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クックパッドの「ウミーベ」買収から見るサイト売買

クックパッドのウミーベ買収ニュースが世間を騒がせています。

出典元:クックパッドが釣り情報サイト「ウミーベ」買収ーCEOは「32歳の元音楽家」

買収という名の資金調達

買収という名の資金調達

買収でウミーベがクックパッドの傘下に入ったように見えますが、見方を変えるとウミーベがクックパッドからの資金調達に成功したとも捉えられます。

ウミーベは今までにも、2014年の創業以降、累計1億円の資金調達に成功しているそうです。

サイト売買の場合であれば、新規事業の運転資金の調達のために、サイト売却をする方もいますが、この場合は自分の手元からサイトが離れるため、資金調達後に運営は継続できません。

しかし、ウミーベの場合は、ウミーベの渡辺元CEO自らもクックパッドに入社し、会社に属して、引続きウミーベの運営を継続します。

本来、その事業を一番よく知っている人間が運営することがサイト運営には重要なので、クックパッドにとっても良い形での買収(子会社化)でしょう。

欲しいのはサイト開発者

欲しいのはサイト開発者

今回、クックパッドがウミーベに注目したきっかけが、月間200万回以上閲覧される「ツリホウ」という情報サイトを、わずか4日間で作り上げたことです。

この渡辺元CEOの手腕を評価して、今回の買収に至ったと報じられています。

このことから言えることは、「何のサイトを運営するかではなく、誰がそのサイトを運営するか」という視点です。

きっと、このサイトの作成に半年掛かっていたとしたら、今回の買収の話はなかったかもしれません。

わずか4日でサイトを作り上げることができる人なら、全く別の事業でもその手腕を横展開し、会社の成長のスピードアップとなるはず、という評価が少なからずあるはずでしょう。

サイトも事業も買収後が重要

サイトも事業も買収後が重要

サイト売買も同じで、たくさんあるトレンドサイトの中でも、運営者によって売上や閲覧数が全くもって違います。

トレンドサイトなので、取り扱うネタやコンテンツは同じです。ネット上に公開されている情報量も同じです。言わば、スポーツで例えると、同じルールなはずです。

違いは、検索力や予知力、先見の目や、SEOの知識など、運営者が培ってきた経験やセンスによるものが大きな差別化を生みます。

運営者は監督のような存在です。

サイト売買では、譲渡物の一つとして、運営者による運営アニュアルが用意されることが多いですが、まさに成果を上げてきた監督のノウハウを知れることほど、買収者にとってありがたいことはないと思います。

買収は、買収後のサイトや売上の発展の見込みがあるから買収します。

もし、あなたがサイト買収を検討している場合、そのサイトのマニュアルの有無や、買収後のサポートの有無は一つの基準にしても良いかもしれません。

本当のサイト買収の価値は、ウミーベのようなビジネスごと、人材ごとの事業譲渡にあるはずです。
 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

ご参考にしていただければ幸いです。

エベレディア株式会社 代表取締役会長 中島優太

日本唯一の「サイトM&Aアドバイザー®」
エベレディア株式会社 代表取締役会長

中島優太

著書に「超入門! サイトM&A1年目の教科書 -売却編-」。サイトM&A業界の不親切に疑問を持ち、2016年5月に親切丁寧に売買仲介する「サイトマ」を創業。取引累計額10億円以上、300件以上を直接対面で仲介(2021年12月時点)。NHKクローズアップ現代プラスに専門家としてコメント。2019年アメリカはシリコンバレーにて講演。新聞、ラジオ、ビジネス雑誌に多数掲載。

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