マッチングサイトの作り方とは?種類と気を付けるべきポイントまとめ
「最近マッチングサイトってよく聞くけど、どんなサイトなんだろう。」
「マッチングサイト作りに興味がある。けれど作り方がわからない。」
この記事をお読みいただいている方は、このような疑問を持っているのではないでしょうか?
新たなサイト運営のスタイルとして、マッチングサイトを調査検討している方もいるかもしれません。
ここでは、マッチングサイトとはどんなサイトなのか、マッチングサイトの種類などについて紹介します。
マッチングサイトの作り方の概要についても触れますので、自分で作ってみたい方もぜひご一読ください。
参考になりましたら幸いです。
目次
マッチングサイトとは?
まず初めにマッチングサイトと聞いて、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
近年流行中の、出会いの相手を探す恋愛・婚活サービスを想像する方もいらっしゃるでしょう。
それらもマッチングサイトの一種ではありますが、もちろんマッチングサイトはそれだけを指すのではありません。
マッチングサイトとは簡単に言い換えると、ニーズを持っている人や企業同士を結びつける役割を果たすサイトとなります。
婚活サービスでいえば、結婚したい人同士を結びつける役割を果たしていますよね。
違う例を挙げるならば、就職活動や転職活動をされたことがある方は、リクナビやマイナビを利用したことがあるはずです。
これらは「人材を採用したい企業」と「条件を満たす職場を探す求職者」を結びつける役割を持っていますよね。
リクナビやマイナビは、企業対個人のいわゆるBtoC型のマッチングサイトとしては代表的な例と言えるかもしれません。
また、今お読みいただいている当社サイトマも、まさにマッチングサイトの一つです。
こちらをご覧いただくと分かる通り、サイトマは「”サイトを買いたい”人や企業」と、「”サイトを売りたい”人や企業」をマッチングさせるプラットフォームです。
当社はサイトを売る方も買う方も、個人・法人問わず様々いらっしゃいます。
よって、先ほどの例のような「BtoC型」のようなはっきりとした区分はできませんが、ビジネス系マッチングサイトの一つであることは間違いありません。
なんとなくお気付きの方もいるかと思いますが、マッチングサイトはいくつかの種類に分けることができます。
役割や特徴は千差万別です。
が、大まかなカテゴリー分けについて、次項にて詳しく説明していきたいと思います。
マッチングサイトの種類
マッチングサイトとは、個人同士・企業同士のニーズを結びつけるものであることは説明した通りです。
さらに細かく分けると、先ほども軽く触れた「BtoB型」や「ビジネスマッチング型」など色んなタイプが存在します。
この区分方法も一つではありませんが、ここでは「マッチングサイトのマネタイズ方法」で区分してみたいと思います。
つまり、どうやって収益を上げているサイトなのか?で分けるということです。
マッチングサイトのマネタイズ方法は下記の四点です。
①仲介手数料型
②掲載料型
③広告収入型
④利用課金型
必ずしも各サイトが一つの方法で運営されているわけではなく、複合的に組み合わせて収益化している場合もあります。
それぞれの特徴について、詳しく解説します。
①仲介手数料型
マッチングサイトの中でも比較的よく見られるモデルの一つです。
副業をされたことがある方にはお馴染みの、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシング系サイトもこのモデルで運営されています。
特徴としては、利用者がマッチングサイトの機能の大部分を無料で使えるため、利用者を募りやすいというメリットがあることです。
対して、マネタイズのタイミングが遅くなりがちで、ある程度のボリュームがないと安定した収益に繋がりにくいデメリットがあります。
クラウドソーシングの例では、仕事を依頼する発注者は受注者への仮払いのタイミングでお金を支払います。
そしてその受注者が仕事を完了し、発注者から得た報酬のうちの一部を、マッチングサイトが仲介手数料として獲得するという流れです。
このように、プロダクト方式と言われる方法では、マッチングサイトにお金が入るのはフローの最後になることが多いです。
上記はあくまで一例ですが、ある程度のボリュームが見込めるビジネス向けのモデルといえるでしょう。
②掲載料型
掲載料型モデルは、その名の通り、マッチングサイト利用者が何かしらの情報を掲載すること自体にお金が発生するものです。
リクナビやマイナビといった転職系のマッチングサイトが掲載料型の代表例となります。
転職サイトで転職者側は基本的に全て無料で企業を検索したり、条件を変更して調べたりといったことが可能です。
一方、求職者を募集している企業側は、自社の情報を掲載するだけで料金が発生します。
言うまでもありませんが、この掲載料モデルのメリットは、仲介手数料型よりも安定した収益を期待できる点です。
しかし、「この掲載料を支払ってでも利用したい!」と思わせるだけの機能やサービスがなければ、このモデルは成り立ちません。
実績と固定ユーザー・リピート顧客がしっかりとついてきた段階で検討するべきモデルだと考えられます。
③広告収入型
一般的なアフィリエイトサイトと同じく、マッチングサイトでも広告収入を得ながら運営することも可能です。
