サイト売却専門「サイトマ」の堀池です。

 

営業の仕事をしていた時

成約になると、申込金の領収書を経理の方にお願いしにいく

というフローがありました。

 

いつも申込金を持って行くと

見るからに高そうなペンに持ち替えて

わざわざ領収書を書いてくれる経理の方がいました。

ペンに込めた想い

最初はなんでだろう?としか思わなかったのですが

ある日気になって聞いてみたところ、想像を超える回答でした。

 

それは

 

「接客をしない私にとってのお客さんは営業の皆さんです。

せめてもの尊敬を込めて、良いペンで書かせてもらってます。」と。

 

、、、度肝を抜かれました。

 

「やったー!成約しましたーー!」

なんて、呑気に事務所に戻ってきた私に

こんなにも真摯に向き合ってくださってたんだと。

 

知らなかったことに、ただただ恥ずかしくなりました。

 

それ以降、「領収書よろしくお願いします!」と

申込金を両手で差し出すようになったこと

そして、この人のためにも成約しようと

なお一層気合いが入ったことは言うまでもありません。

社長が接客すべき相手は、従業員

私がいたのは、営業色の大変強いウェディングの会社でした。

(ウェディングはどこもそうですが、、)

 

ご存知の通り、婚礼の成約1組で何百万円という売上が決まります。

 

多い日は週末1日で3組接客していたので

私一人の接客で簡単に1,000万円を超える売上が立ちます。

 

逆を言うと、1組も成約にならなければ

そのプレッシャーは半端ないものです。

 

非成約が続いてた頃、あまりにも申し訳なさすぎて

社長に直接謝ったことがあります。

 

その時の社長の言葉が、今だに忘れられないのですが

 

「今の悔しい気持ちと、俺に申し訳ないと思う気持ちを

全部目の前のお客さんにだけ向けてこい。

決して、成約を取ろうとするな。

それで成果が出なくても、

お前の評価が変わることは1mmもない。

思い切って行ってこい!」と。

 

しかも、心に刺さる“1mm”のジェスチャー付きです。

 

それ以降、何かが吹っ切れ、

社内ギネスの成約数を叩くほどに、化けたことを覚えています。

 

今なら、わかります。

 

あの時、社長は完全に私の心の成約を取りにきてたんだな、と。

 

社長にとって、本当のお客さんは取引先でもなく

自分の代わりとなって会社を大きくする従業員だからこそ

私のモチベーションが一番上がる言葉と態度を見抜いて

私を接客していたのだ、と。

あなたにとってのお客様は?

あなたが経営者であれば、一番気を遣うべきお客様は誰でしょうか。

 

あなたが会社員であれば、優先すべきお客様は誰でしょうか。

 

立場が違えば、正解は変化するものだと思います。

 

その中で、ただただ、自分がすべき役割を全うする。

 

気持ちを込めて、領収書を書く。

 

来館してくれた感謝を持って、接客する。

 

目の前の人に向かって、無心に

ただ伝える、ただメールする、ただ会話を楽しむ。

 

サイト売買は、問い合わせから譲渡完了まで

お会いすることがほぼありません。

 

問い合わせのメール一通の

一期一会で終わることもあります。

 

サイトマにご縁あって繋がった方とは

ただただ誠実にお付き合いしていきたいなと感じています。

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

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