Canvaの使い方完全ガイド。初心者でも簡単なデザイン作成の基礎知識
SNSやブログを運営していると、ロゴやアイキャッチなど、様々なグラフィック素材が必要になります。
そんなシーンにおいて、手軽に高品質なグラフィックを作成できるツールとして、「Canva(キャンバ)」が有名です。
ここでは、ビジネスシーンでも幅広く利用されているCanvaの使い方から応用テクニックまで、実践的な内容を解説していきます。
オリジナル画像制作にお困りの方や、これからCanvaを使い始めようと考えている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
目次
Canvaとは
Canvaは、オーストラリア発のオンラインデザインツールです。
豊富なテンプレートと直感的な操作性で、デザインの知識がない方でも、手軽にプロフェッショナルな成果物が作れます。
プレゼン資料やSNS投稿用の画像、ブログのアイキャッチ、チラシやポスターなど、様々な用途に対応したテンプレートが用意されています。
また、それらをダウンロードして使用するだけでなく、自由にカスタマイズすることも可能です。
チームでの共同編集機能も備えているので、ビジネスでの活用にも最適のツールとなるでしょう。
Canvaの特徴やメリット
上記の通り、個人・法人問わずCanvaは非常に有用なツールの一つです。
代表的な特徴やメリットとしては下記の通りです。
・テンプレートが非常に豊富
Canvaには、数万種類以上のプロフェッショナルなテンプレートが用意されています。
SNSの投稿サイズに最適化されたものや、ビジネス文書用のものまで幅広く揃っています。
日本語対応のテンプレートも充実しているため、語学力に不安を感じる方でもすぐに活用できます。
・直感的に操作可能
ドラッグ&ドロップでの編集が基本となっており、初心者でも簡単に操作できます。
レイヤー管理(デザインの要素を細かく分け、貼り合わせること)も自動で行われるため、複雑な操作を覚える必要がありません。
特別なスキルや知識がなくても、画像の加工や編集がシンプルな操作で実現できます。
・素材ライブラリが充実している
写真、イラスト、アイコン、フォントなど、豊富な素材が無料で利用可能です。
詳しくは後述しますが、有料プランではさらに多くの素材を利用できます。
もちろん、スマホなどで撮影した画像など、オリジナルの素材をアップロードして使用することも可能です。
Canvaの料金プラン
上でも軽く触れた通り、Canvaは無料でもかなり柔軟に活用できますが、有料プランも用意されています。
Canvaの料金プランとできることの概要は下記の通りです。
・無料プラン
基本的な機能と素材が利用可能です。
個人での利用には十分な機能が揃っています。
容量制限はあるものの、5GB分のクラウドストレージが利用できます。
個人での一般的な利用であれば、まず間違いなく足りなくなることはないでしょう。
・Pro(プロ)プラン
利用者一人あたり、11,800円/年で利用できるプランです。
テンプレートや素材は無制限となっており、すべての素材にアクセス可能です。
1TBのクラウドストレージが付属し、AIツールやワンクリックでの背景の削除など、様々な面で利便性が高いのが特徴です。
・Teams(チーム)プラン
利用者一人あたり、15,000円/年で利用できるプランです。
リアルタイムで共同で編集作業ができるなどといった、複数メンバーでの利用を想定した機能が多く含まれています。
チームでのコラボレーション機能が充実しているので、企業でフル活用したいという場合に最適のプランです。
Canvaの登録方法
続いて、実際にCanvaの利用を開始するための手順について紹介します。
まずはこちらのリンクより、メールアドレスまたはGoogleアカウントでCanvaにログインしましょう。
基本情報を入力し、利用目的を選択します。
一旦無料プランから利用してみることをおすすめしますが、希望があればこの段階で必要に応じてアップグレードできます。
ユーザー名やプロフィール画像、使用言語や地域の設定を行います。
この辺りは後から変更も効くため、仮のものでもOKです。
チーム利用の場合は、メンバーの招待も可能です。
編集画面の見方
Canvaの編集画面は、シンプルながら必要な機能が整理されて配置されています。
・サイドメニュー
