サイト売買で買収する際に気をつける4つの視点〜そのほか(システム、アクセス、外部リンクに目を向ける)〜
※記事が長くなりましたので、その他については別ページで解説しております。
>>3、ライバルサイトを自分のものにする
今回は、サイト買収における「そのほか(システム、アクセス、外部リンクに目を向ける)」について、解説していきます。
あまり多くない購入例です
上記1〜3でのサイト買収がもっとも多い理由です。しかし、稀にこういったことで購入されていく方も多いです。
もしもサイトを買収する際は、下記の事例での買取を検討してもいいかもしれません。
それでは、1つずつみていきましょう。
1、システムに目を向ける
売上がまったくない、アクセスもほとんどない。しかし、サイトのシステムはしっかり作り込んである。
こういったサイトであれば、0からエンジニアに設計してもらうよりも、はるかに安くそのシステムを手に入れることができます。
例えば、出会い系サイトが販売されていたとします。
一見すると、男女マッチングサイトですが、システムに目を向けると「A属性のユーザーと、B属性のユーザーをサイト内でやりとりさせ、課金もできる」ものが完備
されていることになります。
ですから、買い取った後に、「フリーランスマッチングサイト」「ベビーシッターマッチングサイト」「弁護士マッチングサイト」などに、内容を変化させて運用すればいいのです。
実際、フリーランスマッチングサイトで言えば、ランサーズやクラウドワークス。
弁護士マッチングサイトであれば、弁護士ドットコムがあります。
(クラウドワークス、弁護士ドットコムは上場をしていますよね。)
当たるかもわからないうちから、サイトを作りこんでしまうと、多額の費用だけかかります。
もっとも重要なマーケティングに資金を当てられないかもしれません。
それでは本末転倒ですが、格安でシステムだけを手に入れておけば、利益が上がった後でいくらでも思いとおりのリニューアルが可能です。
まずはテスト。と割り切って購入することをオススメします。
またデメリットとしては、ドメインが指定されてしまっているということです。
上記の例でいいますと、「danzyo-deai.〇〇」というようなドメインですと、さすがに弁護士マッチングサイトはむずかしいかもしれません。
これだけは、後から変更ができませんので注意が必要です。
2、アクセスに目を向ける
比較的、濃いアクセスがある場合、ファンがたくさんいることになります。
そのファンたちを、自分のサイトに流入させるためだけに、サイトを購入される方もいます。
なんとなくジャンルが似ている、という理由だけでも購入されます。
実際、アクセスは流せますし、親和性の高いビジネスであれば、下手に広告を出すより確実です。
とくに濃いアクセスは、良質なコンテンツが入っているサイトに顕著に見られます。
自社でコンテンツサイト製作が得意でない場合は、効果を発揮することがあります。
3、外部リンクに目を向ける
例えば、「neverまとめ」のように、リンクをまとめてつけることができるようなサイトが販売されることがあります。
過度にやり過ぎると、ブラックハットSEOになりますが、割り切って実施できる事業主の方にはオススメです。
こういった、外部リンクだけをメインに購入する例は、稀ですがあります。
ただし、非常に限られた方が買われていかれますので、売却も販売も時間がかかることが多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いわゆるお宝サイトとは、こういった例に埋もれています。
とくにシステムに関しては、ドメインさえ問題なければ、新規事業や既存事業との相乗効果が期待できます。
コストをかけずに事業を立ち上げることも、優秀な経営判断だと言えます。
重要なのは、サイトを見てすぐにNGを出すのではなく、「これを買ったら、どう活かせるか?」と考えることです。
意外と活用方法は見つかるものです。知らないうちにチャンスを逃すことほど、もったいないことはありません。
ぜひとも、じっくりと検討してしてみてください。
ご覧いただき、ありがとうございました。
>>1、資産として運用していきたい