サイト売却専門「サイトマ」の堀池です。
個人情報漏洩に26億円の制裁金
5月25日、EU(欧州連合)で『GDPR(一般データ保護規則General Data Protection Regulation)』が施行されました。
これは、企業が個人情報を漏洩した時に、企業の世界売上の4%、
もしくは、最大2,000万ユーロ(約26億円)のいずれか高い方を払うという
日本では考えられない制裁金制度です。
お詫びメールほどの対応で終わる日本と、意識格差があらわに出てますよね。
ビル・ゲイツの極秘結婚式
逆に、個人情報の漏洩でしかないシチュエーションって、結婚式だと思うんです。
日本では、今までひた隠しにしてきた関係や思い出を
ある意味、結婚式で暴露する風潮があると感じています。
しかもそれは、時には生い立ちムービーやアルバムになり
わかりやすく参列者に披露されるほどです。
一方のアメリカでは、極端な真逆な例でいうと、
ビル・ゲイツの島を貸し切った極秘結婚式が有名ですよね。
ハワイのとある島のホテルで、極秘結婚式を行うにあたり
・島の住民4,000人以上を雇用し、マスコミ対策の警備や自宅待機にあてた
・ホテルを全室貸し切り、自分たちのゲスト以外が来れないようにした
・島に入る全てのフェリーとヘリコプターをチャーターし、誰も近寄れないようにした
などなど、すごい徹底ぶりだったそうです。
もちろんビルゲイツだからこそ、できたことなのかもしれませんが
プライバシー保護レベルの違いに、衝撃を受けたことを覚えています。
しかも、島の住人を雇用するというアイデア、斬新ですよね。
雇用されたら、従うしかないですし、きっと従いたいと思わせる雇用条件だったのかと想像させられます。
SNS出産報告に潜むリスク!?
日本では、子供の出産報告に、SNSでの投稿がよく使われています。
よく見るのが、例えば「●月●日、●時●分、元気な女の子が産まれました!」の報告。
実はこの、「●月●日、●時●分」、って立派な個人情報ってご存知ですか?
西洋占星術(ホロスコープ占いなど)の世界では、この出生時間がかなり重要になるため
生まれたばかりの子供の運勢をバラしてしまっているようなものになるそうです。
ホロスコープとは、ざっくりいうと、
未来こうなるかもしれない性格、相性、運命の統計学占いです。
ちなみに私は、4年ほど前に「2018年はネット関係の仕事してる。」と言われてました。
当時はそんなことないない!って聞き流してましたけど
現実になった自分に運命に、もはや感謝しかありません。
人生のタイミングごとで、必要な広告のアプローチがあれば
運命だと信じて動いてしまうのもおかしくないと感じますし
実際そういう占い系の広告を目にします。
マーケティングオートメーションを超えた、一生追われる広告か仕組みに
出生時間を知られた子供たちは狙われてるんじゃないかと、密かに心配しています。
M&Aは、秘密保持に始まり秘密保持に終わる
サイトM&Aの取引は、個人情報に溢れてます。
むしろ、個人情報でしかないほどです。
サイトを売主様から預かって売却するということは、信頼を預けていただいたも同然です。
検討有無の返事もないことが続く買収検討の方は
サイト情報を抜き取っていると判断して、お取引をお断りしています。
問い合わせの名前が全部ひらがなだったりする人も信用していませんし
そもそも、そのような方を売主様に紹介するつもりはありません。
それくらい、サイト売買って、信用の取引でしかないと感じています。
どの立場であれ、問われているは個人の信用ですよね。
「あなたは私の秘密が守れますか?」と、試されているような問い合わせばかりです。
M&Aは秘密保持に始まり秘密保持に終わるといいますが、本当にそう感じています。
だからこそ、一緒に秘密を共有している方々と、気持ち良いお取引をしていきたいと常に思っています。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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※行き違いで買収されてしまっていたら申し訳ありません。
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