お客様へ

サイト売買でグーグルアナリティクスアカウントを譲渡する方法

お世話になっております。

サイトマ事務局です。

 

「グーグルアナリティクスアカウントの譲渡ってどうやるの?」

という声が多かったため、本記事で解説させていただきます。

 

サイト売買では、サイトに付随する資産を全て譲渡することが原則(契約書で記載されているはずです)のため、過去データも譲渡対象になります。

 

会社のM&Aで言えば、過去の業績資料や、営業に関する資料、人事に関する情報など、当然のごとく買収先の資産になります。

 

サイト売買でも、同じです。これまでのデータは譲渡するべきです。アナリティクスデータも同様です。

 

作業としては、3分ほどで終了します。ぜひ、進めてみてください。

 

ただし、2022年4月現在、2つの方法が存在します。

 

1、1つのアナリティクスアカウントに1つのプロパティ(譲渡するサイト)がある場合

2、1つのアナリティクスアカウントに複数のプロパティ(譲渡するサイト、譲渡しないサイトが混在)がある場合

 

譲渡する際、どちらに該当するかで方法が変わります。該当する方を選択し作業をしてください。

 

(コラム作成当時より、グーグルが仕様を変更している可能性もあります。その場合は、公式サイトなどでご確認いただくよう、ご了承願います。)

Googleアナリティクスの権限について

Googleアナリティクスは、「アカウント」、「プロパティ」、「ビュー」からなる3つの階層に分かれています。

それぞれの階層を表現すると、下記の通りになります。

・アカウント

その名の通り最も上位の概念です。

Googleアナリティクスを使用する際には必ずアカウントが必要になります。

1つのアカウントに対し複数のプロパティを設定することも可能です。

・プロパティ

プロパティはアカウントの一つ下の概念となります。

1つのプロパティが1つのWebサイトに対応します。

そのため、サイト売買においてはこちらのプロパティの権限を譲渡することで、譲渡するサイトだけのデータの受け渡しが可能になるということです。

原則サイト売買におけるアナリティクスデータの移管は、プロパティの設定変更にて行います。

・ビュー

プロパティのデータを定められた条件で表示する、最も下位の概念です。

1つのプロパティに対して複数のビューを設定することができます

それぞれ、より詳しく知りたい方はアナリティクスヘルプページをご参照ください。

Googleアナリティクスの権限付与の際に用意するもの

アナリティクス権限付与の際、権限を付与される(サイトを譲渡される)方のメールアドレスが必要になります。

普段GoogleアカウントにログインしているメールアドレスでもOKです。

新規にサイト運営用にメールアドレスを用意される方は、もちろんそちらでも構いません。

その他にGoogleアナリティクスの権限を譲渡する際に、特に用意するものはございません。

Googleアナリティクスの権限付与の手順

1、1つのアナリティクスアカウントに1つのプロパティ(譲渡するサイト)がある場合

サイト売買でアナリティクスを譲渡する1

 

おおよそのステップは以下のとおりです。

1、売却したサイトのアナリティクスに買主様を追加する

2、買主様から閲覧できたと確認をとる

3、自分がアナリティクスから抜ける

順番に解説していきます。

1、売却したサイトのアナリティクスに買収者様を追加する

アナリティクスにログインして、売却したサイトのアカウントをクリックします。

ここで左下にある管理をクリックします。

 

ここで一番左の列にあるアカウントの「ユーザー管理」をクリックします。

 

次に、右上の「ユーザーを追加」をクリックします。

以下の手順で進めます。

①買主様のメールアドレスを入力します。

②「新規ユーザーにメールで通知する」のチェックは入れたままにします。

③全ての権限にチェックを入れます。

④最後に、「追加」をクリックします。

2、買主様から閲覧できたと確認をとる

追加した買主様のメールにこのような通知がありますので、確認していただきます。

 

買主様がログインができたら次に進みます。

3、自分がアナリティクスから抜ける

オーナー権限の譲渡が完了したら、買い手様の確認をとって、売主様が管理者から抜けることで、完了となります。

 

(※削除すると、サイト情報は一切閲覧できなくなりますので、サポート期間中は抜けずにログインできる状態でいる場合など、買主様とどのタイミングで抜けるかはご相談ください。)

 

再び、アナリティクスにログインし、アカウントの「ユーザー管理」をクリックします。

すると自分と買主様のアドレスが登録されています。

最後に、自分のアドレスの横の設定をクリックして、自分を削除します。

これでアカウントを共有し、自分が抜けることでアナリティクスアカウントが譲渡できます。

 

 

2、1つのアナリティクスアカウントに複数のプロパティ(譲渡するサイト、譲渡しないサイトが混在)がある場合

 

一つのアカウントに複数のアカウントが紐づいている場合の譲渡方法が変更になっております。

 

まず、譲渡(移行)できる前提として、移行元と移行先の両方の管理権限のGoogleアカウントでログインしている必要があります。

 

ただし、売主様と買主様の場合、両方の管理権限を持っていないことがほとんどです。

 

よって、以下のステップであれば、譲渡が可能となります。

 

1、売却したサイトのアナリティクスに新規アナリティクスアカウントを作成する

2、該当するプロパティだけ新規作成したアナリティクスアカウントに移行する

3、この新規作成したアナリティクスアカウントごと譲渡する

 

順番に解説していきます。

 

1、売却したサイトのアナリティクスに新規アナリティクスアカウント を作成する

1、売却したサイトのアナリティクスに新規アナリティクスアカウント を作成する

新規アナリティクスアカウントの作成方法は、公式サイトを参考に下さい。

 

※こちらの「アカウント名、ウェブサイトの名前、アプリの名前、業種」などは、売主様で任意に作成ください。

2、該当するプロパティだけ新規作成したアナリティクスアカウントに移行する

(これで、1つのアナリティクスアカウントに1つのプロパティがある状態になります。)

2、該当するプロパティだけ新規作成したアナリティクスアカウントに移行する

 

プロパティの移行については、公式サイトを参照下さい。

 

※「7.権限設定を選択します」では、下の「既存のプロパティ権限と閲覧権限の移行先をアカウントの権限に置き換えます。〜」を選択ください。

 

3、この新規作成したアナリティクスアカウントごと譲渡する

3、この新規作成したアナリティクスアカウントごと譲渡する

 

アカウント譲渡方法に関しては、これで、上記「1つのアナリティクスアカウントに1つのプロパティ(譲渡するサイト)がある場合」の状態となります。

まとめ

サイト売買における、Googleアナリティクスの譲渡方法について解説しました。

手順さえわかっていれば、そこまで複雑な作業は必要ないと思います。

もし万が一不明点がございましたら、お気軽に担当者にお問い合わせくださいませ。

宜しくお願い申し上げます。

 

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