検索ボリュームの調べ方完全ガイド。無料・有料ツールの特徴を徹底解説
ブログやWebサイトの記事作成において、「どんなキーワードで書けばアクセスが増えるのか?」という課題は、誰もが直面するものだと思います。
その際に重要な指標となるのが「検索ボリューム」です。
これは、特定のキーワードがどれくらい検索されているかを示す数値で、コンテンツ戦略を立てる上で欠かせない情報となります。
今回は、この検索ボリュームの調べ方について、無料・有料それぞれのツールの特徴や、実際の活用方法まで詳しく解説していきます。
SEO対策やコンテンツマーケティングに取り組まれている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
目次
検索ボリュームの調べ方
検索ボリュームを調査するためのツールは、大きく分けて無料ツールと有料ツールが存在します。
それぞれのツールには特徴があり、用途や予算に応じて使い分けることが重要です。
まずは代表的なツールについて、その特徴と使い方を見ていきましょう。
キーワードプランナー
Googleが提供している無料ツールの代表格が、このキーワードプランナーです。
Google広告のアカウントを作成することで利用可能で、以下のような特徴があります。
・Googleの公式ツールであり、信頼性が高い。
・基本的な機能は無料で利用可能。
・関連キーワードの提案機能が充実。
・月間検索ボリュームの概算値を確認可能。
ただし、広告出稿をしていない場合、検索ボリュームは範囲での表示となるため、正確な数値は把握しづらい点に注意が必要です。
まずはお試し感覚で情報を得たい場合は、こちらからトライしてみてもいいでしょう。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
Ubersuggestは、NeilPatelが提供する人気ツールで、以下のような特徴があります。
・無料版でも一定の機能が利用可能。
・シンプルで使いやすいインターフェース。
・キーワードの難易度も確認可能。
・競合サイトの分析機能も搭載。
無料版では1日の検索回数に制限がありますが、基本的な調査であれば十分に活用できます。
有料版ではさらに詳細なデータや、より多くの検索が可能になります。
1サイトで利用する場合のパーソナルプランであれば、2,999円/月で利用可能です。
ahrefs(エイチレフス)
ahrefsは、SEO分析ツールの定番として知られる有料ツールです。
主な特徴は以下の通りです。
・詳細な検索ボリュームデータを提供。
・世界各国の検索データに対応。
・キーワードの難易度を数値化して表示。
・競合分析機能が非常に充実。
・過去のトレンド推移も確認可能。
価格は19,900円/月〜と比較的高めですが、提供されるデータの質と量は他のツールと比べても群を抜いています。
ある程度サイトも育ってきた段階で、より大きな成果を目指す方にはお勧めのツールです。
aramakijake(アラマキジャケ)
aramakijakeは、日本のSEO市場に特化した無料ツールです。
特徴については、下記の通りです。
・日本語キーワードに特化。
・リアルタイムの検索傾向を把握可能。
・関連キーワードの提案が充実。
・シンプルで分かりやすい操作性。
完全無料で利用できる反面、詳細なボリューム数値は表示されず、相対的な人気度を確認する形となります。
アカウント作成やログインなどの手間が必要ないため、スピード重視で健策ボリュームの概算のみを確認したいときに便利なツールです。
キーワードファインダー
キーワードファインダーは、多彩な機能が活用できる有料ツールです。
以下のような特徴があります。
・直感的な操作性。
・複数の検索エンジンのデータを統合。
・キーワードの難易度スコアを表示。
・関連キーワードの提案機能も搭載。
効果的なキーワードを自動取得する機能があったり、競合サイト最大7社まで登録ができ、順位推移の比較ができるなど、かなりの情報を得られるツールになります。
3サイト登録可能なスタンダードプランで50,000円/月と高額ですが、複数のサイトを運営されている方にはかなり有用なツールだと思います。
検索ボリュームを活用したキーワード選定方法
上記のようなツールで取得した検索ボリュームデータを効果的に活用するために、以下のようなポイントを意識しましょう。
1.検索意図の把握
単に検索ボリュームが大きいキーワードを狙うのではなく、ユーザーがそのキーワードで何を知りたいのかを考えることが重要です。
検索意図に合ったコンテンツを提供することで、より効果的なアプローチが可能になります。
2.競合度の確認
当然のことですが、検索ボリュームが大きいキーワードは、一般的に競合も激しくなります。
キーワードの難易度スコアなども参考にしながら、自社のサイト力に見合ったキーワードを選定してください。
大手の競合サイトがある場合は、全く同じキーワードで勝負するのではなく、異なる視点でアプローチするなど、工夫しながら対応しましょう。
3.長期的なトレンド分析
季節性のあるキーワードや、一時的なトレンドによる影響を見極めるために、過去からの推移を確認することも大切です。
適切にキーワードを選定することは、一つ一つの作業自体は難しくないはずです。
ですが、やはり「これさえやっておけばいい」という王道は存在せず、継続的に取り組んでいくことで少しずつわかってくるものだと思います。
短期間で成果を出そうとせず、粘り強く取り組むことが何よりも重要といえるかもしれません。
まとめ
検索ボリュームの調査は、効果的なコンテンツ戦略を立てる上で重要な要素となります。
ただし、検索ボリュームの数値だけを追い続けるのでなく、検索意図と潜在的なニーズの分析や、競合状況の把握を行ってこそ意味があるものです。
特に運営開始直後のサイトにおいては、リソースもドメインパワーも十分ではないことが多いため、冷静に自分がどんな状況なのかを見極めることも必要になるでしょう。
まずは無料ツールから始めて、必要に応じて有料ツールの導入を検討するという段階的なアプローチがおすすめです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。