上記、左側のメニューからテンプレートや素材を検索できます。
カテゴリー別に整理されているので、目的の素材を素早く見つけられると思います。
アップロード済みの素材も一覧で確認できますし、過去の制作物はプロジェクト欄から選択できます。
・編集エリア
上記、赤枠内の中央の大きなスペースが実際の編集エリアです。(ここではお知らせと書かれたテンプレートを使用しています)
ページのサイズや向きを確認しながら作業できます。
編集エリアをクリックすると、コメントの入力も可能ですし、複数ページの作成・管理も可能です。
・ツールバー
上部には、フォントの変更や色の調整などの基本的なツールが並んでいます。
画像のフィルターやエフェクトなども簡単に適用できます。
操作の取り消しややり直しもワンクリックで可能です。
Canvaの基本操作
続いて、Canvaの基本的な操作方法について解説します。
・素材の配置と編集
テンプレートや素材はドラッグ&ドロップで配置します。
サイズの変更は、パワーポイントやエクセルなどと同様に角をドラッグするだけです。
回転や位置調整も直感的に行えますので、そこまで難しい作業ではないでしょう。
・テキストの編集
テキストボックスをダブルクリックで文字を編集できます。
フォントやサイズ、色の変更も簡単です。
文字間隔や行間の調整も可能です。
・画像の加工
画像のトリミングや透明度の調整が可能です。
フィルターやエフェクトを適用できます。
Pro版では背景の自動削除も可能です。
Canvaの便利な機能
Canvaには、作業効率を上げる便利な機能が多数搭載されています。
・動画作成機能
Canvaのテンプレートの中には、Instagram用動画素材、ストーリー用素材などに特化したものも用意されています。
SNS投稿も併せて行っている方であれば、最適の動画コンテンツが作成できます。
テンプレートに従って作業していけば簡単に動画が作れるため、ぜひ活用するといいでしょう。
・ブランドキット
Pro版限定になりますが、ロゴやカラーパレットを保存できるブランドキット機能というものがあります。
フォントの組み合わせも登録可能なため、多種多様な画像を制作する場合は、活用すると非常に効率よく作業できます。
チーム内での統一感のあるデザイン作成に役立ちますので、企業利用する場合はProプランの導入も検討してみてください。
ブログサイトでのCanvaの活用方法
ジャンルを問わず、ブログ運営を行っている以上は、何らかの画像やデザインというものは不可欠になってきます。
中でも、まずはアイキャッチ画像の作成から取り組んでみるのがいいかもしれません。
Canvaを利用すると、記事のイメージに合わせたアイキャッチを簡単に作成できます。
ロゴやプロフィール画像なども合わせると、デザインに統一感を持たせることもやりやすいです。
サイズの一括変更も可能で、効率的にブログの品質を高めていけるでしょう。
また、データや情報を視覚的に表現するという作業も行いやすいので、分かりやすい図解やチャートを作成できます。
記事の理解度を高めるためのビジュアル作りは工夫次第でいくらでも可能なので、少しずつ使いこなしていくといいでしょう。
Canvaを利用するうえでの注意点
ここまでCanvaの登録方法から使い方までをご紹介しました。
一方で、念のため著作権や商標登録への配慮については、念のため注意しておきましょう。
素材を利用する上で、まずは一度利用規約を必ず確認することを徹底してください。
原則、Canvaでデザインしたものを商用利用すること自体は問題ありませんが、用意されている素材のなかには、特定のブランド名や商標が含まれている場合があります。
これらは著作権や商標権などのトラブルになりかねないため、都度しっかりと確認してください。
無加工のまま素材を販売することや、Canvaで制作したデザインの商標登録も禁止されていますのでご注意ください。
まとめ
Canvaは、デザインの専門知識がなくても、高品質なビジュアルコンテンツを作成できる優れたツールです。
基本的な機能は無料で利用でき、操作も直感的なため、初心者でも始めやすい点が特徴です。
ただし、著作権などの利用規約には十分に注意しましょう。
課金を行わなくても十分な機能が一通り揃っているので、まずは無料版から始めてみるといいと思います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。