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【2023年最新】EC市場規模の推移とECモール・ECサイト売上ランキング

ECサイトランキングイメージ

近年、当社サイトマにて取り扱う案件の中で、ECサイトやECモールアカウントが占める割合がますます増加しています。

そこで、本記事では直近のECモールやECサイトの中で、最も売上を上げているのはどのサイトかについて調査してみました。

今後ECを始めてみたいという方にとっては、モール選びやショップの方向性の参考になるのではないかと思います。

ぜひとも下記関連記事も併せて、ご一読いただけましたら幸いです。

【関連記事】ECサイトはどう運営する?必要なスキルと具体的な業務内容とは

EC市場規模の推移

まずはそれぞれのECサイトやECモールなどの各論の前に、EC市場全体の状況についておさらいします。

ECを開始したいと検討している方であれば、「最近ECは伸びてきており、今後も伸長傾向にある」ということは一度は聞いたことがあるかもしれません。

事実、特に物販系分野では右肩上がりに伸びている市場であり、グラフにすると下記のような推移となっております。

EC市場規模の推移

出典:経済産業省 令和3年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)

特に2020年以降においては、新型コロナウィルスによる外出自粛、国内外問わずに移動が減少したことで、大幅な伸び率となりました。

これまで「ネットで買い物をする」という経験がなかった人も、積極的に利用をしはじめた状態と考えられます。

そのため、2023年5月現在ではコロナ禍も一通り落ち着きはしたものの、ECの利用者数が今後大きく減少する可能性は非常に低いでしょう。

参考までに、物販系分野の中での販売ランキングは下記の通りです。

「食品、飲料、酒類」、「生活家電・AV機器・PC・周辺機器等」、「衣類・服装雑貨等」、「生活雑貨、家具、インテリア」が大部分を占めています。

国内ECモール売上ランキング

ECモール国内ランキングイメージ

続いて、普段皆様が目にしたり利用したりする国内の大手ECモールの流通総額ランキングをご紹介します。
(各数値は2022年度の各社発表数値となります。一部推定値を含みます。)

1位 Amazon:約6〜7兆円(243億9600万USD・131.5円/USD換算)

Amazonが発表する年次報告書によると、2022年の日本事業(Amazonジャパン)の売上は合計243億9600万USDでした。

2022年の平均レート131.5円/USDを参照すると、約3兆1958億7600万円となります。

ちなみに、2020年204億6100万USD、2021年は230億7100万USDとなっていたので、Amazonの日本事業も市場とともに右肩上がりに成長していることがわかります。

下記、英語資料となりますが、参考にしていただければと思います。

出典:Amazon Annual reports, proxies and shareholder letters

なお、こちらはAmazonからの直売やマーケットプレイス販売手数料10%のほか、AWSなどECとは直接関係のない売上なども含まれ、正味の流通総額は非公表となっています。
(マーケットプレイスとはAmazonの直売ではない、第三者が売主となるショップのことです。)

現在、マーケットプレイスからの販売ボリュームは年々上昇してきており、推定の国内流通総額は6兆円を上回っていると考えられています。

2位 楽天市場:5.6兆円

楽天市場における国内流通総額は前年度比12.3%増の5.6兆円となりました。

出典:楽天グループ株式会社2022年度通期および第4四半期決算ハイライトに関するお知らせ

なお、こちらは楽天ゴルフや楽天ブックスなども含めた数値となります。

楽天モバイル事業の設備投資や顧客獲得費用などが大きく足を引っ張り、連結では赤字となったことがニュースになりましたが、EC関連事業ではしっかりと成長していることが伺えます。

楽天ポイントを活用できるシーンも多く、日本国内においては今後も大きな選択肢の一つとして存在感を大きくしていくと考えられるでしょう。

3位 Yahoo!ショッピング:1.6兆円

Amazon、楽天市場に続き、国内ではYahoo!ショッピングが第三位の規模をもつECモールとして顧客を集めています。

Yahoo!ショッピングは2022年度は新たに連携したLINEショッピングと合わせ、1兆6,946億円の流通総額となりました。

出典:Zホールディングス株式会社 決算説明会 2022年度 通期及び第4四半期 補足資料

ランキング上位2位とはややボリューム面では劣りますが、楽天市場における楽天ポイントのように、PayPayポイントやLINEポイントとの連携が期待でき、一定の集客力を維持しています。