とはいえアフィリエイトサイトと全く同じように、ASPからの広告だけを運用することは効果的な手段ではありません。
単純にアクセスを集めるだけであれば、一般的なアフィリエイトサイトに勝てる確率は非常に低いです。
マッチングサイトは、SEO記事やコンテンツをたくさん作るようなサイトではないからです。
よって、広告収入型マッチングサイトが成功するかどうかにおいては、純広告を獲得できるかにかかっていると言えるでしょう。
ニッチなジャンルで作成し、そのユーザーに刺さる純広告を獲得できるような運営方法が最適だと思います。
上記の掲載料型モデルと似通う部分はありますが、比較的運営初期でも手をつけらやすいモデルです。
④利用課金型
こちらは単体で運営されることよりも、オプションとして用いられることが多いモデルの一つです。
ジャンルや種類を問わず、あらゆるマッチングサイトで幅広く用いられています。
利用課金型は、無料会員や通常料金で利用しているユーザーに、+α的な機能やサービスを提供するタイプのものです。
例を上げるのであれば、月額1,000円で利用できる恋愛・婚活系のマッチングサイトがあったとします。
その中で100円を追加で課金すれば、気になる相手に特別なメッセージを1通送ることができる、といったものです。
既存顧客からの収益を増加させる、いわゆるアップセル・クロスセルのような運営方法に最適のモデルとなります。
マッチングサイトの作り方
では実際にマッチングサイトを作りたい、となった際にどのような手段をとるべきでしょうか。
どのようなマッチングサイトを作りたいのかによって当然異なりますが、一般的には次の二つのどちらかになるはずです。
・制作会社に依頼し、サイトを構築してもらう。
・WordPressで自ら作成する。
サイト内で決済を行ったり、複雑な利用者確認を行ったりといった、特別な機能を付与したい場合はプロに任せるのがおすすめです。
既になんらかのテストを実施し、マッチングサイトに利用者・ユーザーが集まることが確信できているのであれば、制作会社に頼りましょう。
ですが、基本的に特別な機能は不要で、とにかく形だけ作って試したいという方であれば、自分でも作ることは可能です。
【関連記事】ブログの始め方はどうするのがベスト?ブログ運営のメリットとは
上記の記事も参考にしていただきながら、まずはWordPressでサイトを構築しましょう。
そして、まずは下記のプラグインを利用してトライ&テストをしてみることをおすすめします。
Ultimate Member
Advanced Custom Fields
Ultimate Memberはユーザー会員登録機能をサイトに実装できるプラグインです。
それぞれの属性に合わせたアクセス制御や、ユーザー権限などを細かくアレンジすることができます。
Advanced Custom Fieldsは、コンテンツの編集機能を追加するプラグインです。
商品やサービスの画像・説明テキストなどの情報を編集しやすくすることができます。
これらのプラグインを活用しつつ、機能やデザインなどに不満を感じたてきたら、有料のテーマを導入してみてもいいかもしれません。
「WordPressテーマ マッチングサイト」などで検索していただければ、たくさんの種類がでてきます。
作成するマッチングサイトに合わせて、選択してみてください。
それでも不満が解消されなければ、制作会社に依頼するという流れでも全く問題はないかと思います。
まずは、小さくコンパクトにテストしてみましょう。
マッチングサイトを始める際に気を付けること
マッチングサイトは、一般的なアフィリエイトサイトとは少し異なる発想を持って運営していく必要があります。
アフィリエイトサイトであれば、GoogleアドセンスやASPアフィリエイト広告という二大マネタイズ方法がありますが、マッチングサイトには数多くのマネタイズ方法が存在するためです。
あなたが作るマッチングサイトがどのモデルに向いているのか、しっかりと戦略的に見極めておくことが重要になるでしょう。
特に、上記の掲載料モデルは安定して大きな収益を得ることができる、非常に魅力的なモデルに映ったと思います。
しかし、実績なし・知名度なし・固定ユーザーもついていないという状況ではかなり難易度が高いマネタイズ方法です。
実績や知名度があっても、ある程度オフラインでの営業と交渉が必須になってくるかもしれません。
まずは様々な工夫を凝らして、マッチングサイトを利用するユーザーを集めることから始めるべきです。
その後、広告収入や仲介手数料収入などを積み重ねつつ、最適なモデルを探し当てるといいでしょう。
一般的なアフィリエイトサイトよりも、マネタイズに対するアンテナは敏感に張っておくべきであることを忘れずに運営しましょう。
まとめ:自サイトに最適なマネタイズ方法の見極めが重要。
今回は、アフィリエイトサイトとは毛色が異なる、マッチングサイトについて紹介してきました。
様々なマネタイズ方法があり、どれも難易度は低いとは言えませんが、うまく収益化できれば非常に優秀なビジネスとなります。
通常のブログやサイトと同じく、形を作って試すこと自体のハードルはそこまで高くありません。
今回の記事を参考に、まずは小規模から試してみてみてはいかがでしょうか。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。