど、SEO面での健全性も精査が必要です。

サイト売買は大きな初期投資を伴うため、可能な限り専門家への相談や、実績のある仲介業者の利用をおすすめします。

透明性の高い取引と、適切な価値評価が、成功の鍵となります。

サイト購入を検討している方へ

当サイトでは、安定した収益を上げているWordPressサイトの売却案件を多数取り扱っています。

すべての案件は事前審査済みで、以下の基準を満たしています。

• ・アクセスデータの情報開示
• ・収益証明書の提供

▼アフィリエイト案件一覧を見る

現在販売中のWordPressサイト案件はこちらからご確認いただけます。

売却情報は随時更新していますので、条件の合う案件を見つけた場合はお早めにご検討ください。

▼無料相談も受付中

「サイト購入が初めて」「相場観がわからない」という方向けに、無料相談も承っています。

経験豊富なアドバイザーが、あなたの予算や目的に合った案件をご提案いたします。 まずはこちらから気軽にご相談ください。

安定した収益を上げているWordPressサイトをお探しの方は、ぜひ一度案件をご確認ください。

WordPressの料金まとめ：失敗しない選び方

WordPressサイトの運営費用で失敗しないため以下のポイントをおさえておきましょう。

• ・「安さ」より「必要性」を優先する
• ・「価格」より「サポート」を重視する
• ・「現状」より「将来性」を考える

WordPressサイトの運営費用は、最小構成なら月額1,100円程度から始められます。

ただし、「無料・格安」を追求しすぎると、セキュリティの問題や運営の手間が増える恐れがあります。

初期費用と維持費用のバランスを考え、サイトの目的に合った適切な投資を行うことが、長期的な運営の成功につながります。

必要な部分には適切な投資を行い、段階的に成長させていく方針がおすすめです。