国内ECサイトの売上ランキング

ECサイト国内ランキングイメージ

上記のECモールに対し、国内の企業ECサイトにおけるランキングを紹介します。

こちらは上で紹介したようなECモールのように「個人でECに参入する」という意味ではあまり関連がありませんが、どのような商品ジャンルがECで売れやすいのかの一つの指針にはなるかと思います。

参考感覚でご覧いただければ幸いです。

新型コロナウィルスによる外出制限の影響もあり、下記の通りランキング上位3位は全て家電メーカーが独占しました。

出典:株式会社インプレス 通販新聞ダイジェスト 【EC売上ランキング2022年版】

1位 ヨドバシカメラ「ヨドバシ・ドット・コム」:2137億円

企業が運営する単体のECサイトとして、ヨドバシカメラはネット通販に大きな強みを持っていることで有名です。

中でも、一品でも配送料金無料、最短で2時間30分以内に配達完了させるという「ヨドバシエクストリーム」というサービスは、ヨドバシドットコムを利用したことがない方でも耳にしたことはあるでしょう。

2位 ビックカメラ「ビックカメラ.com」:1564億円

ヨドバシカメラに引き続き、家電量販大手のビックカメラが2位にランクインしています。

物流拠点の一つである船橋センターの自動化を積極的に進めるなど、今後もますますEC化に注力していくことが予想されます。

3位 ヤマダホールディングス「ヤマダウェブコム」:1450億円

続いて同じく家電ジャンルで、ヤマダ電機で有名なヤマダホールディングスが運営する「ヤマダウェブコム」も急伸してきています。

ECで購入した商品を実店舗に設置されたロッカーで24時間いつでも受け取り可能な「ヤマダピックアップ」、ECで購入した商品を実店舗の駐車場で受け取れる「カーブサイドピックアップ」などの新サービスが続々と誕生しています。

海外ECサイトの市場規模ランキング

越境ECサイトイメージ

最後に、全世界におけるECサイトの市場規模ランキングについて簡単に解説します。

日本国内においてもECという存在は日々成長しているのは間違いありませんが、やはり海外のECはその利用者数や市場規模においては圧倒的に大きなものになります。

UNCTAD(国連貿易開発会議)が、2020年に世界的な電子商取引に関するデータ調査を行いました。

参照:ESTIMATES OF GLOBAL E-COMMERCE 2019

上記の資料によると、BtoC流通取引総額ランキングは下記の通りになります。

1位 アリババ(中国)  1兆1,450億USD
2位 アマゾン(米国)  5,750億USD
3位 ジンドン(中国)  3,790億USD
4位 ピンドゥオドゥオ(中国) 2,420億USD
5位 ショッピファイ(カナダ) 1,200億USD

上記の通り、ベスト5に中国企業が3社ランクインしており、中でもアリババグループは1兆円ドルを超える巨大なボリュームを有しています。

2位のアマゾンを大きく離した取引総額で、いかに大きな市場であるかがお分かりになるでしょう。

越境ECはこの市場規模の大きさが最大のメリットとなる分、輸出規制や為替の問題も当然ながらついて回ります。

越境ECに参入する際には、市場規模の比較だけでなくじっくりと細部まで検討することが重要となるでしょう。

まとめ

EC市場の全体的な規模の推移とトレンド、各ECモール・ECサイト売上ランキングについて解説して参りました。

国内の市場規模はもちろんのこと、海外に目を向けてみても圧倒的なスピードで日々拡大している市場であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

もちろんのこと、「成長しているモールに参入すれば必ず成功する」というものではありませんが、やはりユーザーの多さはそのまま売上の上げやすさに繋がる傾向はあります。

こちらを参考に、ECモール選びやショップのジャンルの方向性の参考にしていただけたら幸いです。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

エベレディア株式会社 代表取締役会長 中島優太

日本唯一の「サイトM&Aアドバイザー®」
エベレディア株式会社 代表取締役会長

中島優太

著書に「超入門! サイトM&A1年目の教科書 -売却編-」。サイトM&A業界の不親切に疑問を持ち、2016年5月に親切丁寧に売買仲介する「サイトマ」を創業。取引累計額10億円以上、300件以上を直接対面で仲介(2021年12月時点)。NHKクローズアップ現代プラスに専門家としてコメント。2019年アメリカはシリコンバレーにて講演。新聞、ラジオ、ビジネス雑誌に多数掲載。

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